KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

復活(仮)

今まで風邪を引こうが旅に出ようが更新を続けていたブログが途切れて4日過ぎ、ようやく少しだけ更新できそうなので書いときます。待ってた人もそうでない人もお待たせ致しましたm( _ _ )mペコリ

仕事が忙しいのに加えて、富山からの脱出に手間取り、体力を消耗しきってしまった結果です。その聞くも涙、語るも涙の体験記は後日また書くとしまして、今日は金曜の推奨銘柄の動向に関して。もう薬漬けの毎日です。リポDという名の。

一番大きなニュースが出たのはプライム・リンク(2720)です。1位2位大株主の系列であるエンプレオ(アセットインベスターズ系)とジュピター(GS系)を割当先とする第三者割当増資の発表がついに正式になされました。

http://www.c-direct.ne.jp/japanese/uj/pdf/10110271/00041474.pdf

これにより約25億円を株主資本に組み入れ、債務超過回避の目途がたちました。既定路線内の話であり、特段サプライズではないですが、これで買い安心感に繋がる材料となっています。

ヤフー掲示板を見ると皆さん下限条項(28125円)付きのMSCBだから下限まで下げられる!と騒いでいるのですが、厳密に言うとCBではなく、単なるオプションの権利付与という点がポイントです。

CBの場合は最初にお金を支払ってしまい、何とか転換価格まで近づけて転換しないと単なる債権として償還されて終わってしまいます。引受先はそれではわざわざ転換社債などを引き受けるメリットがないから何としても有利に転換しようと躍起になります。

ところが今回はコールオプションということになりますから、ワラントなどやっておられる方には理解いただけると思いますが、敢えて価格を下げる必要などはないわけです。つまり権利を行使すれば行使価格と現在の株価の差額分が利益となるわけです。すなわち上がれば上がった分だけ儲かるわけですから、わざわざ下げて株数を増やす理由が見あたりません。

今回の発行条件を見ると大雑把に言って「5日の株価の平均の92%を行使価格として修正できる」下方修正条項がついています。上限の56249円はどうやら6万円の92%から算出されているようです。これから株価を下げるとなると、まず6万を割らせないといけません。それから右肩下がりに日に日に下げるとなると、直近5日間の平均から算出されるわけですから、差額の8%より直近最終株価は小さくなる計算になります。

ということは、6万を超えている今が一番行使するのに良いタイミングなのです。残念ながら行使できるのは24日からですから、それまでに高くなっていれば良し、低くなれば行使価格が下がるけど株数が増えて、まっいいかーって感じだと思います。

よしんば下げたとしても、大株主の2社は純投資目的としているわけであり、最終的には株価を上げて付加価値を上げてどこかに売却しないといけません。下げるだけ下げて傷ついたブランドを誰が高く買ってくれるでしょう?

そして今回は自分達が既に結構な株式数を持つ大株主だというところが一番キーポイントです。今回のファイナンスが既存株主を傷つける方法となればなるほど、結局は自分たちが一番傷つくわけです。誰が好きこのんでそんなことをするでしょうか?

ヤフー掲示板の皆さんは考え方の出発点からそもそも間違っているようです。唯一お一方だけしっかりと理解されている方がおられるようですので、私が敢えて口出しする必要もないでしょう。売りたい人は売っていただいて結構だと思います。勿論理論的には上記のような形になりますが、株価は結果需給によって決まるわけですからね。発行済み株式数が最低7割増えるなら、理論的には株価も1/1.7倍となるわけですから。ただ株価は市場で決定するため、浮動株数はほとんど変化しないと思われるためあまり影響はないと思われます。大株主は勿論市場で売るわけはないでしょうし。

全ての膿出しが終わって再生完了するまで数年かかりそうですから、株価にその成果が表れるのはもっと先になるかも知れませんし。今回のファイナンスの理由は少し後ろ向きでありましたが、ファイナンス自体はそれ程既存株主を傷つけない軟着陸であったと思われます。大株主が2社というのもお互い牽制し合い、無茶な行動は取れなくなる点で良いところです。個人的には評価しています。

あー、プライム・リンクに全エネルギーを使い果たしてしまったので、今日はここまでにしておこうと思います。推奨銘柄を調べる時間もないので、陣容は去年から代わり映えしないですが何とぞご容赦をm( _ _ )mペコリ
各銘柄に対して一口コメントを推奨銘柄の動きの中に書いておいたのでご覧ください。

そして仕事の方はだいぶ落ち着いてきましたが、明日はまた忙しそうです。下手したらまた明日、明後日とブログを休むかも知れません。予めご了承ください。更新できる確率は今のところ70%程度ですかね。

以下、推奨銘柄の動きです。

芝浦電子(6957) 12月26日推奨 1552円→1523円 第二目標2000円 第三目標3000円
実はチャート的にちょっと弱い感じになってきています。目先25日線までの調整が想定されますが、どの程度この水準で踏ん張れるか。 

A&D(7745) 10月29日推奨 1700円→2510円 目標3000円
こちらも芝浦電子と同様、目先苦しい展開です。こちらは十分上昇しましたし、もし反発が見られないようなら利益確定売りをして終わりにしようかなと思います。もう少し様子見。

日本オプティカル(2680) 10月29日推奨 1026円→1489円 目標2000円

日本ライトン(2703) 10月31日推奨 1099円→1474円 目標2000円
せっかく25日線で反発したのに、ちょっと弱い展開。これも25日線が見切り線か!?

プライム・リンク(2720) 11月4日再推奨 70400円→63800円 目標100000円
第三者割り当て増資が決まり、後は野となれ山となれ

ソフトクリエイト(3371) 12月2日推奨 3470円→3900円 目標10000円(半年後想定)
順調なチャート。次の業績発表を期待。