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金曜の日経平均は反落。祝日を挟んだ海外の動きはFOMCでの金利引き上げ無しを受けてしっかりしていたものの、祝日の間に円高が進んだこと、また水曜急騰の反動も出て、朝方から売りが先行。ただその後は切り返しの動きが出て、一時プラス圏に浮上する場面もありました。しかし戻りはそこまでが限界。後場の日銀ETF買いを誘うかのように、前引けのTOPIXは-0.25%で終えました。
ただ結果的には日銀のETF買いは入らず、後場は援軍の来ない中で週末を意識したポジション調整の売りに。引けにかけてジリジリと売られました。一方、下げ幅も限定的。売買高は19億株台、売買代金は2.2兆円とまあまあでした。
また身の回りがバタバタしていて更新が滞りましたが、できる範囲でまた更新を続けていこうと思います。その間ビッグイベントとしては、世界が注目した日米の金融政策が決定しました。
アメリカの方は大方の予想通り利上げ無し。日銀の方はマイナス金利の深掘り無し、「イールドカーブ・コントロール」として長期金利の0%固定と短期国債の買い入れによる緩和継続(手段)、「オーバーシュート型コミットメント」として2%の物価目標達成まで緩和の無期限継続(期間)を打ち出しました。
以下8/16に配信した有料メルマガからの抜粋ですが、事前にマイナス金利深掘り報道が日経から出て市場を疑心暗鬼にさせましたけれど、正直深掘り無しは当然の帰結だと思います。
「何より日本株の弱さは、日銀に切れるカードがもうないと読まれていること。マイナス金利の深掘りは、残念ながら先行しているECBが効果は無いと証明してくれています。実際、最初にマイナス金利導入をした14年6月からしばらくは確かにユーロ安の効果がありました。
しかしその後段階的にマイナス金利を深掘りしても次第に市場に耐性が付き、最初の導入から9ヶ月後の15年3月をボトムにユーロは上昇に転じています。その後-0.4%まで切り下げても、少なくとも為替には効果が無いことはわかりました。ですから1月に日本がマイナス金利導入を決めた後の反応もイマイチパッとしませんでした。
なので日銀の次の一手としてマイナス金利の拡大は考え辛く、加えてメガバンク3行で3000億円の減益要因となると金融庁が懸念したことや、ゆうちょ銀行(7182)が送金手数料の徴収を決めたと報じられたように、金融機関はこれ以上の金利引き下げは受け入れ難く感じています。
百歩譲って実際に景気浮揚効果があったのであれば銀行も受け入れるでしょうけれど、効果がなく景気は冷え込むわ運用は難しくなるわで「もうやめてくれ」と言うのは当然と言えます。
なのでもう日銀は打つ手がないだろう→なら円買いだ、としてどんどん円高に進むのは、単なる「リスク回避の円高」ではなく「仕掛けやすい相手に喧嘩を売る円高」という言い方の方が適当のように思えます(ただ、本質的にはアメリカのドル安の意味合いが強いです)。」
そんなわけで、とりあえず水曜の時点では出尽くしにより短期円買いポジションの巻き戻しから円安には進んだものの「魔の祝日」を受けてドル円は100円台前半まで改めて買い進まれました。ただその割には日経平均に対する影響は大したことなくなってきました。
まず先に為替に関して言及しておくと、例年9月中旬→10月中旬にかけての一ヶ月間、円高が進みやすい傾向があります。理由としては9月期末に向けて輸出業者の円買い・ドル売りによる円転が強まるのが主因ですが、今年を含めてオリンピックイヤーは大統領選挙の年になりますから、選挙直前に一層アメリカの輸出業者に配慮した発言が出てくることも円高圧力になります。
ただ最近特徴的なのは「既に外国人投資家がだいぶ減ってきて、為替にも反応しなくなってきた」という点。つまり海外要因に対する感応度の低下が挙げられます。
今まで私は散々「アメリカ株に注意しろ」「アメリカの動向を無視して日本要因のみでは考えられない」と繰り返してきました。その論調を今後も変えるつもりはありませんが、感応度の低下は明らかです。
まず実際問題として、投資主体別売買動向でも外国人は今年に入って5兆円以上売り越してきています。13年には15兆円以上買ってきているので、まだ売り越しの余地はあるものの、その存在感は足元でだいぶ低下してきていると言えます。
http://www.opticast.co.jp/cgi-bin/gai.cgi
実際、直近(9月第一週)の投資主体別売買動向でも外国人投資家が現物株を3,338億円と引き続き売り越し。個人も1,020億円の売り越し、そしてGPIFなどの公的資金とされる信託銀行まで8週ぶりの売り越しで444億円。
ちなみに聞いたデータで面白いと思ったのは「1ドル100円割れとなった日とその日経平均の推移」ですが、Brexitの6/24の14952円→7/8の15106円→8/16の16596円。段々と切り上がってきているんですよね。それに応じて外国人が「抜けている」イメージがつかみ取れます。
では誰が買っているのか、というと自社株買いや証券の自己売買部門ということで、メジャーSQ分の裁定解消要因を差し引いたとしても非常に主体性の無い相場になってきています。第一週は週間で少し株価が上がった週でもあるのですが。
もう一つは裁定買い残の低下。ずっと裁定買い残が減り続け、最近は先物が市場を混乱させるということが無くなってきました。実際、今月はメジャーSQだったのに全体の出来高が17億株台、売買代金は2.1兆円台で、なんと前日の売買代金に負けてしまう珍現象が発生しました。先物の売買も手口を見ても大抵海外勢が主役ですから、やはり外国人投資家の存在感低下は明らかです。
直近の裁定買い残も3,385億円と09年3月以来の低水準となり、4,822億円となった売り残の方が上回る状況になりました。この辺り、やはり日銀のETF買いが生み出した外国人投資家の日本離れ「ジャパンパッシング」を示す一例だと思います。
が、結果的に少なくともこれからはこの「日本株のアメリカ株離れ」が、日本株を救ってくれる可能性があります。アメリカ株が急落しても、その下落が今までのように「震源地より下げる」ということを防いでくれるでしょう。ことこういう状況になってくると、日銀による力技の効果も消極的に認めざるを得ません。
無論、アメリカ株を無視するわけにはいかず、アメリカが下がると日本株も下がるでしょう。ただ、その影響度合いは半減しているということです。
私のイメージでは、アメリカの下落は年内大統領選挙前にあと一回あるか無いか。9月利上げが無い→12月利上げを織り込む形で大統領選挙前にあと一回下がって、今年は残りアメリカ株も上昇基調、というイメージです。
日経平均のチャート的には一応SQ値17011円が意識はされます。実際には上述したように今回はあまりSQ値に強さはありませんが、心理的節目と重なっていることもあって、それなりの抵抗力は意識されそうです。
アノマリーとして「9/20~9月末までの日経平均は弱い」というものがあります。実際に直近8連敗中で、1990年以降でみると6勝20敗と圧倒的に弱いです。一応公平を期すと、中間配当落ちがあるので、弱くなりがちの時期ではあります。
その代わり、昨年なんかはその後12/1まで一貫した上昇に繋がりました。また先週はマイナス金利深掘りの日経報道を嫌気して、TOPIXは7連敗しました。しかし前回の7連敗は14年4月4日~14日でしたが、そこから15年8月までほぼ一本調子に上げていったので、縁起が良いと言えば縁起は良いです。
・・・で、毎度のパターンで文字数制限に達してきたので今日はここまで。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお、今日は使っている情報端末がメンテナンスで株価など調べられなかったので、ほとんど過去の有料メルマガからのツギハギでお送り致しました。次回以降、通常モードに戻れれば良いなと思いますので、また宜しくお願いいたします。
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