KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

VIX指数は35ポイント台に

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金曜の日経平均は反落。前日のNYは新規失業保険申請件数が予想や前週をわずかに下回った一方、4月製造業PMIに関しては予想を上回る形。他方、コロナ治療薬として期待されていたギリアドの「レムデシベル」が初期の治験失敗と報じられ、強弱感が対立し、NY株はほぼ前日終値での着地でした。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。ただ前日安値をわずかに割り込んだところで下げ渋り、その後は一進一退の展開が続きました。

後場は日銀ETF買いが入ってTOPIX前場高値を上回ったものの、日経平均の方は引き続き膠着。14時に一旦下押し19200円を割り込みましたが、引けにかけてVWAP水準まで値を戻しました。売買高は13億株台、売買代金は2兆円強と低調。引けで5000億円くらい出来てやっとでした。


投資判断は「やや買い」。金曜のNYは787ドリームライナーの生産半減と伝わったボーイングが急落となったものの、ジョージア州で経済活動が一部再開し総じてしっかり。VIX指数は35.9ポイントに急低下しました。WTI原油も17ドル台を回復してしっかり。それらを受けた日経平均先物は19440円となっており、月曜の日本株は堅調なスタートが予想されます。

それにしても強いアメリカ株。今週は軟調とはなったものの高値圏を維持しています。S&Pは安値から一ヶ月もしないうちに31.4%も上昇しており、最高値からの下落幅の57.2%を回復しました。特にNASDAQの中でも上位100銘柄を集めたNASDAQ100指数は、実は昨年末の終値を回復。確かにAmazonNetflixといったコロナ禍恩恵銘柄が上場来高値を更新しており、むしろプラスになるのもわかります。
https://jp.tradingview.com/symbols/NASDAQ-NDX/

いくら景気支援策がしっかり打たれていると言っても、これだけ世界の経済活動のほとんどがピタリと止まってしまったにも関わらず、株価は高値から35%しか下落しませんでした。半値にすらなっていないのです。普通の感覚では合点いきません。

その最大要因はやはり中央銀行の無限とも言える資金供給です。結果、FRBのバランスシートは2月時点の4.2兆ドル→直近では6.6兆ドルにまで拡大。ものすごいスピード感があります。

イメージとしてはバケツの底に大きな穴が空いているけれど、給水車がすごい勢いで水を入れている感じ。底から抜けていく水量も多いですが、供給する水の量の方が勝っているので、一応少しずつ水かさは増しているというイメージです。言い換えれば株式市場から出て行く水(資金)の量を上回る勢いで水が市場に投じられているわけです。

実際、中小支援に用意した資金37兆円分が2週間足らずで枯渇したとのこと。それでもアメリカは更に水を入れ続けるでしょう。これが基軸通貨を持っている国の強権であり、インフレにさえならなければいくら貨幣を刷っても構わないというMMT理論を、壮大な形で試してみる他無いという状況に追い込まれた感じ。上手くいくかどうかは不明ですが、確かに今中央銀行ができることはそれしかありません。

もし今回のコロナ問題がアメリカだけの問題で、アメリカが貨幣を刷った分強烈なドル安に見舞われたのであれば、この壮大な実験はできません。過度なインフレが発生しますから。ところがユーロ圏も日本も中国も、程度の差はあれ皆一様にコロナの被害を直接的に受け「有事のドル買い」でむしろドル高が進んだので、貨幣大量供給する余力ができたと言えるでしょう。実際、長期金利がまた低下してきているのに、ドル高水準が維持されています。
https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/

というわけで金融危機はまず回避できています。事実、ドイツ銀行破綻懸念やCLOリスクといった金融に関する懸念は市場でもほとんど無視されています。これはこのメルマガでも以前から指摘している通り。金融の問題は金融の特効薬が既に効いているのです。

問題は景気に対する特効薬が無いことで、患者になるべく早く立ち直ってもらう他ありません。とりあえず中国の経済活動は復調に向かっています。アメリカや欧州は一部緩和の方向性が見えてきました。

逆に日本や新興国にまだピークアウト感が出ておらず、先が見えない状態になっています。ただ日本が新興国と事情が違うのは、感染者数の(検査数の問題で実態とはかけ離れているとはいえ)絶対数が全然違うので、欧米の戻りを参考にいつでも緩和方向に舵を切れるところでしょう。

世界の感染者数自体はまだすごい勢いで増加しています。ただ国連は「経済縮小が数十万人の子供を死に追いやる恐れ」と警告。共和党の差し金や圧力かも知れませんが、事実ではあると思います。こういう経済活動再開に向けた報道が増えてきやすい時期になってきたといえ、少なくとも株式市場的には追い風が吹くターンになっています。
https://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2020/04/272383.php

残念ながらコロナの感染者自体は減ってきたところでまた皆の気持ちが緩んで拡大・・・と3回くらい繰り返すことになると思います。これは人の多様性や生活がある以上、分かっていても避けられないでしょう(対策や啓発などで程度は小さくできそうですが)。

ただ株などの金融商品は違います。空売りやオプションなどでヘッジすることが可能であり、そう思うなら先んじて備えることができます。そして皆がそう思えば思う程警戒はもう済んでいるわけですから、ここから改めて警戒する人は少なく、であれば上がっていくというパターンも十分あり得ます。


新興市場も「やや買い」。金曜は高安マチマチ。マザーズではまた社長のテレビ出演が伝わったアンジェス(4563)が大幅高で活況。ギリアドが治験失敗ということで、バイオ株にまた食指が向かった形になりました。ここまで勢い良かった直近IPOがサイバーセキュリティクラウド(4493)中心にへばってきましたが、日替わりでスター株が出てくる懐の深さもあります。


ポートフォリオ銘柄】
日本リビング保証(7320)は大幅高。特段材料はありませんが、マザーズ高の流れに乗った形です。新築マンションや戸建て販売戸数が減少しそうな点は将来の成長性には懸念が出て来ましたが、売上は資産計上された契約残高からの案分計上なので、当面安定的と言えそうです。今のご時世、安定的な決算を出した者勝ちな面もあります。


ホクト(1379)は続伸。金曜は食料品株が強かったですが、中でもコロナ逆風のはずのJT(2914)までもしっかりでした。いずれにせよ次は食糧危機が懸念される中で、食品株の強さはわかりますが。チャート的には75日線も上向いて、主要平均線全て上向きとなりました。とにかく下値は固そうです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。