KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ソフトバンク(9984)が大規模自社株買いでストップ高!

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日経平均は本日続伸。前日のNYはお休みでしたが、ヨーロッパではドラギ議長の「インフレ期待が低迷するなら3月にも(追加緩和に)動く用意がある」という議会証言を受けてしっかり。

それを受けた日経平均は朝方こそ売りが先行。昨日1000円以上上げた反動から、さすがに様子見・戻り待ちの売りが出ました。ただ中国株がしっかりしたスタートになると、次第に安心感が拡がる形。指数寄与度が高いソフトバンク(9984)(後述)が大規模な自社株買いでストップ高まで買い上げられたこともテクニカル的な要因になりました。売買高は14時半現在で26億株弱と大きめ。


投資判断は「やや買い」。個人的には16000円くらいまでは簡単に戻るだろうとは思っていましたが、一日であっさり達成しちゃいましたね。もう最近は時間軸がおかしいです。値動きが極端過ぎますね。

今回上手く「育てれば」2ヶ月弱ほど戻り局面が続く可能性が出てきました。丁度昨年9月に急騰した頃合いとよく似てきました。何と言っても3月末の権利取りの動きも出てくるでしょうし(ただ8月の際も9月末の権利採りの動きが出やすい場面だったのですが・・・)。ともあれ引き続きくどいようですが「日本の地力だけでは」ここから買い戻しの動きが出やすいところです。類似している08年も2月SQ直後をボトムに、戻り相場になりましたしね。

が、戻りは弱いと見ています。あくまで「やや」が付いている消極的なリバ狙いに過ぎません。単に水準論で言っているだけですから、短命に終わる可能性もあります。そもそも昨年8月も急速なリバが出た後に、結局その後1ヶ月だらだら下げましたしね。セリングクライマックスは昔ほど単純ではありません。

最大の戻りメドとしては2月高値の18000円弱。ただしこれは「あっても」という感じですから、確率としてはそこまで高いとは考えていません。まあ12月から散々買い方向の期待感は裏切られ、安易なリバを狙っては売りにやられが続いているので、大きな期待感は持たない方が良いでしょう。

そもそも買い手が不在ですから。ここまでの下落局面で一身に買い支えるGPIFは今度は売り手に回ります。日銀も上昇局面では買ってくれません。外国人投資家がしっかりと買い転換するまで、株価がドンドン上がるというのは難しいと思います。あくまで売り方の買い戻しのみに止まるでしょう。実際、2月第一週の投資主体別売買動向でも、追加緩和後に外国人が一層売りを厚くしていることがわかりました。

外部環境がこれ程弱いにもかかわらず、アメリカ株の下落率は日本やドイツの半分程度に収まっています。確かに業績や経済状態が一番良いのはアメリカではあると思います。一方、そんなアメリカの相場をこれまで支えてきたのはアメリカ企業による自社株買いがまず第一でしょう。また更に今後は例年の税金還付時期もあり、これらの支えで多少の戻りは期待できます。

が、大統領選挙の指名争いが進むにつれ、期待と不安が交錯してボラは大きくなります。一般的にボラが大きくなると長期投資家は嫌気しますから売ります。なので投資主体別売買動向でも外国人投資家による現物株の売りが膨らんでいます。

結論として、引き続き夏場にかけての大きな下落局面を想定しています。逆にいうと、ここから2ヶ月かけて戻しても、その先にある売り方の発射台を高くするだけと認識しておくべきです。

以前も言いましたが「下がる時は2000円でも3000円でも下がる、というこの体験は少なくとも年内は覚えておきたいところ」です。今は嫌という程わかっていますが、もし今後2ヶ月くらい戻りがあれば、ついつい忘れてしまうものです。やはり家族に何と言われようとも、書いてトイレに貼っておくべきですね。


新興市場も「やや買い」。本日は両指数共に堅調。東証1部の落ち着きに合わせて新興市場も買い戻しが進みました。個人投資家による追証の投げ売りも一巡し、焼け野原の中に種を植え始めた感じ。焼き畑的に、その灰がまた良い肥料になって育っていくのかも知れませんね。決算も出尽くしましたし、選別が進む流れになっています。相場の先行きに厳しさがあっても、短期で値幅が取れる新興市場は効率が良いと言えます。


ポートフォリオ銘柄】
日本プロロジスリート投資法人(3283)は続伸。本日からマイナス金利が実務レベルで始まるということで、有利子負債が大きく恩恵の強い不動産株やREITが本日の上昇率上位となっています。

特に同REITは今年の高値を更新。物流系REITは明日にラサールロジポート投資法人(3466)の上場を控えること、また先般も書いたようにGLP投資法人(3281)が実質マイナス金利での資金調達を実現したとのことが材料になっています。REIT指数も今年の荒れ相場の中で75日線をすっかり上抜いており、需給は良好。引き続き注目です。


京浜急行(9006)もしっかり。先週は地合に飲まれてきつい下げになりましたが、昨日その下落分を一日で回復。こちらも今年の高値を取ってきました。加えて本日の日経では「私鉄大手16社の輸送人員は3Qで3.1%増」とありました。訪日外国人観光客の増加で、特に空港を結ぶ鉄道に恩恵が強いとのこと。京急も羽田に強い路線で有名です。本日引け後に訪日外国人観光客数が発表されることも支援材料。

また、こちらもやはり社会インフラ関連株ということで多額な有利子負債を抱える銘柄です。不動産関連という側面もあり、また3月期末の優待権利採りの動きも期待できることから、売り長の好需給に支えられながら強い動きが続くと思います。


【注目銘柄】
ソフトバンクG(9984)ストップ高比例配分基調。こちらは14日に配信した有料メルマガで買いで取り上げ。その際、以下のような理由で取り上げました。

「ポイントとしては、やはりマイナス金利導入による有利子負債負担の縮小。同社の有利子負債の大きさ(12.3兆円)は上場企業の中でも特に目立ちますし、孫さんのお家芸でもありますね。かつて折角縮小に向かっていたところにスプリント買収でまた膨らんでしまいました。

(中略)

あと、可能性は未知数でもありますが、孫社長によるMBOの可能性もまた出てくるのではないかと。昨年9/11に突然そういった報道がbloombergで報じられて急騰した経緯がありました。あれから株価は更に下落し、実現確度に現実味を帯びてきたという見方もできます。

これは足元のマイナス金利導入によってMBOが増えるという流れが背景にあるでしょう。いつまでもアリババなど保有株の含み益分すら評価されないもどかしさが、孫さんの中にはあるでしょう。実際にされるかどうかは別として、そういった期待感が株価を下支えする可能性も見ておきたいところです。・・・(後略)」


そして昨日はそして昨日引け後に総額5000億円規模の大規模な自社株買いを発表。最大1.67億株の買い付けで、かなりのものです。MBOではなかったですが、孫さん怒りの自社株買いという感じ。久しぶりにどんぴしゃで読みが当たりました。ストップ高なんて随分久しぶりです。

アメリカですっかりメジャーな巨額な自社株買いを、日本に持ってきて体現したという孫さんらしいやり方です。もし金曜にやっていようものなら本日の大幅高の中に埋もれてしまっていたので、タイミング的にもズラしてバッチリです。

期間は明日から1年間ということで長いですが、実は同社は昨年8/6にも自社株買いを発表。当時は1200億円で発行済み株式総数の1.7%弱、取得期間は半年超という設定でしたが、結局わずか6営業日で全ての枠を買い切ってしまい、加えてインド人副社長による個人的な自社株買いもありましたが、その後の下落に繋がっています。

今回はそれよりも株価水準が半値近く落ち込んでおり、金額は当時の4倍以上。ならば株価も当時の8倍(株価半値×買付金額4倍分)の上昇力が期待できます。当時は7140円→7800円まで3日間でいきましたから、上昇率は9.2%。まあ正直この地合で9.2%×8=74%の上昇・・・はさすがに無いでしょうが、大きな買いになるのは間違いないですね。

5000円をキープし、1/21の商いが膨らんだ水準をクリアできるので、需給は一気に好転します。また5000億円分一気にドンと買うわけにもいきませんから、さすがに実質的な買い付け期間は一ヶ月くらいは続くでしょう。

ちなみに13日の日経報道で「鴻海がソフトバンクにもシャープ買収に関して出資要請」とあり、それが昨日の株価の足をやや引っ張ったようにも思えます。ところが、先般10日の決算説明会の席上で東洋経済の記者さんが既に同様の質問をして、孫社長がそれに対して「考えていない」と言っているんですね。今回の巨額自社株買いはある種それの拒絶のメッセージも強いのかも知れません。


・・・と、また文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。