皆さんGWはいかがお過ごしでしたか?私はというと、特段外出もせずに、ゆっくりと家で鋭気を養う連休となりました。まあそれはそれで充実した休暇を過ごせたような感じですけどね。
連休初日となった2日、実は私の伯父さんの3回忌ということで法事がありました。お陰様で半寝たきりだったうちの父も定額給付金で買った歩行器を使い、何とか自力で歩けるようになってきたので今回の法事に父は参列し、久しぶりに親戚一同の前に顔を出す事ができるようになりました。うちの両親が参列できるので、今回私自身は特段呼ばれてもいなかったのですが、裏の家を借りて住んでいるのに無視しているわけにもいかず、お経のご供養だけ参列することにしました。
ところで今回の法事は一周忌の際に来られた若いお坊さんに、引き続きお勤めしていただくことになりました。このお坊さん私より少し若めでまだ30歳前後でしょうか。茶髪でこそありませんがロン毛でアゴ髭を蓄え、とてもお坊さんとは思えない風体です。実は前回1周忌と13回忌を間違えるし、お経に付箋貼ってあるし、同伴の坊さんとメアドの話とかしているし・・・でイマイチ法力的なものは感じません(-。−;)
しかし前回読経後の法話では自分の父の病状と自身の引きこもり体験を等身大で話してくださいました。また自身やりたい仕事があったのに、自分の寺を継ぐ事になって実家に呼び戻され家族への不信を募らせた話など、身の上を赤裸々につづった体験談を話され、私にとっては少し感動的ですらありました。法話というのは釈迦の説法的な俗世間とは離れた観念的で高尚な話ばかりだと思っていたのですが、その既成概念を打ち破る、そしてさり気なくお釈迦様の話も絡めてきて「兄ちゃんやるなー」という感じの構成でした(つづく)
さて、釈迦に説法な日経平均は本日大幅続伸。GW中のNYダウは堅調推移。ストレステストの結果は少しずつ織り込むような形で、金融株が高く。シティ・バンカメといったところに巨額な資本不足が発生する恐れがあるものの、政府が既に取得している優先株を普通株に転換すること等である程度まかなえるという事が伝わると、希薄化が緩和されるという歓迎ムードから強含む形に。
それを受けた日経平均は、GW中の世界株高に追いつかんと買い注文が殺到。後場に入ってもその勢いは衰える事無く、引けも年初来の高値引けと堅調。出来高も30億株超えと久しぶりに明るい感じで終了となりました。
投資判断は「強気の買い」。今まで何度と無くトライしていた9000円の壁をあっさりと突破できました。まずはそこを素直に喜びましょう。
そしていきなり明日に迎えるSQはまた一つ重要なポイントとなりそうです。本日ようやく4月のSQ値9140円は越えたところですが、明日のSQ値がまた高値の幻のSQ値で付いてしまうと、この先一ヶ月頭を抑える要因となってしまいます。できれば今晩のNYダウは弱くなってくれた方が良いかも知れません(そうなればSQ値も下値で決まり易い)。とにもかくにもGWのお陰で、今週はSQを巡る思惑含みの株価推移にならなかったのは相場が乱されずに良かったところと言えそうです。
ところで現在の株価水準は昨年10月の株価急落以来、ほとんど手垢の付いていない価格帯です。つまり9500円〜11000円までの部分はほぼ一直線に値を下げたため価格帯出来高の薄い部分ということがミソです。なので上昇局面に入ってしまえば、ボラティリティも高くスルスルと上を目指せる部分でもあります。
現在の状態はテクニカル的には非常に強いチャート形状と言えそうです。まず5日線は25日線を割り込まずに反発を見せました。75日線は明確に上昇転換し、この先下値支持線として機能してくれそうです。MACD、パラボリック、DMI、新値足・・・と次々好転を見せており、1万円までの道はほぼ開けていると言って差し支えないでしょう。
そして何よりも心強いのはNYダウのチャートが8500ドルの節目を難なく通過し、オバマ政権発足以降の高値を更新している事でしょう。加えて中国を中心とするアジア株も高いのが安心感を高めます。
ただ1万円というところは何と言っても心理的、そしてテクニカル的な節目としては重要なポイントです。まずは52週線があり、週足で見る一目均衡表の雲が控えています。やはりここからの上値はまた重いと見るべきでしょう。
明日はアメリカの雇用統計発表と週末要因、そしてストレステストの結果発表が残っています。それらを控えてやや様子見ムードが高まりそうですが、少なくとも9500円を試す日柄にはなろうかと思います。
世間では「楽観過ぎる」という意見も多いようですが、以前から述べているように、今までの下落を受け入れたのであれば、これからの急上昇も受け入れるべきと認識しています。懐疑の中で相場は育つという言葉通り、まだまだ上昇が続くものと思われます。
新興市場は「強気の買い」。本日は3指数共に堅調推移。本日は大型株ほど上昇はありませんでしたが、マザーズ指数はngiグループ(2497)のストップ安が一つの重石となりました。それでも本日の上昇で一つ出遅れていた日経ジャスダック平均が一目均衡表の雲から抜け出してきました。ワンテンポ遅れて出てくる新興市場の決算ですが、ここからがいよいよ本領発揮というところか。
ソフトバンク(9984)は大幅続伸。連休中に出た「ナンバーポータビリティーで電話会社を移行しても、新しいメールアドレスにメールを転送するサービスの導入を携帯4社が検討」との報道を一部材料視しているとの見方もありますが、今日の動きは連休前の強気の動きが続いていると見る方が自然と思われます。特に今日は貸借倍率で見ると空売りの買い戻しが多かったようです。まだまだ踏み上げ相場は期待できそう。
メディカルシステムネットワーク(4350)は続伸。本日引け後に中間決算を発表。数字は先週発表された予想と同内容なものの、200分割及び実質増配(15円とのことで旧売買単位で3000円相当)、業務提携を次々発表。また今期の見通し自体も四季報予想をわずかながらも上回る形となって、これらは素直に好材料と捉えて良いと思います。緩やかな上昇トレンドの継続に期待。
みずほFG(8411)は大幅続伸。アメリカの金融株が各種ストレステストの事前報道を受けて過剰な警戒感が後退、大幅高している事を受けて日本のメガバンクも大幅高となりました。特に同社にとって今日は傘下の新光証券(8606)がみずほ証券と合併して新生みずほ証券として船出する日。紆余曲折ありましたが、証券業界再編の流れに何とか間に合った格好です。今後金融コングロマリットとして、包括的なサービスを一元的に提供できるシステムをいち早く作っていく事が、金融界でイニシアチブを取る条件になりそうです。
日本リテールファンド(8953)も大幅続伸。株高でリスク資産の許容度が高まる事によって、不動産市況の高まりも期待できる状況に。テクニカル的には週足で見ると三角持ち合い上放れの動きになってきています。まずは40万円台の定着を。
以下ポートフォリオの動きです。
買い銘柄
ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→640円 目標6000円
ソネットエンターテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→229900円 目標75万円
ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→1825円 目標3000円
メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 117000円→101500円 目標20万円
ダイハツ(7262) 2008年3月25日より 1141円→928円 目標1500円
みずほFG(8411) 2008年4月15日より 433円→232円 目標700円 (1000株単元変更考慮)
SEH&I(9478) 5月28日より 13000円→8320円 目標2万円
日本リテールファンド(8953) 8月31日より 450000円→404000円 目標55万円
コニカミノルタHD(4902) 2月5日より 785円→839円 目標1000円
※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。