KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

相場見通しと注目銘柄

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足下の株価急落は投資のチャンス!
間もなく天与の買い場がやってきます。
今の内から情報を集めて、反転のタイミングに乗り遅れないようにしましょう。

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日経平均は反発。前日のNYは欧州の引き続きの混乱から続落のスタートとなったものの、イタリアが中国に対して大規模な国債購入を呼びかけていると伝わると、欧州不安後退に対する期待から急速に反発。

それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。特に前日まで年初来安値更新と売り込まれていたエルピーダ(6665)を筆頭とする半導体株の戻りが顕著で、買い戻しの動きが鮮明になりました。

米国市場において半導体大手のブロードコムが、37億ドルで同業のネットロジック・マイクロシステムズの買収を発表。これが好感されて、半導体株指数のSOX指数は3%強の上昇。加えてサムスン富士通合弁会社を設立してスマートフォン向け中核半導体を共同開発へなどとの報道も重なったことで、半導体業界の再編・提携の動きが好感された格好に。

しかし戻り待ちの売りも根強く、簡単には上値を伸ばせない状況に変化は無く。8600円を回復して本日の高値圏では引けましたが、出来高は16億株・売買代金は1兆円ちょっとと低調。値幅も100円未満に止まりました。

投資判断は「中立」。とりあえずの反発とはなりましたが、昨日年初来安値をつけてからの戻りとしては弱い印象です。何とか昨日は8500円を割り込みませんでしたが、未だ予断を許さない状況に変化はありません。

本日は中国によるイタリア国債買い期待で上げましたが、これは単なる自律反発の域を出ません。例え本当に国債を買ってもらえたとしても、財政削減に努力がされなければ、当然同じ問題をまた蒸し返すことになります。

ギリシャに至ってはすっかりとデフォルトが決まったような雰囲気になってきており、実務的にはいっそ素直にデフォルトさせた方が、色々と動きがとりやすいのかも知れないですね。それでも例えギリシャがどんな小国であろうとも「デフォルトをさせた」という事実がリーマンを破綻させたことに重なって、今後の様々な不安が余計な売りを呼ぶ事にもなります。

であれば、どんな手段を講じてもデフォルトは回避させてくると思います。それができなければ逆に「ギリシャすら救えないのか」となって、本当に大恐慌が到来する恐れがあります。それがわかっていない首脳達でもないでしょう。

新興市場は「強気の買い」。本日は2指数共に堅調。東証1部の反発が安心感を誘い、新興市場にも自律反発の買いが入りました。為替がユーロの方も円高となってきたことで、内需銘柄中心の新興市場に相対的な買い安心感も。

ただ個人的には前回も書いたように、これから9月末権利取りの動きが出やすい中で、株主還元の薄い新興市場銘柄は買われ辛いと思っています。なので、まだ東証1部銘柄よりもパッとしない値動きが続くものと思います。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は反発。昨日は全体市場が安値を付ける場面でもかろうじて上場来安値水準をキープしましたが、経済産業大臣に枝野氏が就任したことで、またしても東電(9501)に対するステークスホルダーリスクが浮上。債権保護などが行われないということで、貸出額の多いメガバンクの負担増が懸念されています。

この辺りはある種仕方ないとも思うのですが、少なくとも原発事故発生後の支援に関しては国が保護しないといけないでしょう。そうでないと、次に何か起こった時に民間は全く資金を出しません。国が一時的な資金繰りも全て面倒見ないといけなくなります。元来そうあるべきですが、国だってバタバタしている中で機動的な融資が出来ないでしょうから、民間の助けは必要です。

テクニカル的には何とか下値を這うことで、需給の改善を目論んでいる頃合い。現在は欧州の金融株が危機的な状況にありますが、相対的に邦銀の安心感が高まり、そのうち世界各国からの資金が入り込んでくる形を想定しています。今が仕込み時。

ロート製薬(4527)は反発。安心感のあるディフェンシブ株で、直近高値をジワジワと更新しています。もう少しで1000円に達し、年初来高値も更新に。四季報などでも最高益など景気の良い言葉が踊り、本来もっともっと評価されて然るべき株です。

GCAサヴィアンG(2174)は大幅反発。どうやら東洋経済による四季報追加版の記事で「今期は前期比2倍超以上の大幅な営業増益へ」という内容がセンセーショナルに受け取られた格好。

この辺りはこちらのブログでもずーっと前から指摘していたことでもあり、今更目新しさもありませんが、やはり東洋経済ほどの大きなところが取り上げるとインパクトがあります。もっとも、四季報でもとっくに指摘済みの内容であり、たまたま単独の文章になっただけで注目を集めた様子。

テクニカル的には上方に2つ開けてきていた小窓(98800円〜99200円、106300円〜107200円)を丁度まとめて埋めた形に。25日線を抜け、久しぶりに出来高が1000株を超えたこともあって反発期待も高まりますが、正直まだ相場が反転したとは言えない感じでしょう。

一応前回も示したように、8/24の安値は大底で良いと思います。そこから需給が少し改善されたのは間違いないでしょう。とりあえず今月は横ばい継続で良いので、抜本的な需給改善を期待します。

売り銘柄のエヌ・ピー・シー(6255)は反発。昨日は805円まであって、目標株価の800円まであと5円。しかしさすがに3日で目標達成は出来過ぎですね。

ドイツ市場の混乱がドイツ景気の下押し懸念となって、同社が買収して折角黒字転換が見えてきたドイツ子会社の収益を圧迫する懸念に繋がりました。本日はフランスの核施設事故の報道を受けて、もっと太陽電池関連が物色されても良い地合でしたが、需給が悪い中で戻り待ちの売りに押された格好です。

ただ実質的にはほとんど目標株価を達成したも同然なので、もう落としどころを探す頃合いかなと思います。一応5日線がまだ上値を抑え、上値は少しずつ切り下がっていますから、明日本日高値を超えたら利食い終了とします。そうでない場合は目標株価まで下がるのを待ちます。

そのエヌ・ピー・シーが終わるのを見越して、次はウエストHD(1407)を同じ太陽光関連銘柄として売りポートフォリオに入れたいと思います。

こちらの銘柄は以前注目銘柄の欄でも取り上げましたが、まだ売り目標未達のため、下押しを狙います。根拠の大部分は9/6のブログでも書いたので省略しますが、追加項目としては855円を割り込むと9/8以降の安値を割り込むと同時に一目均衡表の遅行線が雲下限を割り込むことになるので、底割れ懸念が一段と強まります。

ストキャスが割高感を示しており、また週足でも26週線を割り込んでくるので、テクニカル的にはここからが再度売りのタイミングと見ます。目標株価は750円に。明日の寄り付きから売りポートフォリオ入れとします。


【注目銘柄】
アンリツ(6754)は大幅反発。こちらは先月も当欄で取り上げましたが、昨日の有料メルマガで再度取り上げ。ただ買値まであと5円というところで惜しくも届かず、上昇していってしまいました。

有料メルマガ的には勿体ないですが無効となってしまったので、折角ですからこちらに取り上げ根拠などを掲載して、せめてもの有効利用をさせていただきます。本日でまた下記の内容が色々と変わってきているわけですが、その辺りも全て込みで同文のまま公開させていただきます。

「△アンリツ(6754) 東証1部 売買単位1000株
788円 出来高1710000株

9/12買値 783円以下
9/22までの売値目標 912円

通信機器、計測器の大手。元々はNEC(6701)系。昨今はLTEやスマートフォン向けの計測機器の需要が伸びたものの、LTE関連はエリアや通信費用の問題から利用者が伸び悩み。一旦は踊り場を迎えそう。それでもスマートフォンの急速な拡大により通信インフラは設備投資需要旺盛。当初は研究開発費負担が重くのしかかり営業減益見込みだったが、7/28に出した今期業績の上方修正によって、一転大幅な増収増益見込みに。それによって株価は窓を開けて大きく上伸した。

その後8月末まで上昇基調が続いたが、9月に入ってから全体相場の下落に合わせて、今まで高値止まりを見せていた同社にも売りが入ってくる展開に。この下落過程の反発局面を捉えたい。テクニカル的には75日線と、8/9に窓埋め拒否を見せた760円を下げ止まりのポイントとして挙げたい。一目均衡表の雲下限も762円から切り上がっていく形になり、目先下げ止まるポイントとしてはこの辺りしかないものと考えられる。

一方で遅行線は実線を割り込んでしまっているが、実線が次第に切り上がっていくラインなので、上値はその分少しずつ軽くなっていきそう。ストキャスも割安感があり、ボリンジャーバンドも-2σに到達している。MACDパラボリックは暗転しているが、短期的には下げ過ぎが是正される場面が近づいてきている印象。

需給面でも信用倍率は1.4倍と前回よりは悪化するも、悪くはない数字。買い残も差し引きで80万株程度であるから、日々の出来高に比べれば大したことのない印象。4月以降の上昇局面において緩やかに改善されてきているし、長期的には前回も指摘したように900円を超えてきたことで、04年高値を上抜いてダブルトップ回避。09年から始まった長期上昇相場で1000円という株価に未達感もあり、大きな流れの中での需給バランスは良い印象。一方PERは14.4倍でまあまあの数字だが、PBRは2.5倍で割高感はある。

目標株価は前回同様長期的には1000円とするも、一旦は900円超え・8/18の高値922円手前というラインで年初来高値の両脇を整える形を想定。損切りは760円割れで。この水準を割り込んで735円〜760円の窓を埋めに行く動きに発展すると下落が早そうなので、一度ポジションを外して様子を見るべき」


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。