KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

感染拡大続く

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日経平均は金曜反発。前日のNYは投資銀行規制のボルカールール一部緩和承認が公表され金融株中心に上昇。ただ引け後にストレステストの結果を受けて、FRBが金融機関に9月末まで配当の制限や自社株買いを禁止する方針と伝わり、時間外で金融株は一転売られる動きに。加えてダウ採用銘柄のナイキが赤字転落決算を受けて時間外で売られ、ダウ先物は前日の上げ幅の半分を失う形。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。22400円を回復すると、その後は22500円に上値を抑えられる展開に。後場は22600円を試す展開になったものの、手前で頭打ち。引けにかけて22500円水準まで売り戻されました。それでも前日のほぼ全面安に対して、ほぼ全面高の形。売買高は11億株台、売買代金は2兆円ちょっとと低調。


投資判断は「やや買い」。金曜のNYはテキサス州フロリダ州での感染拡大を受けて軟調。上述したように金融株の反落による重石もありました。それらを受けて日経平均先物は22230円となっており、月曜の日本株軟調なスタートが予想されます(6月配当落ちも50円程?)。

今週はIMFによる今年の世界景気見通しの下方修正がありました。プラスは中国の1.0%のみで、先進国は軒並み△10%前後の大恐慌。ただ日本は△5.8%とマシな感じになっています。新型コロナウィルスの感染の広がりが小さいことや、元々景気見通しが暗かったことが背景にあります。

ただその割には日本の下げはマシだったという印象です。先進国の中では相対的に落ち込みがマシだったことに加え、日銀ETF買いもありますが、やはり株主総会シーズンで配当金が出ることによる再投資買いが強いと見られます(配当総額は5兆円規模ということですが、無論その全てが再投資に向かうわけでもありません)。

一方、日経の記事では「6月期末を迎え、年金のリバランス売りが出やすい」という指摘も。確かにそれもあるかも知れませんね。ただ大口になればなるほど一度の売りの市場インパクトを気にする必要がありますから、本当に売るのであれば足元の薄商い環境下ではとっくにそういう売りを少しずつ出していかないと間に合いません。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60767500V20C20A6000000/

もう一つ「7月限月の2万円プット(売る権利)の商いが増えてきている」という話もありました。日経ダブルインバース(1357)の高水準な積み上がりもありますし、投資家は既にだいぶ「既に売ってしまっている」形になっています。であれば売り圧力もだいぶ緩和され、プラマイで結局プラスの流れは続くと見ています。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60787860V20C20A6EN2000/

あと余談ですが、最近にわかに衆院解散説が漂い始めているのも日本株にとってはプラス材料なのかも知れません。まあこれはあくまで解散風に止まるものではあるのですが、まだ野党に勝てるうちに解散しておけ、という動きがあっても確かに不思議ではないですね。実際問題としてはコロナの影響が残る中で投票所に向かわせるのか、という逆風もありそうですけれど。

その他、NT倍率がジワジワと上がって14.3倍。これは81年2月16日以来約39年ぶりの高水準ということで、日銀のETF買いがまたTOPIXより日経平均側に有利に働くようになってから乖離が一層拡がっているという指摘があります。

また個人的には昔からアメリNASDAQとNT倍率に連動性があるような感じがあり、NASDAQが強い=FANGなど特定株が強い=日経平均のように指数寄与度の高い銘柄が強い、という傾向が強いように思われます。

直近の裁定残高は売り残が1.9兆円に対して買い残が0.4兆円の差し引き1.5兆円の売り長。前週に比べて1,266億円分減りました。少しずつ売り残が減ってきていますが、やはり高水準であることに相違ありません。

投資主体別売買動向によると、外国人投資家は先週現物を3,331億円の売り越し。先物は1,009億円の買い越しということですが、また外国人の売り越し基調が続いている形で、一応週間ではプラスの週だったのですが、意外に売っていたという形です。メジャーSQ後ですし、なかなか外国人の売りが止みませんね。

どちらかというとTOPIXのチャートが25日線や200日線を意識した横ばい小動きを続けています。足元ではストキャスティックスが暗転してしまい、ボリンジャーバンド+2σが縮んできてしまっている他、一目均衡表の基準線と転換線とのデッドクロスも。

ただどんなに下がっても来月月初まで22000円を割るようなことは無いと思うので、22000円に接近するようなら買い向かっても良いと思います。日経ダブルインバース(1357)の信用買い残がまた過去最高を更新しており、既に日本株の弱さは先に手当て済み。

個人的にここ一週間ほど原油市況は気にしておく必要があると考えていますが(原油在庫の増加とロックダウン警戒)、まだ水準的には高いので、現段階で過剰な心配の必要は無いと考えています。

個別で「GMO」と付くところが軒並み買われる形。何となくウィーワークや今回のワイヤーカードへの出資でミソが付いたソフトバンクG(9984)との新旧交代を予感させるような感じもあります。


新興市場は「やや買い」。金曜は両指数共に軟調。週末特有の出尽くし感もあり、ここまで異様に買われた直近IPO株が揃って大幅安に。歴代3位の初値上昇率9倍超となったフィーチャ(4052)は寄り付き後にストップ高まで行って、その後急転直下のストップ安。上級者向けの鉄火場となっています。初値が8倍超の銘柄は軒並み初値天井ですから、気を付けた方が良いでしょうね。


ポートフォリオ銘柄】
フマキラー(4998)は反発。何とか25日線をキープして踏みとどまっています。新四季報でも好調な内容になっており支援材料に。また金曜は同業のアース製薬(4985)も出来高を伴って高値を取る動きになっており、何とか今週中に2000円突破になりませんかね。もし今週25日線を割ってしまうようならそこで利食い終了とします。


はごろもフーズ(2831)軟調。金曜に発表された6月都区部消費者物価によると、ペットフードの価格上昇が物価上昇に寄与したとのこと。同社のペットフードの割合は小さいですが、普通のツナ缶もペットフードになりますし、やはり新四季報の中身も良好。注目さえ集まれば、長期上放れになると思うのですが。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL26HCL_W0A620C2000000/


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。