先日来続けている五箇山探訪記の続きですが、岩瀬家を含む合掌造りの民家の上階は作業場になっていたようで、かつては養蚕が行われていたとのこと。現在は使われていないようですが、その器具が良い味を出しながら眠っていました。
1階に降りて仏間や座敷などを見学。畳の和室は今でも普通に生活できるような感じになっており、かつて皇族の方が見学に来られた写真が飾ってありました。しかし重要文化財になると住めなくなるでしょうから、当主はどこかに移り住んでおられるんでしょうね。確かに住めても生活感溢れる自宅を他人に見られるのは嫌ですし、現代風な生活感がにじみ出ていたらこっちも何か興冷めですけどね(;^_^A
ちなみに合掌造りの家の傍には必ずといって良い程池があり、鯉を飼っているようでした。例に漏れず岩瀬家の裏にも池がありました。昔は食用目的で飼っていたんでしょうかね?
ひとしきり岩瀬家を見学した我々は次なる目的地「菅沼合掌造り集落」へと向かいます。夏休み最後の休日という事もあって、駐車場はとにかくいっぱい。整理員の方がとにかく忙しく動いておられました。
菅沼合掌造り集落は、岐阜の白川郷や後に出てくる相倉合掌集落と合わせて世界遺産登録されている合掌造りの群集地。世界遺産と言われると、やはり何か神々しさというか重みを感じます(;^_^A行った当日もうっすらと霧がかかっているようで、厳粛な趣のある感じに仕上がっていました。
ちなみにそこに黄色いTシャツの集団がクレーンカメラを用いて何度もリハーサルを行い、前回書いた24時間テレビの中継があったのでした。平家の落人伝説もある隠れ里は、やや賑やかさに充ち満ちて、またひと味違った雰囲気も醸し出していました。(つづく)
※ところで私の友人知人に私的連絡です。今度のシルバーウィークに東京方面に遊びに行くので、時間的余裕のある人は一緒に遊んでくださいm( _ _ )mペコリ
さて、違った雰囲気を醸し出している日経平均は本日続伸。前日のNYはレーバーデイで休場。なので前日は商いが特に薄かった東京市場でしたが、本日もその流れを引き継ぎ薄商いの中での上昇。後場はアジア株高も支援材料に。個別株ごとでは民主党による温暖化ガス削減を材料にした物色も見られましたが、全体的には一貫性が無く。それでも本日の高値引けとなりました。
投資判断は「中立」。市場の目はとにかく今週末のメジャーSQに向いているようです。おそらく10500円辺りで清算させたい筋が着々と下準備を整えているようで、特に最近の低流動性相場では先物主導で跋扈し易い環境と言えます。為替もまあまあ落ち着いている事ですし、特段波瀾要因も無く、凪状態に近い動きの中で彼らの思うように市場が動いている印象です。
新興市場は「強気の買い」。本日は高安マチマチ。マザーズ指数は75日線にタッチするところまで来ていますが、正直週足での形が悪くMACDも暗転しているため、もう少し調整が必要でしょう。何とか一目均衡表の雲からの脱出を図りたいところですが。今週末には久しぶりのIPO2社がジャスダックへの上場を控えていますが、この勢いを借りて再度上昇トレンドに乗りたいところ。
ソフトクリエイト(3371)は堅調で東証2部上場来高値更新。ジワジワと値を上げています。ただ本日は同業他社のシステムインテグレータ(3826)が業績下方修正を出してきており、不況期の中でやはり苦しい業界環境を見せています。一方ソフトクリエイトの方は上場来ほぼ一貫して業績が伸長しており、力強さは持ち合わせています。
ソネットエンタテイメント(3789)は続落。引き続き弱い値動きが続いています。子会社DeNA(2432)は日経平均採用期待が高まっていましたが、残念ながら今年は定期入替無しという事で失望売り。その流れが親会社にも繋がっているような形です。一応本日は下髭を付けて短期的な反発を示唆。ただし反発力はまだ弱そう。
ソフトバンク(9984)は続伸。昨日発表された8月携帯電話契約者純増数では首位奪還。相変わらず順調な加入状況を示しています。テクニカル的には25日線を支持線として9/2の窓埋めの動きとなり、合わせて5日線を突破。ストキャスの好転もあって短期強気トレンド転換を示しています。下値に位置する一目均衡表の雲が次第に厚くなってくる事、MACDの好転が期待できる事を考えると、内需系銘柄物色も支援材料に、年初来高値更新を視野に入れた動きになってきそうです。
みずほFG(8411)は軟調。G20での銀行の自己資本比率規制強化への動きが懸念材料に、外国人投資家中心に売られている模様です。個人的にはまだ規制が必要かねぇという感じがしますが、更なるファイナンス懸念が浮上している状況。本日発表の信用倍率も10倍近くになっており、200円割れはやはり覚悟せねばならないようです。まだ反発のタイミングは来ない模様。
新日鐵(5401)は反落。鋼材の取引価格がほぼ1年ぶりに上昇に転じたなどと報じられたものの、今日の相場のテーマである「温暖化ガス削減」には逆行する形で結局売られる展開に。前者の好材料は後日改めて材料視される場面が来ると見ていますが、何はともあれ現段階ではテクニカル的にも需給が悪く、こちらも反発のタイミングはまだ掴めません。
東芝(6502)は続伸。昨日はフランスアレバの送配電部門応札やLSIの生産海外委託報道があって堅調推移。そのお陰でテクニカル的には5日線を突破し、短期反発相場になっています。丁度テクニカル的にはソフトバンクと同じような動き。目先年初来高値更新を狙う動きでまずは500円を目指す展開になろうかと思われます。
以下ポートフォリオの値動きです。
買い銘柄
ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→902円 目標6000円
ソネットエンタテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→176500円 目標75万円
ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→2090円 目標3000円
メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 585円→696円 目標1000円(200分割考慮)
ダイハツ(7262) 2008年3月25日より 1141円→966円 目標1500円
みずほFG(8411) 2008年4月15日より 433円→204円 目標700円 (1000株単元変更考慮)
SEH&I(9478) 2008年5月28日より 13000円→14600円 目標2万円
新日鐵(5401) 8月17日より 372円→350円 目標500円
東芝(6502) 8月18日より 455円→486円 目標700円
※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。