今週のお題「ゴールデンウィーク」
母がそのような顛末から入院して手術となった頃、一方で施設に入っている父は・・・という外伝です。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20120312.html
母は入院するまで毎日父のところに通っていました。そうやって毎日夫婦の時間を一時間だけ過ごしていました。
そんな母がある日から突然来なくなると、当然父もおかしいと感じるでしょう。なので私は母が最初に入院した段階で父に報告に行きました。当初は簡単な手術だと私自身も思っていたので、別に隠す程でも無いと。父は驚いた様子を見せながらも、私が繰り返し「簡単な手術らしいから」と言い聞かせたことで、納得しているようでした。
その他、施設に毎日通って顔を合わせていた職員さんにも母の容態を伝えました。ただ、職員さんは父にそのことを言わない方が良い、私も伝えていないのでは、と思っていたらしく、しばらく父の前では母のことを口にしないようにしていたのだとのこと。余計な気を遣わせてしまいました。
ただ父は全て伝聞で聞いて実際に会いに行けないので、余計に心配になるのでしょう。やはり父は元気なくベッドに横たわり、毎日続けていた歩行練習も休みがちになりました。
それから私は母と父の見舞いに両方通わなければならなくなり、姉と分担して交互には行っていたものの、なんだか少子高齢化の縮図を背負わされているような気持ちにもなってきました。昔に比べて医療・福祉サービスが充実しているとはいえ、こんなにも大変だったのかなぁ、と。
幸い、私は今は在宅での仕事ですから、自分の仕事時間は自分で調整ができ融通が利きます。それでもやらなければいけないことは溜まっていくしで、なかなか精神的にも疲れ、ストレスフルな日々が続きました。
まあこの状態がこれからずっと続くわけではないし、と思えば、少しは気持ちも楽になりました。そう考えると母が元気だった頃は何と楽だったことか。今までも父のところには週1ペースで行っていましたが、それはあくまで母のおまけ程度。しかし今、母が倒れたことで看るべき人が0から二人になり、私や姉にドカッと重くのし掛かってきたのでした。(つづく)