大雨です。最近ニュースで地元の北陸地方がえらい事になっているという事で心配していたのですが、関東だけ平和なんですよね。意外に関東は気象関係の自然災害は少ないようです。それ故発展してきたのかも知れませんが。ただ今日のところは関東も結構降っております。
とりあえず昨日実家に電話で安否を確認してみましたが何とか大丈夫だとのこと。ホッと一安心ですがまだ雨は降り続けており予断は許しません。その他にも被害の大きい地域はたくさんあると思われますがお住いの皆さんは気を付けてください。水は怖いですからね。
水や空気はなくなると人は生きられません。しかし時に生命ある者に対して厳しく当たってきます。何だか不思議なものですね。その絶妙なバランスの上に成り立って地球上に生命があり、他の惑星には確認されません。宇宙の神秘です。
さて滝のように下落した日経平均はさすがに値ごろ感やNYの反発を受けて反発。しかし反発力は依然弱いと言わざるを得ません。
投資判断は「やや弱気」に。この14500円をキープできるようであれば「中立」に戻せるのですが、まだそう見るのは時期尚早。15000円処にある25日線をしっかりと超えてくるまでは底値を確認する動きが続きそうです。
新興市場は続落。年初来安値を更新し、こちらの方が深刻に底値を確認する動きになっています。ただマザーズ指数を例にとると集計を始めた2003年9月に1000ポイントからスタートしたわけですが、その水準にあと1割の所まで近づいています。私はこれ以上の下げは限定的、もしくはあったとしたら絶好の買い場だと思います。
というのは新興市場安の背景にあるのはライブドアを始めとする新興企業の会計不信によるものです。確かに新興市場には怪しい企業が上場している面は否めず、私が過去に勤めていた某企業もマザーズに上場承認された時に「あんないい加減な会社が上場できるもんなのかー」と思ったものです。ちなみにその会社はやはり上場時が一番ピークでその後右肩下がりの株価で推移しています。余程の事がないと私も推奨する気は起きません。
それはともかく、悪い方にばかり目が行っていますが、不祥事で上場廃止になった企業の数よりも東証1部まで行った企業の方が圧倒的に多いわけです。つまり玉石混交の状態である面は当然なのですが、玉の方が圧倒的に多いという言い方ができます。
2003年9月の日経平均は1万500円程度。それから現在日経平均は1.3倍程度高い水準、日経JQ平均に至っては1.6倍程度の水準にあります。確かにこれらの指数に比べてブレ易い指標ではあります。しかし算出開始の2003年(日経平均が7603円を付けて戻ってきた時代)より企業の中身がいくらなんでも悪くなっているとは思いません。玉である企業が石と一緒に売られている状況は、しっかりと企業選別する目を持ってさえいれば絶好の買い場なわけです。
また、マザーズ上場の企業数も当時に比べてかなり増えています(53社→163社)。加えて資金調達額もそれだけ増えているという事です。新規上場銘柄が増えるとその分資金が新規上場銘柄に移ってしまい、他の銘柄にとってはマイナス材料となるかも知れませんが、市場規模が大きくなるという事はそれだけブランド力も増すということです。その指数が1000ポイントを割るとなると明らかに異常事態。ここからの底は浅いと思われます。以上の論点はヘラクレス市場にもそのまま当てはまると思われます。
芝浦電子(6957)は続落。やはり窓を埋める動きになってきました。ひとまず窓埋め完了と75日線を支持に底を確認したと思われます。ストキャスも好転しつつありますし。後は市場環境が回復するだけというところですね。
A&D(7745)は反発。チャート的には窓が上に2つ開いており、上への買い圧力の方が強いものと思われます。そこまで埋めて、75日線を回復してから、さぁどうしましょうという流れに。
ソフトクリエイト(3371)は遂に魔法が切れたか。しかし今週末の四半期決算前に買いが終わったのが私的には「いよいよ来るんじゃないか?」という期待を増幅させてくれているのですが。
SCN(3789)は遂に上場来安値を更新。マザーズ指数の下げが止まらないため連れ安という感じです。何故この銘柄に固執するのか、損切りすれば?と思われるかも知れませんが、私はこの銘柄の成長性に期待しており、全然割安だと思っています。例えるなら丁度一年前のソフトバンクのようなイメージですね。必ず見直される時代が来ると思っています。
そのソフトバンク(9984)は本日も続落。下値は1894円まで。この底はどこで確認できるのかというところですが、私は高値5220円の1/3処である1740円が目処だと思っています。なのでもう少し引っ張れるというところ。
USEN(4842)はいよいよ1000円を割り込んできました。ただ地合は相変わらず悪いです。なのでこの水準辺りであれば買っても差し支えないと思いますが、下は昨日お伝えしましたように905円が目処になると思いますので910円になったら推奨とします。うまくいけば明日にでも推奨できそうですかね。
ところで子会社のギャガ(4280)が監理ポスト入りで下げきついですが、ネクストウェアや他の企業会計不信の銘柄とは状況が異なると思います。隠そうとしたわけではないですし、粉飾したわけでもないですからね。ただ昨今の風潮で厳しく扱われただけというところのようです。それを機にUSENが完全子会社化→上場廃止ということで、交換比率が過去の株価の平均を元に算出されるのであれば、この水準で怪我しない程度に買っておけば小銭は稼げるんじゃないかなーと思います。あくまで思惑のみですから推奨はしませんが。
一方、前回推奨し損ねたバンナムHD(7832)はそのまま下落していってしまいました。当分推奨はお預けですかね。また地合と相談しながら推奨を検討したいと思います。
以下、推奨銘柄の動きです。
芝浦電子(6957) 12月26日推奨 1552円→1820円 第三目標3000円
A&D(7745) 10月29日推奨 1700円→2315円 目標3500円
ソフトクリエイト(3371) 12月2日推奨 3470円→2780円 目標10000円
SCN(3789) 1月20日再推奨 390000円→218000円 目標75万円
ソニー(6758) 2月2日後場推奨 5800円→4670円 目標7000円
カナレ電気(5819) 4月6日推奨 2155円→1880円 目標3000円
富士電機HD(6504) 5月3日推奨 685円→515円 目標800円
スルガコーポ(1880) 5月26日再推奨 7240円→7580円 目標10000円
※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は投資成果を保証するものではありません。