KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

アメリカの消費にも疑念が

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前日のNYは9月小売売上高が予想の前月比+0.4%に対して、結果は△0.3%と厳しい着地に。個別企業の決算は比較的良かったものの、売りに押されました。それらを受けた日経平均は前日終値を挟んだスタートになっています。


投資判断は「買い」。米中部分合意という太陽に隠れてしまいましたが、周りには無視できない出来事も色々起きています。一つはイランのタンカーが攻撃を受けたという話。証拠は無いものの「サウジからミサイル攻撃を受けた」との主張は「目には目を」的な教義の地域ですから、十分可能性はあると思われます。トルコ周辺から手を引いたアメリカが、どこまで中東に介入するのかが今後の注目点です。

一方、イギリスの方ではジョンソン首相とアイランドの首相が会談で「EU離脱案で月末の期限までに合意する道筋がある」と述べたことで、バックストップ問題の解決策が出てひょっとすると秩序あるBrexitに着地できるのではないかという期待感が出て来ました。それによってポンドが買われる動き。

そしてアメリカでは月間600億ドルの財務省証券(3ヶ月と6ヶ月もの)購入を今週から半年実施するとしています。まあ短期証券ですから市中に出回る資金の量は限られるわけですが、それでも3ヶ月でざっくり20兆円規模のお金が出回る話ですから、まあまあ株式市場にも効いてくるでしょう。

個人的な感想としては、やはりアメリカはこれ以上中国に対して強気に出ることはできなくなったのだろうなと思います。何と言っても景気の先行指標とも言える製造業の指標に弱いものが目立ってきており、このままであれば非製造業にも悪影響を及ぼしかねない、となると中国への圧力もこの辺りが限界では無いでしょうか。やはり直接選挙の票にも響きますし。

この辺りが投資家共通のコンセンサスになってくると、株価は更に高値を抜けるかも知れません。勿論トランプ大統領の頭のネジは何本か抜けていますから、次の日に突然何を言い出すかわからない非常識さはありますが。

アメリカの長期金利に関しては先週一週間で急騰し、約1ヶ月ぶりの水準まで回復してきました。ただこの一年で3.2%→1.5%まで急降下してきたレベルから見ると、まだまだトレンドが反転したと言える程の反発ではありません。むしろ利下げや量的緩和に方向性が向いている以上、低金利の「適温相場復活」シナリオの方が適当に感じられます。
https://jp.investing.com/rates-bonds/u.s.-10-year-bond-yield-streaming-chart

ここでまたシカゴ短期筋の為替の建玉を確認すると、8日時点でのユーロの売り建玉がまた水準を高めています。前週に比べてユーロ高方向に動いたにも関わらず逆張りのユーロ売りが増えており、足元ではポンド高を受けて更にユーロ高が進んでいる中、これらのポジションの巻き戻しがユーロ高に拍車をかけそうな感じです。その場合ドル安に繋がるわけですから、ドル円では円高圧力になり、ドル円の上値を重くします。
https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=5173

なおユーロ安のお陰もあって、アメリカの長期金利が上昇している割にはドルインデックスは低下基調にあります。これはトランプ大統領アメリカの製造業にとっては朗報でしょう。
https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/

スケジュールとしては本日17日(木)はワシントンでG20財相会議があります。またフィラデルフィア連銀製造業景況感指数の発表もあり、引き続き製造業の動向に注目が集まります。決算はモルガン・スタンレーなど。

18日(金)は中国の7-9月期GDPの発表があります。27年ぶりの低い伸びとなった4-6月期の年率+6.2%→+6.1%が予想されています。また19日(土)はイギリス議会側のEUとの離脱合意案締結期限です。

先物を見ると、8/6安値19960円→9/19高値22100円の半値押し水準21030円を10/4の21040円でほぼ達成。そこから切り返す動きになっており、半値押しからの倍返しを考えると23000円を目指す波動になっていると言えます。このところ甚だ単純なチャートパターンに当てはまっているのは、出来高が少ないからかも知れません。


新興市場も「買い」。昨日は共に下落で東証1部とは対極的な値動きに。特に厳しいのはマザーズ指数で、こちらは逆に8月の年初来安値に次ぐ安値水準でした。この辺りが個人投資家の今を色濃く映しているように思われます。

あくまで時価総額トップのメルカリ(4385)がPaypayという強力ライバルが出現したこと、また時価総額3位のTKP(3479)は公募受渡の還流に加え決算が市場予想より悪かったこと、また7位のsansan(4443)もやはり前日の決算を受けて急落など、個々の弱さが原因ではあります。ただそれでもマザーズ先物や投信などの絡みで、マザーズ市場の他の銘柄にも悪影響を及ぼします。反転のきっかけを掴みたいところ。


ポートフォリオ銘柄】
MTG(7806)は続落で再度1000円割れも視野。上述のように足元ではマザーズ指数の下落が顕著で、元々買い手不在の同社には売り圧力がストレートに出てきます。一方、昨日は訪日外国人観光客数の発表があり、ラグビーワールドカップ効果で5.2%増となりました。

この辺りは数字的には中立要因ですが、報道は「韓国が半減超」というところが見出しとしてはセンセーショナルなので、使われるところが多いです。まあ元々韓国人には売れていなかったので、同社にはあまり関係無い話なのですが、インバウンド関連株の投資家心理は冷やしてしまうかも知れません。


ソフトバンク(9434)は反発。先週の米中部分合意を受けて相場は出遅れ感の強い機械など景気敏感株に資金が回っていますが、ディフェンシブセクターである通信株もドコモ(9437)やKDDI(9433)は高値更新となるなどしっかり。

ただ同社に関しては自社株買いを実施した分、今月末にTOPIX浮動株比率調整で売りが見込まれる同社には売り圧力が出ています。この辺りは需給の重石になりそうですが、まだ配当落ち分の窓埋めも終わっていませんし、上値余地はあるでしょう。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。