KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

五箇山は豪華やまー その4

菅沼合掌造り集落に辿り着いた我々でしたが、まずは食いっ気が先行します(;^_^A丁度お昼の時間でお腹が空いていたので、食事処を目指してレッツゴー!(^_^)/やはり五箇山といえば蕎麦でしょう、ということで、私と嫁はそれぞれ蕎麦を注文。私はとろろ蕎麦にしたのですが、このとろろのしっかりしていること。ちょっと水分が少なく箸でそのまま掴める位に固まった感じでしたが、それがこの辺りの自然薯の特徴でしょうか。とても上質感があり、美味しく食べられました(^^)

お腹を満足させると集落をぶらぶらと見学。やはり秘境の感じがして、山の空気の冷たさも心地よく感じました。近くには庄川が流れ、本当に昔にタイムスリップしたような錯覚を感じさせてくれます。ノスタルジックですねー。

集落から少し外れて橋を渡ったところに「籠の渡し」があるとガイドには書いてありました。おぉ、籠に乗って川を渡れるのかー。それはちょっとやってみたいなー、と思ってそこに向かう我々。

しばらく行くと途中でロープウェイ状に川の間に通された何本かの綱が見えてきました。おお、これだこれ。早速誰か渡っているぞ。それにしても何か上半身裸で立って籠に乗っているようです。何てワイルドな人なんだ・・・

と思ってしばらく眺めていたのですが、全然動く気配がありません(・・;)よーく目を凝らしてみると、それはよくできた人形でした(××)あら、どうやら籠の渡しは実際に体験できるのではなく、かつてこうやって庄川を渡っていたんだよというモデルだったようです(;^_^Aそれにしても何も知らずに薄暗いところで見たら結構恐いぞ(-。−;)

かつては罪人をもう里に来れないように追放するためのツールとして、この籠の渡しは使われていたようでした。確かに川までは高さがあって、やや谷のようになっていますから、一度渡されたら戻って来れないでしょうね。かつての人権なぞ無かった頃の風習に、ただひたすらなるほどーと思うばかりでした。(つづく)

↓菅沼合掌造り集落HP
http://www.gokayama.jp/index.html

さて、人権なぞ無い日経平均は本日反発。前日のNYダウは堅調推移で結果4営業日続伸。それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。明日のメジャーSQを睨んで先物主導で値を保つ展開。後場に上海総合株価指数がプラスになると更に安定感を増して10500円台を確保。そのままの値をキープし、明日に繋げた形となりました。

投資判断は「売り」に。本日の動きは余りにも作為的であり、出来過ぎであると思われます。上昇の理由を取り繕えば組閣に対しての期待や、アジア株・アメリカ株の落ち着きが支援材料と言えるでしょう。ただ前回書いたように「10500円辺りで清算させたい筋が着々と下準備を整えているようで、特に最近の低流動性相場では先物主導で跋扈し易い環境」がモロ調った本日の相場です。となると本日の相場はかなりの無理が入った上昇相場。その反動が出るのは致し方無しと言えるでしょう。

しかも明日はメジャーSQという事で、普段のSQよりもその精算値の影響度は大きくなります。これが本日引け時の勢いを利用して、そこそこ高く付くと見ています。すると上値の重石要因となって、今後長引く下落トレンドを形成しそうです。

為替の円高も重石要因です。以前書いたように今回の円高は外国人による日本買いの「良い円高」であり、それによって引き起こされる輸出企業の業績不安に対するマイナス要因と、外国人によって株が買われるプラス要因が相殺され、比較的影響は小さくなる類のものです。外国人から見れば円高は日本資産の価値増加に繋がりますから、より日本株を買うきっかけとなります。

とは言うものの企業の想定為替レートを割り込んで、10月後半から始まる各社の中間決算で業績下方修正が相次げば、やがて日本売りに繋がってしまうでしょう。それまでに景気がV字回復するとは到底思えません。であればやはり円高は結局のところ売り要因と見るべきです。

新興市場は「強気の買い」。本日は3指数共に堅調。特にマザーズ指数は前日から勢い付いた上昇となっています。前回「マザーズ指数は75日線にタッチするところまで来ていますが、正直週足での形が悪くMACDも暗転しているため、もう少し調整が必要」としましたが、結果75日線できちんと反発。良い方向に見事裏切ってくれました。来週発売になる新四季報の内容が個人投資家に吟味される事によって、メジャーSQ後の来週からは特に個別銘柄物色の流れになりそうですが、割安感の強い新興市場銘柄は十分値を飛ばす可能性があります。

ソフトクリエイト(3371)は続伸で東証2部上場来高値更新。相変わらず自社株買いに買い支えられた堅調な株価推移が続いて安定感があります。テクニカル的にはDMIが上昇の強さ継続を示しており、まだ水準訂正の途中である事がわかります。過熱感を伴わず、良い上昇トレンドを形作っています。

みずほFG(8411)は反発。昨日は200円割れの場面も見せましたが、本日はメガバンクを中心に明日のSQを睨んでショートカバーの買い戻しが入った模様。ただ個人的には前述したように本日の上昇は一時的なものと見ています。これが反発のきっかけとなるとは思えません。正直まだまだ上値には重石がのしかかってくると見ています。

SEH&I(9478)も反発。ただし商いは急激に細っており、値を保つのに必死です。75日線の接近に伴い、短期的な過熱感も解消に向かっていますが、注目を再度集めるにはある種の作為的な盛り上がりも必要な状況。一方で同社の本体である翔泳社はパソコン関連の書籍に強みを持っており、Windows7の発売によってまた少し特需が発生する可能性があります。

ちなみに同社が発行し、先日来話題になっているニコラス・G・カー著の「クラウド化する世界」を私も読みましたが、非常に分かり易くかつ斬新な視点から現代の情報社会を鋭く解説してくれまして、目から鱗な感じがしました。興味のある方は是非ご一読を。

さて、本日は1銘柄買いポートフォリオ入れしたい銘柄があります。三井海洋開発(6269)です。

昨年後半に買いポートフォリオ入れして優れたパフォーマンスを発揮してくれた同社ですが、その後は安値圏から切り返し、以前ポートフォリオ入れしていた値よりも高いところで推移しています。同社の実力が少しずつ見直されてきたところでもあります。

ところが本日突然の急落。理由は本日の日経朝刊にも記事が出ていたように「新規受注が前年同期比1/3程度に落ち込む」というものでした。競合企業の資金繰り悪化に伴う入札手続きの遅れで、大型案件が今期中に決まらない可能性が出てきたことが背景とのことでしたが、であればそれは未実現利益の繰り延べであって、単なる売上の減少というわけではなさそうです。

株価は先月後半にボックス圏を上放れてから非常に堅調に推移してきており、先日2000円乗せにも成功。増え続けていた空売りにより、売り方の買い戻しを誘因した事がその背景にあると言えます。

本日の報道はその上昇に対して格好の利食いのタイミングを与えたものです。それはここまでの上昇に対する買い方の利食い、そして散々苦しめられてきた上昇に対しての売り方のヤレヤレ買い戻しの機会です。

その証拠に本日の寄り付きが一番の底でした。何故なら彼らは寄り付きで全て手仕舞ってしまい、心おきなく他の銘柄へと資金を振り分けたいからです。なので本日は非常に買い方にとってはテクニカル的に都合の良い「窓開け+陽線」を示現しています。

他のテクニカル的な指標で見ると正直簡単に上値を追うようなものにはなっていません。ストキャス・パラボリックどちらも暗転しています。ただし週足で見ると26週線と52週線がゴールデンクロスし、一目均衡表の雲に入り込んで上値はまだまだ余地があります。

何よりも本日の下落で日証金ベースの貸借倍率が悪化しないどころか、むしろ融資残が減って改善しているところが良い具合です。本日の寄りがほぼ安値圏で、下値で出来高が固まっている事も需給のバランスを良くしており、短期的には売りも止むでしょう。

目標株価は2500円。明日の寄り付きよりポートフォリオ入れとします。

以下ポートフォリオの値動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→918円 目標6000円

ソネットエンタテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→176400円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→2110円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 585円→700円 目標1000円(200分割考慮)

ダイハツ(7262) 2008年3月25日より 1141円→960円 目標1500円

みずほFG(8411) 2008年4月15日より 433円→204円 目標700円 (1000株単元変更考慮)

SEH&I(9478) 2008年5月28日より 13000円→14500円 目標2万円

新日鐵(5401) 8月17日より 372円→356円 目標500円

東芝(6502) 8月18日より 455円→486円 目標700円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。