KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

雇用統計がサプライズに!

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日経平均は金曜続伸。前日のNYはECBによる追加緩和を受けたものの、全般的に軟調。7月から74%増便と伝わったアメリカン航空が40%超の急騰となり、他の航空株も刺激されたものの、先行して買われていたFANG株が売られNASDAQの下落が相対的に大きめ。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。ただ前場は開始15分の値幅100円弱の水準での推移に終始する小動き。下値ではすかさず買いが入る底堅い値動きが続きました。後場は一転強含むとプラス圏に。そのまま引けにかけて断続的に買われ、ほぼ高値引けとなりました。日経平均は今年初の5連騰。売買高は14億株弱、売買代金は2.4兆円台と低調。


投資判断は「中立」。金曜のNYは注目の雇用統計において、非農業部門雇用者数がまさかの+250万人と市場予想の△800万人と大きく食い違う結果に。失業率も13.3%と前月よりも改善。それを受けてリスクオンの流れになり、NYダウは35超の上昇で27000ドル回復。それらを受けた日経平均先物は23160円と週明けの日本株も強いスタートになりそうです。

私は今回のアメリカの暴動に関しては、ちょっと不思議な面を感じています。というのは、発端は確かに偶発的かも知れません。あるいはコロナで警官もピリピリしていたのかも知れませんけれど、アメリカでは時々ある社会問題です。

それが今回に関しては、全米に飛び火しています。これまでであれば、こういう痛ましい事件が起きてもあくまで地域限定の暴動でした。ところが同時多発デモと形容されるように、事件発生地域以外の場所でも暴動が発生し、首都ワシントンでも夜間の外出規制になっています。折角コロナでの外出規制が緩和された矢先の出来事で、そのガッカリ感は大きいでしょう。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL31H09_R00C20A6000000/

結局、今回のコロナで打撃を大きく受けたのが黒人である、という事実が不満を爆発させるきっかけになったと言えます。貧困が故に治療も受けられず、生活環境も劣悪で感染も拡大しやすく、致死率が白人の倍以上になっています。またリーマンショックは金融ショックで大手が苦しみましたが、今回のコロナショックは外食産業などの小規模事業者のショックであり、そういった低賃金の人々が最も打撃を受けたショックになります。

ですから、今回のコロナでの黒人層の鬱憤が相当なものでしたし、その反動でやたらと過激なものになっています。最早内戦といっても過言では無いような暴力の応酬になっており、ロックダウン前に銃がよく売れた理由がまざまざとわかります。しかも今はSNSを通じて映像が決定的に残りますから、黒人が悪い、いや白人が悪いというインフルエンスが拡がり、対立軸がより鮮明になり、分断が進みやすくなっています。

4年前にこれを利用して当選したのがトランプ大統領なわけですが、今回これをまた政治利用しようとしているのかどうか。州兵動員は当然の判断にも思えますが、それがまた黒人の反感を買うであろうことも当然に思われます。

あるいは中国が陰謀を巡らし、SNSを通じてアメリカの分断をより深刻にしようと干渉しているのかも知れません。手法は詳しくはわかりませんが、ロシアなどが選挙戦にも関与できるわけですから、実際そういった印象操作は可能なのでしょう。元来「陰謀説」というものが好きでは無い私ですが、今回ばかりはどうも香港デモの意趣返しとでも言いましょうか。

特にこれで経済活動がまたストップ、ということになれば、ある種コロナの第二波が来たも同様。折角経済活動再開に浮かれ立っていたのに、絶望感を伴う逆撃に繋がりかねません。暴動による集合が実際にコロナ拡散に繋がる可能性もありますし。

まあ結局はその材料に株式市場が反応するような地合になるかどうかが問題です。今回の暴動や、あるいはハリケーンなどの自然災害の場合もそうですけれど、それが現実的にGDPや経済にどれだけ影響を与えるかなんて少なくとも私はわかりません。それはもっと賢い人に分析してもらい、私はその分析結果を参考に影響を判断するという楽な商売をやっています。

ともあれ個人的には今回の暴動はかなり効いてくると思ったのですが、少なくとも今のところ兆候もありません。キング牧師暗殺以来の規模での外出禁止令ということで、タイムズスクエアホワイトハウス周辺など、様々なところで暴力的な対立が起きています。トランプ大統領も地下に一時避難するというレベルですから、かなりの深刻さでした。

売り方にしてみればしばらく大きなイベントも無いですし(雇用統計はありますが、悪いのがわかっているから既に反応は薄いイベントに)、本来であれば一旦売り崩せばしばらくトレンドが変わらないはずのタイミングです。ですからタイミングも悪いはずですが、にも関わらず下がらない。これはかなり強力なバブル相場に感じます。

上昇の理由は売り方の買い戻しや外国人買いの復活など理由は色々とあると思いますが、これだけ上がってきたので少なくともGPIFのリバランス売りはあると思っているのですけれど、一方で売買代金も細いままで、そういった大口の売りは散見されていません。

なお直近の信用取引の状況では、信用倍率は前週の2.45倍→2.29倍に低下。まあ株価が上がっているので好需給の状況も続くという感じで、果たしてどこまで行くのやら。


新興市場も「中立」。金曜は両指数共に堅調。弱かったマザーズ指数も引けにかけて急伸しプラス引けとなりました。この辺りはマザーズ先物の週末要因が効いてきた感じです。ただ1000ポイントに届かず、買い戻し一巡後は牽引役が居ないのかも知れません。


ポートフォリオ銘柄】
フマキラー(4998)は続落。ここまで調子良く上がってきましたが、4日に7営業日ぶりの陰線となってから勢いが止まっています。金曜は辛うじて5日線をキープする形。アース製薬(4985)も一転急反落となりましたが、金曜の引けにはそのアース製薬(4985)の方が非上場3社間の包括業務提携を発表。

少し嫌なのは、もしここまでやたらアース製薬フマキラーが強かったのは、早耳筋が今回の提携話を「アースとフマキラーの提携」と勘違いして両社を買っていた・・・という場合、金曜の下落は頷けます。まあどちらにせよフマキラーの方が圧倒的に割安感があるのは事実ですし、既に暑くなってきたのでシーズンストックとしては注目です。


日本KFCHD(9873)は続伸。昼に月次動向が発表され、5月は前月から更に伸びる22.2%増。しかも前日の日本マクドナルドHD(2702)とは異なり、しっかりと客数も伸びての大幅増加となりました。コロナ関係無しの凄まじい強さです。しかし株価はイマイチ反応せず。十分神戸物産(3038)化する素地があると思うのですが。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。