KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

選挙前のポジション調整でバリュー株買い戻し

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日経平均は月曜反発。朝方から買い先行で始まると、WTI原油先物が33ドル台まで急落したもののお構いなしにその後もスルスルと買われる動き。重要イベントを控えたポジション調整による買い戻しが入ったと見られました。その後も中国財新の製造業PMIが予想を上回ったことなどから買いに弾みが付いて、先週金曜の急落分をそっくり取り返す動きになりました。

後場はやや戻り待ち売りに押されたものの、13時以降は再度買い気を強める動き。引けにかけてしっかりした展開が続きました。売買代金は2.2兆円台と低調。


投資判断は「中立」。月曜のNYは選挙前のポジション調整から3指数共に堅調。景気敏感株のバリュー株に買い戻しが入る一方、AmazonAppleが売られNASDAQの上昇率は弱めでした。WTI原油は37ドル台を回復し、エネルギーセクターが上昇率トップ。VIX指数は37.2ポイントまで低下。それらを受けた日経平均先物は23410円となっています。

アメリカでは先週VIX指数が6月以来の40ポイント超えになる場面がありましたが、大統領選挙後を見据えてそれだけオプションで保険をかけようという投資家が多い証左です。そして前回6月の時と同様、VIX指数が40を超えた辺りが結果的に良い押し目だった・・・というパターンなのかも知れません。

VIX指数の上昇自体は不気味ですが、基本的には先般示したようにFRBがジャブジャブの資金を提供していて、株が無下に下落し続けるようには思えません(GAFAM辺りはちょっと厳しいかも知れません)。
https://jp.tradingview.com/symbols/CBOE-VIX/

注目の大統領選挙に関しては私は投票率が上がれば上がる程バイデン氏に有利になってくると思うので、(フィラデルフィアの暴動などを見ると私には余計にトランプ氏有利と思えるのですが)やっぱりバイデン氏なのかなと思ったりします。

選挙に関しては本当に水ものなので、こればかりは蓋を開けてみるまでわかりません。期日前投票のうち2/3程は民主党側と見られていますが、1/3程は共和党とも言われていますし、アメリカ独特の選挙制度がある以上得票数だけの問題でもありませんから。

ただ大統領選挙という期限付きのイベントが原因ならば、どういう結果になるにせよ、11/4を過ぎれば一定のアク抜け感は出てくるはずです。

トランプ大統領が敗北宣言を出さない、ごねる、などという決まらないリスクは確かにあり、こちらも結果を見てみるまではなんとも言えませんが、それは一旦アク抜けの後に結果を見ながら考えていく段階になると思います。

実体経済は当然良くは無いものの、春先に懸念されていた程は酷くなっておらず、上方修正銘柄が相次いでいます。特にアジア圏でのコロナ再拡大の明確な傾向は見られておらず、中国を筆頭に回復傾向は顕著です。イベントが終われば、ようやく個別の決算を織り込んで行く流れになるでしょう。

日本株のチャート的には200日前が年初に当たり、現値との比較感で200日線の傾きが決まる計算になってきています。ただ日経平均TOPIX共に年初よりも株価水準が下にあるので、日経平均の方はまだマシとしてもTOPIXの方はもう2ヶ月程下落が続く感触があります。

近年1月、4月、7月、10月末の四半期毎に株価が一旦凹みやすい傾向があります。実際チャートを見てもらえばわかりますが、直近では7/28~7/31まで高安で日経平均は1000円下がりました。その前の4月は4/30~5/7まで同じく1000円下がり、更に前の1/24~2/3までも1000円下がり・・・というパターン。前年は10月こそあまり下がりませんでしたが、7月、4月は急落。

これにはハッキリとした理由があります。ズバリこのタイミングで決算があるからです。特に月末は主要企業の決算が増えるので、一旦は警戒感が上値を押さえるようです。それに合わせて機関投資家のポジション変更なども重なって振れやすいのでしょう。

ですから今回もそのパターンと考えると、まず1000円安は覚悟すべきで、決算が出始める直前10/23の高値23587円から1000円下がる22600円辺りまではまず覚悟しておく必要があるのではないかと見ています。

しかし、毎回これを抜けるとその後は一定の戻りがあります。他方、今回は大統領選挙など様々なイベントがありますから、1000円安で済まない可能性も見ておく必要は当然あります。ただ本日の底堅さなどを見る限り、少なくともバリュー株が主体の日本株は下がり辛いとも思います。

特に出てくる決算を見ていると上方修正が相次いでいます。SONY(6758)やファナック(6954)、東京エレクトロン(8035)など軒並み上方修正ですし、日本の得意とする自動車の各社の9月の世界生産はホンダ(7267)が過去最高となり13ヶ月ぶりの前年同月比プラスにに転じるなど、中国景気回復を背景に復調傾向が鮮明です。

先々週の裁定残高は売り残1.88兆円に対して買い残0.43兆円の差し引き1.4兆円の売り長。前週に比べると280億円だけ減りました。まあ毎週の繰り返しになりますが、引き続き高水準であるのは確かです。

また先々週の投資主体別売買動向では、外国人投資家が現物を26億円の売り越し。先物は742億円の売り越しということで、額は程々ながらもまた売り越しとなりました。


新興市場は「やや買い」。月曜は両指数共に軟調。投資主体別売買動向の中身を見ると東証1部銘柄は現物に関しては160億円分買っているのですが、マザーズを104億円売っているので、先々週のマザーズの崩れを演出したのは外国人投資家という感じです。

逆に個人の信用買いが増えているのは、マザーズを信用買い建てしているということでしょうか。そう考えるとマザーズの需給はちょっと厳しいかも知れません。特に信用買い残2.6兆円は、18年以来の高水準でもあります。
https://www.traders.co.jp/margin/transition/transition.asp


ポートフォリオ銘柄】
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)は堅調で上場来高値更新。金曜の日経新聞一面で「地域間送電網を複線化し、再生エネルギー普及後押し」と報じられました。送電供給網の飽和を理由にインフラファンドの太陽光発電設備などは出力制限を度々要請されていますが、それが解消されるということで益々追い風になっています。


日本KFCHD(9873)は反発。引け後に10月月次を発表。既存店売上高は前年同月比12.2%増ということで、9月に一旦落ち着いたところからまた加速してきました。前年は消費増税があった月ですが、持ち帰りが主体の同社にとっては元々影響が軽微ですから、特に前年のハードルが低かったわけでもありません。素直に好調さを評価しても良いでしょう。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。