KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

海外不安で株式市場も五月病

今週のお題ゴールデンウィーク
★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です!

「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中!
(注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)

▼HP「じょうしょうダルマ」から成績などご確認後、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

1ヶ月当たり3,150円〜。

相場が続く限りチャンスは無限大。
一度お試しいただければと思います。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日経平均は大幅反落。週末のNYは雇用統計の失望を受けて大幅安。また昨日のフランス大統領選挙、ギリシャ議会選挙の結果が、予想の範囲内とはいえ現職敗北となったことで、欧州債務懸念が再び高まった格好。

それを受けた日経平均も朝方から売りが殺到。後場には日銀のETF買いに対する警戒感もあり一段の売りは控えられた様子でしたが、アジア株安などもあって買い上げる材料にも乏しく、値幅は50円弱に止まる格好に。結局今年最大の下げ幅で終わりました。


投資判断は「中立」。個人的には9000円を割り込む可能性は小さそう、もしくは勢い余って割っても瞬間的とは思っていますが、今週は決算の集中週でもあり、他にも週末にかけてSQやらヘッジファンドの45日ルールやら、色々あって動き辛い週でもあります。やはり今週は様子見の週という見方が妥当でしょう。

また前回示したように、無下に売りにポジションを向け過ぎるのも得策ではなく、どちらかと言えば買い場を探るべきタイミングと見ています。なので、とりあえず今週くらいは様子を見たいというのが本音です。

例えば、為替を見ても以前ならもっと有事の円買いが進んでもおかしくありませんでした。それが何とか連休前との比較でもそれぞれ1円高程度で済んでいます。やはり為替介入に対する警戒感があるからでしょう。

そもそも欧州の現職敗退も、本来あまり大した話ではありません。どこの誰がトップになろうと緊縮財政を進めなければ国際社会で孤立するだけなので時間の問題ですから。確かに「遅れる」という点で市場には短期的にマイナスと受け止められますが、あくまで一時的なものです。


そんな下げ相場の中でも今回特に目立ったのがSNSゲームの「コンプガチャ」違法報道。ここまで相場が弱い時に買われたSNS関連株が軒並み暴落となり、結果的に全面安となりました。

これに関しては後述のように昨年末からSNS関連銘柄は売り売り、と有料メルマガなどでも積極的に推してきたことの一つの帰結だとも思います。ただ、今まで散々懸念されてきた割には一方で今日の下げは下げ過ぎ、という印象も受けています。

一部ではここまでの違法に稼いだ分を返金する必要があるのでは、という見解も示されており、消費者金融のグレーゾーン金利と同じようなニュアンスを指摘する向きもあります。その場合1200億円が対象になってくると一部で見られており、業績に与える影響も無視できません。しかし個人的には返金はちょっとヒステリックな見方ではないかと思っています。

コンプガチャが営業利益に占める割合が半分近いという見解もあって、将来の収益大幅低下も懸念される状況です。ただSNSゲーム課金の全てが全て違法なわけではないのですし、そもそも現在の「景品表示法」では完全にクロと言い切れない部分もたくさんあるとは思います。

これを規制するには、SNSゲームに焦点を合わせた新しい法整備が必要と思いますから、恐らくまだこの問題はまだ時間がかかり、紆余曲折があると思います。そういう意味合いでも今回の一件を一気に織り込んでしまうのはどうかと思っています。

逆に言えば「コンプガチャのみ」の規制で今回の社会問題が決着してしまうのか、という気もします。他にもなかなか射幸心を煽るシステムがちりばめられているのに、これだけで手打ちになりそうだ、というアク抜け感が出てもおかしくありません。

またグリー(3632)やDeNA(2432)を始めとして、荒稼ぎした彼らは既に軸足を海外に移しつつあります。海外に出てしまえば規制はありませんから(別の規制はあるでしょうが)、このビジネスモデルは舞台を変えて通用する可能性もあります。

両者共に今週決算を予定していますから、特に3月決算のDeNAがどういう今期見通しを出してくるかに一つ注目でしょう。決算についてはほぼ間違いなく良い数字を出してきますから、あとはこの数字が市場の信頼性を獲得できるか否か、というところにかかってきます。

個人的には以前から言っているように据え置きゲーム派の人間で、何十万もリアルマネーを払って架空のレアアイテムを買おうとする人の気持ちが全くわからないのですが、フリーミアムを活用した新しいビジネスモデルを作り上げたのは間違い有りません。

そのお陰で従来のハードタイプゲームが蹂躙されてしまったので嫌いなのですが、株式というところを冷静に見た場合、今日の反応はやや過剰と思っています。SNSゲーム関連株には一つの転機と見て、かといって明日・明後日に買える段階ではありませんが、落ち着いたところでの買い場探しに移行したと言えるでしょう。


新興市場は「強気の買い」。本日は両指数共に軟調。特に上述のようにSNSゲーム関連株が軒並み大きく値を下げたことで、関連株のサイバーエージェント(4751)はストップ安、ミクシィ(2121)も大きく売られ、マザーズ指数は8%近い下げに。これは歴代17位の記録だとのこと。

一方JASDAQの方は足下で年初来高値を更新していたこともあって、需給が良い分、下げ幅は限定的でした。同じ新興市場で明暗が分かれた格好。

今日の動きはある種致し方ない部分が強いですが、マザーズ指数の方は上述のような考え方から、やがて大きなリバウンドを見せるタイミングがやってくるでしょう。グリー、DeNAの株価がリバウンドを見せれば、また急反発する場面も訪れるものと思います。


ポートフォリオ銘柄】
ソネットエンタテインメント(3789)は大幅続落。上述のようにSNS関連株が売られたことで、同社も関連株として売られる流れに。ただ売上に占めるSNSの割合は小さい方ですから、その他の関連株ほどは下げもきつくありませんでした。

同社に関しては、ここまで比較的しっかりとした展開が続いていましたから、売りの良いきっかけとなった面もあるかと思います。テクニカル的にも上値に大きな窓も開けましたから、無下に下がっていくようなものではないでしょう。

一方で、リバウンド局面になった時はグリーやDeNAの方が反発力がありますから、同社はそれ程買われないかも知れません。それでも需給は良く長期上昇トレンドも崩れていませんから、気長に株価の回復を待つことにしましょう。


GCAサヴィアンG(2174)は大幅反落。こちらも同社固有の値動きというよりは、どちらかというとマザーズ市場の主力株として、指数に連れ安する部分が強かったと思います。

業績の方はむしろ最近実績の更新が頻繁に行われるようになってきて、丁度グリーによるアメリカFunzio買収という100億円規模の案件も獲得。足下の円高が国内企業の海外企業に対する最後の買い場と見られていることもあり、また決算発表を過ぎたこともあって、やや案件が増加傾向にある感じ。

相方の日本M&Aセンター(2127)も本日の地合の中では底堅く推移。着実に土台は出来上がってきている印象を受けます。ここからの下値余地は小さいと見るべきでしょう。


本日寄り付きから売りポートフォリオ入れとなったファーストリテイリング(9983)は大幅続落。ただ、朝方から勢いよく下がってしまったことで、窓明け後の陽線を付けてきました。ちょっと勿体ない入り方をしてしまいました。

ただ一方で商いが膨らんで反発してくるか、と言えば、そこまでの力強さも無く。日証金などが示すように、あくまで売り方の買い戻しが主因だったと見るべきでしょう。

また同社は指数寄与度の高い銘柄ですから、週末のSQに向けて、思惑的な売買も今週は多いと思います。おそらく先物は日経平均9250円辺りを狙ってくるのではないかと考えると、木曜まで同社にも買いが入ってくる可能性があります。それでもそれらが主因で比較的値が保たれているのであれば、むしろ本格的な下げはここからとも言えそうです。


【注目銘柄】
ウエストHD(1407)は大幅反落。こちらは先週頭に有料メルマガにて売りの視点で以下のよな観点から取り上げました。

「先月中間決算の下方修正を出したものの、その翌日に包み陽線を示現すると株価は一気に1.8倍化の流れに。アク抜け感やメガソーラーへの期待、太陽光買取価格の決定などの材料があり、上場来高値更新という需給妙味が加わって、売り方の買い戻しを巻き込みながら強含んできました。

ただ先日はスーパーツール(5990)との合弁をわずか1年で解消。また、強力な販売提携先のヤマダ電機(9831)は先週末に前期決算の大幅な下方修正を発表。一時はヤマダによる出資額引き上げを期待した買いも入っていましたが、すっかり期待ははげ落ちたでしょう」

ところが5日の日経で「小中学校で太陽光発電」という報道もあって、本日は同業のサニックス(4651)や三晃金属(1972)が比較的しっかり。高値圏をキープしていることで、高値更新の怖さもありました。

それでも先週は連休中の逆日歩を嫌がった買い戻しなども入った分「新たに売り直される可能性も高い」感じもありました。結果、本日同社に関しては朝方から窓をきちんと埋めると、そのままズルズルと下がっていってくれました。

既に株価位置が高かったことも売りやすい点でしたが、これで高値で陰線が4本並び、5日線も明確に割り込んできたので、もう一段安は十分見込めると思います。一方で上昇トレンド自体は完全に崩れたわけではないので、警戒も引き続き必要です。


クルーズ(2138)はストップ安比例配分。この銘柄に関しては以前もこの欄で取り上げましたが、やはり有料メルマガで売りで取り上げていました。一応公式的には先月末で終了してしまっていましたが、この銘柄に対する売りの見方は間違っていなかったと思います。

個人的には連休中に行政的なニュースがあるとは思わなかったので、上述のコンプガチャ違法報道がどうせであればもう少し早めにリリースされれば完璧だったのですが。まあ、そこまではなかなか上手くいかないですね。


その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

他社さんの方が成績が良くてどうも地味ですが、当方は着実に利益を重ねていくことで無理なく、焦らない投資法を伝えるのが強みです。まだまだ長期上昇相場は続くものと思われますし、乗り遅れたということはありませんから、これを機に一度お試しいただければと思います。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。