KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

芸のためなら女房も泣かす

昨日仕事が終わって家に帰ると嫁が泣いていました(T△T)あまりの不意打ちに「えっ!?ワシ何かやらかしたっけ?まさかアレがバレて・・・いや、これが尾を引いて・・・」と色々脳裏をよぎりました( ̄Д ̄;;が、結論を言うと私が帰ってくる直前に階段で足を滑らせ腰を打ったのだとか(××)なーんだ、ほっ・・・ではなくて(・・;)

「えっ、大丈夫?湿布とか貼った方が良いよ」
「うん、でも大丈夫」
という事で大事には至らなかった様子ですが、嫁は引き続き涙目(T△T)

しかし実はその後私は職場の同僚と落語を見に行く約束をしておりまして、すぐ同僚が車で迎えに来てくれる事になっていました。なので嫁をなだめるのも程々に、
「じゃあ行ってくるから」
と放置。今日職場でその話をしたら「ひどい!」と非難囂々でした(T△T)だって事前に約束してたんだもの。

とにもかくにも昨日は富山県の新川文化ホールというところで人間国宝桂米朝師匠の息子桂米團治さんの襲名披露公演が執り行われました。そこに最近私が貸した「ちりとてちん」で落語にはまった同僚と「生の落語を見に行こう」と盛り上がり、仕事終わりに駆けつけたのでした。私は元々お笑いとかが好きで、飛行機の中でも落語を聞いているタイプなのですが、生の落語は初めて。上野に住んでいた頃も行こう行こうとは思いつつ、結局一回も行きませんでしたし。

車で飛ばしつつ到着した会場は開演19時の10分前でギリギリセーフ( ̄Д ̄;;しかし我々は仕事終わりにとるものとらず、嫁も見捨ててダッシュで来たので晩ご飯を食べていません。私は落語と言えば弁当を食べながら聞くというようなイメージがあったので、4000円の当日券には弁当代も入っているんじゃないかと思っていました。落語を聞きながら弁当をつつくってーのもオツなもんだね・・・

「弁当は付いてないです。ってゆうか飲食禁止です」
と言われた時のショックたるや(××)公演時間は全部で3時間弱とのこと(・・;)腹が減って死にそうでしたが、折角来たのですから最初から最後まで見ないと意味がありません。そんなわけで、我々は我慢してホールの中に入ったのでした。

席に着くと間もなく緞帳が上がり、ステージの中央に設置された高座が見えてきました。そこに一人目の噺家、桂吉弥さんが登場。演目「時うどん」の話をされます。落語の基本中の基本ですね。

上方落語(関西の落語)では「時うどん」ですが、関東の落語では「時そば」に変わります。が、話の中身は一緒です。うどんを食べた人が16文の勘定を支払う時に小銭で一枚ずつ「ひー、ふー、みー・・・なな、やー」と渡して言って
客「今何時だい?」
店「9つ(9時)です」
客「とー、十一、一二・・・」
と勘定を1文分誤魔化す。それを見た別の人が真似をして失敗する、というお話です。ちなみに落語は大抵バカが真似をして失敗するという作りが多いですね。

しかし吉弥さんが演じるうどんのすすり方がこれまた上手い!見ていて本当に腹が減ってきます(T△T)折角ダッシュで落語を見に来たのに、あまりに腹が減り過ぎてなかなか集中できない我々でした(今回はちょっと新婚旅行の話をお休みして続く)。

さて、腹減り過ぎの日経平均は本日反発。昨晩のNYダウの軟調を受けて、朝方から売りが優勢。そして一時日経平均は7000円の大台を割り込みました。しかし後場に入るとアジア株やGLOBEXが堅調で、また空売り規制の強化前倒しの報が伝わってくると買い戻しが一段と強まる展開に。節目を割り込んだという目標達成感も手伝って尻上がりに上昇し、本日のほぼ高値で引けました。

投資判断は「中立」。まだ本格的に底を打ったとは言い切れないレベルです。水準はとっくの昔に割安を通り越して異常値になっていますが、それでもまだ反転を明確にする材料とは成り得ない状況のままです。個人的には以前からお伝えしているように、今週中に日経平均はまだ1000円程度落ちる危険性をはらんでいると見ています。

空売り規制の実施は「一つ冷静になれ」という政府の親心とも言えるものですが、これ自体では当然根本的な解決にならず、持続力がありません。もしこれが反転の起爆剤になるのであれば、2003年の当時も効果はあったはずです。しかし結果は皆さんご存知の通りです。それでも「タダでできる政策」として効果は0ではありません。やらないよりはやった方がマシでしょう。

やはり引き続き日経平均の底打ちは今週末としていますが、どうも日本の政局が不安感を増してきており、もう少し先延ばしになってしまうかも知れません。実際に売買高もようやく30億株を超える程度になってきましたが、本当に投資家が反発すると見込んで買いを入れてきたら50億株位は余裕でできるはずです。だってこんなにも配当利回りが高く、解散価値の過小に見られている株価水準ですから。巻き戻しの力は尋常じゃないでしょう。

本当はアメリカの大統領選挙と併せて日本も選挙をやってしまえば全ての様子見材料が一気に払拭されて憂い無く上がっていける・・・はずでした。しかしなかなか自民党が政権に固執し離そうとしません。そうこうしているうちに世論も「選挙よりも経済政策」と移りつつあります。確かにそれはそうかも知れないですが、政策は自民党がやろうが民主党がやろうが似たようなものが出てくると思います。それよりも審議のスピード化を図れるように、多数の議席を取った政党が円滑に政策を進めるべきです。でないと、これから更に起こりうる様々な事象に後手後手に回ってしまいます。

自民党にしてみれば粘って金融危機になってラッキー!ってな感じでしょうね。麻生さんは好きな方ですが、やはり自民党は早期に解散して民意を問うべきだと思います。

一方のアメリカさんの方は任期が決まっていますから、11月4日の大統領選挙は規定路線。動かしようもなく、間違いなく一つのアク抜け感には繋がります。その日が随分近くにまで迫ってきました。ちなみに11月4日は私の誕生日でもあります。皆さん宜しく(;^_^A

それにしてもここにきて日本の金融機関への動揺が目に付くようになってきました。積極的にアメリカの金融機関買収、提携に動いた三菱UFJ(8306)、野村HD(8604)が共に資本増強必至という話が出ています。海外に金を使っておいて一体何なんだとも思いますが、それでもこの状況での資本増強であれば「どさくさ」という言葉が相応しく、株主の理解も得易いのではないかと思います。個人的には案外上手いことやってるなーという気がしています。

やはり日本の金融機関にとって、海外の金融機関への出資は正解だと思います。今が海外に営業網を延ばすチャンスですから。日本国内だけではどうしても成長には限界があります。こんな少子高齢化で国力が弱っている国に、どれだけの期待ができるのか?であるならば、海外に活路を見出すのは当然の事でしょう。

ところでアイスランドの円建て外債であるサムライ債の利払い停止が話題になっており、アイスランド国有銀行のデフォルトが懸念されています。ただちょっと待って下さい。アイスランドは正直言って人口がたかだか30万人程度の国です。私が住む富山の1/3の人口もいないのです。そんなところの銀行の債権がデフォルトしたからといってどれだけのものなのでしょう?2001年のアルゼンチン債のデフォルトに比べると全然大した話ではありません。これは世界的にこういう状況になってきて「ほら遂にデフォルトが出た!」みたいな感じでマスコミが待っていたニュースであり、単なる恐慌を煽るだけのニュースです。こういった記事に踊らされる事のないよう、こんな状況下だからこその冷静な見極めが必要です。

新興市場は「強気の買い」。しかし本日は3指数共に軟調。そしてマザーズ、ヘラクレス指数は遂に堪えきれず、最安値更新となってしまいました。ここにきてもたもたしており、折角ネット関連株が堅調に来ていたのに機を捉える事ができなかったようです。目先やや大型株の反発局面が控えている事と比較すると見劣りするか。

ソネットエンターテイメント(3789)は大反発。最近はネットビジネスのワンストップサービスを提供する等、なかなか矢継ぎ早にIRを出していましたが、本日は引け後に最大のIR中間決算を発表。基本的には中身の良い数字で、四季報予想をやや上回る内容。通期見通しも据え置いており、本日同じく発表した同業他社のニフティ(3828)と併せて、やはりネット接続業界は好調継続を表しています。一つの大きな懸念が払拭された事により、ここから先はリバウンド色を強めるものと思われます。

ソフトバンク(9984)は大幅続落。このところ一気に値を消す展開となっています。一部かつて週刊文春で報道されたCDSスプレッドの悪化により、債権の不履行リスクが高まっていて資金調達が難しくなるのではという懸念から売られる展開に。そこに信用取引の需給が重なって一気に下がってきています。ここも一つ来週発表される決算で、投資家の懸念をある程度払拭できないと苦しいものがあります。ただこれだけ借金があれば、どんな内容が出ても完全には払拭できそうにもありませんが。一方子会社ヤフー(4689)は決算を通過したことにより、反転の動きは出つつあります。

みずほFG(8411)も続落。一時20万円割れの場面も。メガバンクの大型増資懸念が引き続き尾を引く展開に。ただ個人的には前述したように、ここにきての増資は市場のコンセンサスも得易いため、また実際に欠損金が出ているわけでもなく、ここでの資本増強は経営戦略的にはアリだと思っています。それで更に引き続き海外に攻勢に出られるようであれば、邦銀は将来相当強くなれると思います。

本日はやや時間がないのでこの辺で。今日は細かくチェックできなかったので、誤字脱字がありましたらご容赦くださいm( _ _ )mペコリ

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→570円 目標6000円

ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→194100円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→650円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 117000円→9800円 目標20万円

ダイハツ(7262) 3月25日より 1141円→637円 目標1500円

みずほFG(8411) 4月15日より 433000円→214900円 目標70万円

SEH&I(9478) 5月28日より 13000円→7800円 目標2万円

USEN(4842) 7月15日より 300円→115円 目標400円

日本リテールファンド(8953)  8月31日より 450000円→301000円 目標55万円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。