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日経平均は本日大幅反落。昨日の選挙結果や朝方の日銀短観の結果を受けて、朝方から売りが先行。ドル円が118円を割り込んだこともあって、寄り付き間もなく17000円に接近するところまで売られました。ただ17000円手前での底堅さが見られると、そこからは買い戻しの動き。急速にチャート上の窓を埋める動きになりました。
一方、戻りは先週末のメジャーSQ値17281円を意識して、上値が重いところ。それらに挟まれて、日本株は身動きの取れない感じでした。中国株が安くスタートしたことも様子見材料に。結局引けにかけて再度売り込まれ、17100円を割り込んで陰線で終了。売買高は21億株台、売買代金は2.2兆円台と落ち着きました。外国人投資家も次第にクリスマス休暇モードに。
投資判断は「やや買い」。本日の下落に関しては選挙後の出尽くしという面もあるとは思いますが、やはり先週アメリカ株が弱かったことが主因に挙げられると思います。日銀短観に関しては製造業は悪かったものの、非製造業が良かったので、総合的には中立的な感じです。
ただ、今までの上昇などから考えると17000円割れくらいあってもおかしくないところでしたが、私は前回も書いたように「恐らくもう17000円を割ることは無いのではないか」と考えています。とか言いながら引け後の先物は割り込んでしまったのですが、執筆現在ではプラス転換してきています。
と言うのは、引き続き空売り比率が高いことです。先週末の空売り比率は過去最大級と書きましたが、本日も33.9%と高いです。鬼(日銀)の居ぬ間に・・・と空売りを仕掛けているようですが、これも前回「来週からは(選挙も終わったので)日銀のETF買いも復活する」と書いたように、やはり復活してきました。本日また374億円分のETFを購入ということです。
逆に言えば買ったのに下げが大きかったという言い方ができるかも知れませんが、ともあれこれで売り方はちょっと手を出し辛くなったものと思います。ましてここからは12月決算銘柄の権利取りの動きや、掉尾の一振を期待した買い、NISAの駆け込み買いなどが期待できるわけで、日本株独自の要因であれば簡単に売り込めないはずです。
唯一気になるのはアメリカ株の動向。ダウは先週一週間で3.8%も下落してしまい、下がってから気付いたのですが、12/2に例の下落アノマリー「ヒンデンブルグオーメン」がまた点灯していたとのこと。
ただコレは発生条件がマチマチなので、ちょっと信憑性には欠けるのですが、ともあれ実際にここまで下がったので「嘘から出た真」のように、意味を持つものになってきました。
で、前回発生した10月上旬の時は1000ドルくらいは下落しています。一応5%以上下落するというのがヒンデンブルグオーメンですから、やはり17000ドル辺りまでの下落は覚悟しておくべきでしょう。ただ前回はそこから切り返して高値を更新してきました。あくまで一時的な調整と見るべきと思います。
と言うのも、基調自体は日米共にやはり強いからです。上がり続けていれば当然どこかでガクンとエアーポケットに入ったような急落はありますが、その場面は押し目買いの好機であると考えています。アメリカは来年中間選挙後の、4年間で一番上昇率の高い年でもあります。また日本も緩和継続と久しぶりの安定政権(しかも株高標榜政権)で大勢に大きな不安はありません。
足元の原油安やギリシャの問題などは取るに足らないことと考えています。無論高値では売りのきっかけになることでマイナス要因ではありますが、過剰に心配する必要は無いでしょう。
ただ一つ、逆にここだけ注意して見ておくべきポイントを挙げるとすると、やはりアメリカの金利です。それは政策金利の引き上げの話ではなくて(それもありますが)、日々動く10年もの国債の金利です。
まずリーマンショックのような本質的な世界同時株安が起こる理由は究極的にはただ一つ「金融機関の破綻懸念」のみです。貨幣を市場に流すという心臓の役割を果たしている金融機関が破綻すると、それはすなわち心臓停止ですから、当然大変恐ろしいものです。
逆に言えば、その他の懸念材料は案外何とかなるものです。その金融機関の生殺与奪を握る国債価格は、やはり注意深く監視しておくべき必要があります。
幸い、今はアメリカも日本もドイツもフランスも、主要国の債券価格は軒並み安定しています。というより高値圏にあります。日本やフランスに至っては格下げされてもしっかりしています。中央銀行が買ったりしていますから。なので、債券価格さえ安定していれば、株式市場も大きな波乱は起きないと思います。
足元でちょっと嫌な動きをしているのがアメリカのジャンク債(格付けBBB未満のもの)。すなわち財務不安のある低格付けの会社の社債ですが、これが最近値を下げています。一般的にアメリカの株価が高値圏にあるので、財務不安のある会社でも破綻リスクが小さくなり、これらの社債は買われるのが普通です。
しかし最近原油安がこれらジャンク債の価格に響いています。というのも、ジャンク債で多いのが中小のシェールガス業者で、それらが原油安で最も打撃を受けています。そしてアメリカで代表的なジャンク債の集まりである「ハイイールドETF」なんかは、これらエネルギー会社のウェイトが13.9%と二番目に高いので、当然のように影響を受けます。
↓ハイイールドETFの値動き
http://www.blackrock.com/jp/products/239565/ishares-iboxx-high-yield-corporate-bond-etf
とは言うものの、上述したようにまず親玉のアメリカ国債の金利が安定している限り、この辺はまだ大丈夫と言えるでしょう。むしろアメリカ国債などは金融商品の担保になっているケースが多いですから、もし国債の価格下落となった場合に担保価値の下落→信用の縮小→他の商品への売り波及が尋常ではありません。
その場合、アメリカ国債の売り→他の金融商品の売り→景気に対する不安増幅により回り回ってアメリカ国債の売り・・・という連鎖が起こって、金利がピンッと跳ね上がる恐れがあります。そうなると、いよいよ次のリーマンショックに対して身構えないといけない段階になります。
繰り返しますが、今のところはまだその兆候が出ていないので安心です。もし本当にアメリカの国債が不信任(すなわちドル売り)となった場合、例えば金価格が上がるとかそういう兆候も出るはずです。何故なら金持ちほどドル以外の資産を持とうとする動きが急速に出て、資金がどこかの出口に向かって一斉にワッと動き出すはずですから。
無論、小さな色々なほころびが集まった結果、アメリカ国債が売られる可能性は十分あります。ジャンク債の下落、VIX指数の上昇、中国の成長鈍化懸念・・・集めれば一つの大きなマイナス潮流を作ることはありますが、それでもやはりアメリカ国債の金利が上がってから判断しても遅くは無いと思います。
そういう全体感を持ちつつ、目先の日本株の流れはとりあえず今週前半まではアメリカ株安を受けた売り基調継続→年末の掉尾の一振や来年相場に向けたNISA買い期待などもあって年末にかけて買われる動きを想定します。年内最後の買い場が今週であると見ています。
そして一旦上がりだした場合、上述の空売り比率の高さや今まで売りが出尽くしている分、急な上昇に転じると見ています。アメリカでは結局さっさと政府閉鎖も危機も回避されましたし、原油もそろそろセリングクライマックスを迎えて反騰に転じるのではないかと思われますから、落ちてくるナイフを掴んで良いタイミングだと思います。
新興市場は「やや買い」。本日は各指数揃って軟調。マザーズに関しては途中までしっかりしていましたが、後場から崩れ出した格好。一方、値を崩していた直近IPOはそれぞれ大きく買い戻しの動きが出ています。本日IPOのテクノプロHD(6028)が東証1部案件で売り気配スタートだったことから狙われる銘柄が限られ、逆に短期資金が分散せずにわかりやすい流れになったものと思われます。
ただそのIPOは明日今年最大の一日5銘柄同時上場。雰囲気が悪いと初値形成に悪影響なので、各主幹事が今日のうちに頑張ったのかも知れませんね。明日以降も直近IPOの値動きに注目です。
【ポートフォリオ銘柄】
コーセー(4922)は続伸で年初来高値更新。今月陰線となったのはわずか1日だけで、強い動きが続いています。引き続きディフェンシブ性や原油安による原料安、NISA買いなどが下支えの格好。
NISAの消化枠に関しては9月末時点では3割程度と言われていたものが、ネット証券などでは足元7割方の消化となっているのだとか。本場イギリスでも期限ギリギリに使用されるようですし、ここから駆け込み&新規追加の買いは十分期待できる季節柄なのだと思います。
スルガ銀行(8358)は反発。ズルズルと値を下げてきましたが、75日線到達でようやく反発の動きが出てきました。また日曜の日経1面では「地銀7行広域連携」と伝わり、地銀が地方創生のテーマと共に注目を集めるきっかけとなっています。選挙は終わったばかりですが、来年4月に今度は統一地方選挙も控えて、議席数を減らした自民党も楽観視できません。地方重視の政策に、ここからの戻りに注目。
ライオン(4912)も反発。本日もライバルの花王(4452)が大きめの上昇で上場来高値更新し、連れ高の流れとなっています。一段と進む原油安が化学業界に最大の恩恵を与える形。同社は12月は配当と優待の権利月でもありますから、掉尾の一振の動きに期待です。
【注目銘柄】
情報企画(3712)は一時大幅高で年初来高値更新。08年以来の高値を付ける場面がありました。こちらは先般も当欄で取り上げましたが、1日配信の有料メルマガで参考銘柄として取り上げ。金融機関向けのシステム開発、業務支援が主力ということで、上述のように地銀の益々の連携などによるシステム開発需要が増えるものと見られます。
新四季報でも順調な業績の進捗が見込まれていますし、配当利回りは3%以上。しかも優待もあるので、流動性は低い銘柄ですけれど、NISAなどに入れて放っておく分には悪くない感じです。
・・・まだまだ書きたいことはありますが、例によって文字数制限の関係上ここまで。
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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。