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株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

22日の株式見通しと注目銘柄

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日経平均は金曜続伸。前日のNYは欧米の債務危機問題に前進が感じられたことで銀行株中心に大幅高。それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。欧米の銀行株上昇に合わせて日本の銀行株も値を上げると、今までイマイチ低位に放置されていた証券・保険・その他金融といったところが値上がり率上位に顔を出して指数を押し上げました。

一方で為替はユーロの方は少し円安になったものの、ドルの方は高いまま。この辺りに違和感を内包しながらも、上記内需株中心に株価は後場一段高となり、値幅は薄商いの中で小さいものの、一日のほぼ高値圏で引けました。

投資判断は「中立」。今週は上値が重いとしてきましたが、アメリカの上昇を受けて結局上値追いの動きとなりました。金曜は場中にも上昇が見られ、この辺り予想はすっかり外れた感じ。大型株が強いというところも予想外でした。

ただ強いと言ってもあくまで相対的なもので薄商い症状に変化はありません。売買高は前日よりも少し減りましたが、売買代金は前日1割を占めていた東京電力(9501)が前日よりは落ち着いたこともあってその分売買単価が膨らみ、結果少しだけ増えました。それでも1兆円ちょっとと、熱なき熱狂が続いている、という感じでしょうか。

金曜のNYはダウこそ下落したものの、その他の指数は上昇でほぼ横ばい。結果シカゴ225は10150円となっており、月曜の相場には中立の印象です。

個人的にはアメリカの財政問題もそろそろ実質的にも決着が付きそうなので、大きな不安材料が取れる分、上値を追っていくものと捉えたい・・・ですが、日本の方はちょっと先んじて元気過ぎるような気もします。

日経平均はテクニカル的には上に開いていた窓を埋めて、あとは下にたくさん窓が開いている状態です。指数の窓ですから個別銘柄ほど意識する必要はないのかも知れませんが(先物は夜間も動いている関係上、窓が開く可能性が小さいため。まして夜中3時まで伸びたことで、益々小さくなった)、それでも気にする人はいるでしょう。気にする人がいるということは、その分その方向性に動く可能性を留意しなければならない、ということでもあります。

なので気分的にはそろそろ「やや買い」にしたいところですが、具体的には来週の決算ピークを見極めて、個別企業の業績を見てからにしたいと思います。既に報道などで事前に伝わってきているところは案外良い数字が続いていますが、問題は実際の決算発表を通過して今期の見通しに変更があるかどうか、というところ。

足下の円高を受けて下方修正する企業が相次ぐようだとトレンド転換要因にもなりますが、震災後にかなり保守的に業績を見積もったところが多いでしょうから、実際の売上回復と相殺するような格好で何とか通期予想を維持、もしくは小幅上方修正してくるところが多いのではないかと思っています。

新興市場は「強気の買い」。金曜は高安マチマチ。マザーズ指数は売買代金上位銘柄的には上昇してもおかしくない感じでしたが、結局続落となりました。前日にIPOとなったモルフォ(3653)は、即金処置などが採られたせいで一転売り気配スタートに。ただ間もなく寄り付くと、その後はスルスルと値を上げていき、売買代金も1位と活況でした。

一方で恒例となっているメビオファーム(4580)は、なんと引け際ギリギリに286円の初値がつきました。何とか今週中に値を付けて、さて来週からどういう動きになるかというところ。今後の値動きは「プロ」と呼ばれる機関投資家がどのような売買をしてくるかというところを見るところで、注目しておきたいところです。

ところで足下のIPOが好調なので、引け後に決算を出した国内VCの最大手ジャフコ(8595)は第一四半期から非常に良い数字が出ています。第一四半期の回収がDMP(3652)とSEMITEC(6626)ですから、笑いが止まらないという感じなのでしょうね。メビオじゃなくて良かったです。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は続伸。金融株は今週買い場だと繰り返し言ってきましたが、ここは予想通りの形になりました。前日のアメリカではモルガンが予想よりもマシな赤字決算を出してきたことで、株価は11%高。加えて上述のように欧米の債務問題進展で海外金融株高が刺激材料に。

また金曜の日経でメガバンクの業績観測報道が出たことで、朝方の値上がり率ランキングには珍しくメガバンクが並びました。ただみずほだけはシステム障害の影響で営業減益見通しに。その分値上がり率は弱まりましたが、ここまで売られてきた自律反発の動きなどもあって、堅調な推移にはなっています。

やはり市場の戻り局面を演出するのは何と言ってもメガバンクの上昇に尽きます。大株主には各社ともに中国系ファンドが第三位株主に名を連ねており、潤沢なアジアマネーがこのままでは黙っていないでしょう。ここからメガバンクの大反撃が始まる大相場を期待したいところ。

イー・ガーディアン(6050)は大幅続伸。前日の好業績報道が引き続き好感されている格好ですが、これであっさり11日高値を抜いてきましたから、前回示した懸念は無事杞憂のまま終わりそうです。一旦調整する場面があったとしても、好需給を背景に5日線などを支持として上昇トレンドは継続できそうです。

メイコー(6787)は続落。残念ながら25日線では止まらず、下落継続となってしまっています。想像以上に弱いですね。ここまでくると75日線まで支持がなく、1150円くらいまでの下落は見ておくべきでしょう。ただそこまで落ちれば一目均衡表の雲などがありますから、いい加減底打ち感が出てくるはずです。


【注目銘柄】
コージツ(9905)は大幅高。この銘柄は流動性も低いので7/6の有料メルマガで「チャート的に狙い目」とチラッと書いただけで、そんなには強く推していませんでしたが、たまたま上手く木曜に第二位株主である投資ファンドがTOBを発表。

価格に他のTOBほど派手さはありませんでしたが、どうやら取締役会の賛同がない状態でのTOBで、今後の価格の上昇に含みがあり、TOB価格130円に対して高値135円までありました。上昇率は21.6%にも。

正直PBRなどで見てもあまり割安感がない銘柄のため、これ以上の株価上昇はあまり多くは望めないでしょうが、投資ファンドもどこかの意向があって仕掛けているのでしょうね。アジアマネーの指示とか・・・うーん、考えすぎですかね。

ちなみに同ファンドが出資しているもう一つの上場会社は夢真HD(2362)ですが、こちらはオーナーと自社株で過半を握っていますから、どうなることもなさそうです。ただ、色々推理してみるのは面白いかも知れませんね。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。