KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

QE3決定で大幅高!

今週のお題「おじいちゃん&おばあちゃん、ありがとう」
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日経平均は金曜大幅続伸。前日のNYはQE3が決定したことで大幅高。ダウ、S&Pはリーマンショック前の水準を回復し、NASDAQは12年ぶりの高値を更新。

それを受けた日経平均も朝方から買い先行のスタートに。SQ値が9076円に決まりましたが、それを下値の幻のSQ値にし、上値追いの動きが強まる展開に。QE3が決まっても為替がさほど円高に振れなかったこともあって、一段の安心感が強まりました。

後場もアジア株の堅調さが手伝って一段高の展開に。引け間際には3連休を控えた利益確定売りに押され上げ渋ったものの、引けでは9100円台後半をキープ。ただ値上がり銘柄数は全体の3/4で、ここまでしっかりしていた内需株に売りが入ったこともあり、全面高とは言えませんでした。

なお出来高・売買代金はメジャーSQのため膨らんだものの、SQ分を除いてもそれぞれ21億株、1.2兆円分あり、QE3効果で久しぶりに商いが膨らみました。


投資判断は「強気の買い」。前回「QE3は無いのではないか」としましたが、結果的に予想は外れQE3決定。やるならば9月のFOMCがラストチャンスと言われていたこともあって、FRBは積極的に動いてきました。3日新甫で波乱の9月相場は、予定通りの波乱を含んできました。

それを受けて株価は一段高したわけですが、負け惜しみ的に言えば前にも書きましたが「どちらにしても株価は上昇していた」と思います。その「有る無し」が影響したのはあくまで上昇幅と期間に対してでしょう。

QE3をやれば太く短く、つまり急騰しかし期間は短めに、無ければ細く長く、つまりは長くジワジワ上昇する形になったものと思います。

私は当初QE3が無く、大統領選挙前くらいまで上昇トレンドが続いていくと思っていましたが、今の感覚では10月前半にもピークアウトする可能性があると思っています。それでもまだ上昇は始まったばかりですから、ここは素直に買いに付いていくべき場面でしょう。「今買わなければいつ買うのか」の相場展開に、疑いを挟む余地は無さそうです。

さしあたり金曜のNYは小幅続伸。期待感が持続し、日経平均先物もしっかりしています。月曜は日本がお休みですから、また月曜のNY市場の動きを見て火曜の入りがどうなるか、というところですが、基本は心配無いと見ています。

チャートなどを見ても、まず9500円の回復はほぼ間違いないと言えそうです。8/20の高値9222円を上回れば、再度5/7のGW明け後に急落した窓を埋めに行く動きになります。価格帯出来高の薄さ、また為替の(短期的な)安定感から、比較的短期間に達することが可能であると見ています。

一方、TOPIXの方はまだ三角持ち合いから抜け出せていませんが、今回はさすがに770ポイントを上抜いて上値ブレイクしてくると思います。そうなって初めてNT倍率拡大だけで進んでいた一部偏重の「実感無き上昇相場」は、他の銘柄に波及して力強く出来高の伴う「実感を伴った上昇相場」に移行してくるでしょう。

それには日銀の協力が必要です。18、19日の政策決定会合は、いよいよ日銀に対するプレッシャーが強くなってきました。アメリカがあれだけ大胆な施策を打ってきたので、今度ばかりは日銀も何も出さないわけにはいかないでしょう。為替は恐らく日銀が今度こそは追加緩和を出すことを期待して、何とか一段の円高進行を食い止めています。

これで何も出さなかったら、ある意味日銀らしいと私は思いますが、市場は普通に失望するでしょう。一時的には売られるかも知れません。ただし、私はこれも今回のFOMC同様、緩和があろうがなかろうが、結局この上昇トレンド自体は変わらないと思っています。

何故なら日本株は最早日本のものではありませんから。日本独自の材料よりもアメリカなどの海外要因が与える影響が特に強い。つまり今回のFOMCの影響力が大きすぎて、日本の金融政策という本来最も根幹の部分の決定さえも、幸か不幸か中レベルの材料にしか見られません。

何も出さなかった時のために予め日銀を弁護しておくと、日銀も手詰まり感を感じているのでしょう。どんなに緩和をやりたくても、ここまで実施している国債の買い取りオペが札割れの状態がずっと続いており、資金が市中に流れない。いくら買い取り枠を拡大しても、金融機関が国債を手放そうとしないのですから、日銀としても緩和策の出しようがありません。

結局、この先に景気が拡大していく道筋が見えない中で、金融機関は国債以上に魅力的な運用手段が見出せないことに欠陥があります。その欠陥を直せば、実は現行のままでも緩和が拡大され、資金が市場に流れるのです。そしてそのためには政府の財政政策、景気刺激策が必要。諸悪の根元は政府の無策ぶりであり、日銀にこれ以上期待するのはあまりにも酷でしょう。

それらを踏まえた上で、なお私が日銀に対して希望するのは、それでも枠拡大という姿勢を見せることでのアナウンスメント効果、ETF買い取り枠の拡大、そして何より市場と対話力を磨くことです。

日銀は結局「物価の番人」ですから、株式市場に関しては本来アウトオブ眼中(死語)。株式市場がどうなろうとリップサービスをする気も無い状態が続いているわけですが、その姿勢を正してもらいたい。

バーナンキさんなんかは、今回QE3を実施してもなお「労働市場の改善の兆しが見えなければ、MBSを引き続き買い付け、追加の資産買い付けに乗り出す一方、別の適切な政策手段を動員してでも、追加措置を取る計画」と強気に言明しています。その差こそが日米の金融政策の巧拙を分けているのでなはないでしょうか。

一番の根幹は日米の個人の金融資産に対する株式などの割合です。アメリカは資産の約1/3が株式なのに対し、日本は7%程しかありません。その差が中央銀行の真剣度を大きく分けていると言えましょう。株高による資産効果が出ませんから。

しかしその考え方は大きな間違い。実際には年金資金などは株式で運用されているわけで、株安は国民全員に関わる大問題です。株高によって解決する問題はたくさんあります。既にバブル化している国債価格が将来的に下落してくると考えれば、国債に比べてその市場規模が相対的に小さい株式市場には、今後資金流入の大きなチャンスがあると言えましょう。

大体今までのケースで言えば日経平均が1万円を回復してきたら動き出す個人投資家が増えてきますが、その前から株式投資をされている方はどう考えても有利です。市場が悪くても絶え間ない努力を惜しまない個人投資家が、ようやく報われる場面が訪れた、と言えましょう。


新興市場は「強気の買い」。金曜は両指数共に堅調。ただマザーズ指数はギリギリプラスという程度で、QE3による大型株の買い戻しが主体だった反発相場は新興市場にあまり恩恵が大きくない格好。この辺りは致し方ありません。

来週も当初は金曜の動き継続が主で、相対的に弱い動きが続きそうです。出遅れ感が出てくるには、恐らく日経平均で9500円を回復し、投資家が次なる出遅れ株を血眼になって探す段階になってからだと思います。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は堅調。QE3が行われた結果、案の定金融、不動産、保険といったところに買いが入ってきました。それを受けて同社も130円の抵抗帯を一気に突破の構えに。

こうなってくると、今まで抑圧されていたメガバンクなどの爆発力は大きくなりそうです。需給が重いですから、海外の資金などが逆に入りやすい(玉を集めやすい)。やがて売りを吸収しながら、売り圧力の弱いゾーンへと移行できます。同社は9月相場の主役の一つと言えそうです。


NEC(6701)は続伸。一気に120円を回復してきました。地合の改善もあってようやく暖気運転完了、上放れの動きが本格化に。金曜の夜は海外マーケットで為替も円安気味に振れましたから、月曜の海外動向にも因りますけれど、基本は来週から売られ過ぎ外需株の買い戻しが鮮明になると思われます。

そうなると注目度が上がってくるのは総合電機株。まだ個々の材料で上下する銘柄がありますから一概に一括りで扱えませんが、基本は円安転換すれば解決する問題が多いです。その時の買い戻し圧力はやはり市場で話題になった売られ過ぎ銘柄に集まりやすいでしょう。

金曜は日証金などを見ても売りの買い戻しが主体でしたが、ここからは新規の空売りが入り、それの投げ売りが出て・・・という好需給故の上昇相場が形作られていくものと思われます。みずほ同様にここまで抑圧されていたことで、ここからの外国人投資家を含めた更なる買い戻し圧力をなめてはいけないでしょう。


丸紅(8002)は大幅続伸。QE3を受けて余剰資金が商品市況に流れ込むと見られることで、好業績に繋がるとの期待感から、金曜は特に商社株の上昇が目立ちました。配当利回りの高さなどからここまで売られていたのが不思議でしたが、ようやく見直し買いの動きに。

この流れは前回のQE1、QE2の動きを見ても明らかで、それぞれ商社株は特に買われています。ここからがいよいよ本番。とりあえず600円までの戻りは早いでしょう。


【注目銘柄】
ケネディクス(4321)は大幅高。こちらは先日も当欄で取り上げましたが、先週有料メルマガにて買いで取り上げ。ここまでの上昇率は優に10%を越えてきています。

QE3の実施が金や不動産に資金を流し込むのは自明ですから、金曜は不動産株の上昇が顕著でした。同社は業種的には厳密に言えば不動産株では無いのですが、不動産ファンド組成が主業務ですから、直接的にも間接的にも大きな影響を受けます。

当然目標株価はまだまだ上。なので取り上げ根拠は目標到達後に記します。


野村HD(8604)も大幅高。こちらも9日に有料メルマガで買いで取り上げ。以来ずっと陽線の上昇が続き、金曜はやはりQE3を受けた株高期待感から大きく買われました。

まだ証券株に対して厳しい評価を下すアナリストが多い中、なかなか良いタイミングで取り上げることができました。こちらもやはり目標株価は全然上。こちらも目標達成となり次第、当欄にて根拠を掲載します。

まだまだ書きたい銘柄はたくさんあったのですが、文字数制限の関係からこの辺で。

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他社さんの方が成績が良くてどうも地味ですが、当方は着実に利益を重ねていくことで無理なく、焦らない投資法を伝えるのが強みです。まだまだ長期上昇相場は続くものと思われますし、乗り遅れたということはありませんから、これを機に一度お試しいただければと思います。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。