北陸新幹線に関しては先日利用動向が出まして、3日間で84000人の利用という滑り出しでしたうちの地元の新聞では開業前後から連日一面トップで北陸新幹線を取り上げて盛り上げています
ただやっぱり、と言いますか、メディアの報じ方には温度差があります。乗車率は48%ということでしたが、地元の新聞では「JR西日本社長は山陽新幹線と比べても良い数字。大変好調なスタート」と成功を強調しているのに対して、日経などの全国紙では「JR西の関係者は衝撃的な数字と落胆の色を隠せない」などと評されています
ネット上でも「開業直後なのにガラガラ」と嘲笑の対象になっていますが、まあ生涯乗る気が無いような野次馬は他人の失敗が何よりの好物なので無視に限ります実際に乗ったうちの姉や知人の話を聞いても「座れなかった」「60%くらいは乗ってた」ということで、当然時間帯によってマチマチですからね。
また案外富山と金沢を結ぶ「つるぎ」も、私は「こんなもん作って採算大丈夫かな?」と思っていたのですが、結構需要があるそうで、昔からビジネス的な繋がりの強かった富山と金沢のパイプが太くなったことは良かったです今まで混んでいた富山と金沢を結ぶ道路も、少しは混雑が緩和するかも知れません
従来、東京から富山まで行くには上越新幹線で越後湯沢まで行き、その後はほくほく線経由の特急「はくたか」に乗り継いで3時間半くらいかかる行程でした今回それが乗り換えも不要になり2時間ちょっとまで一気に短縮されたので、時間的な距離はだいぶ短縮されました
ただ人口動態などを考えても計画が後手後手に回った点は挽回が難しいなとも感じます総額1.7兆円の工事費の元を取るためには、一体何十年かかるのでしょうか?
北陸新幹線は私が子供の頃から計画があったにもかかわらず、実現まで紆余曲折があり、結局ここまでくるのに40年もかかってしまいました長野までは長野オリンピックの影響でさっさと開業しましたが、その先が続かない。そうこうしている間に太平洋側ではリニアが着工しようとしています北陸はずっと放置されているような疎外感がありました(つづく)