KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日経平均30年ぶりの高値更新!

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日経平均は本日反発。前日のNYは注目のジョージア州の上院決選投票において、民主党が2議席共に確保していわゆるトリプルブルーが実現の見込みとなったことで、インフラ投資拡大期待感が高まる反面、ハイテクへの圧力が強くなるとの見方からNASDAQは下落。他方、中小企業への支援が厚くなるとの期待感からラッセル2000が4%近い上昇。一方長期金利は1.04%まで急騰。


それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。保険株や銀行株といった金融株中心にグングン買われ、昨年末に付けた高値を上回りました。ただ11時に天井を付けると、その後は利食い売りに押される格好。

後場は東京都の新規感染者数が2000人を超えたと伝わったこともありそのまま27400円手前まで押されましたが、引けにかけてはポンと買われ27500円手前で終えました。売買代金は3兆円弱と約1ヶ月ぶりの高水準。


投資判断は「やや買い」に。まず前回のISM製造業景況感指数の話の続きですが、今回コロナという人の移動を止める悪材料が出たことで、雇用者数の多い外食産業や小売業が壊滅的な打撃を受けました。失業保険申請件数の増加などを見ても明らかな通りです。結果FRBは異次元の金融緩和を実施して、バランスシートを拡大させてきたというわけです。なお、足元でもFRBのバランスシートは過去最大を更新しています。
https://www.federalreserve.gov/releases/h41/current/

話をまとめますと「ISM製造業景況感指数の低下から、遅かれ早かれ景気が鈍化して株価は急落する運命にあった」と言えます。それがコロナという誰の目にもわかりやすい災厄で急落に繋がり、それでヘリコプターマネーのコンセンサスが得られやすくなり、給付金という形で直接現金が配られることになりました。それが今の世界の景気と株価との乖離を産んでいる、というのが最高値を突き進むアメリカ株高の最も説得力のある説明になります。

となると、改めてこのISM製造業景況感指数という数字の先行性は重要視すべきなのだろうと思います。まあ先行性はわかるけれど、それが株価に果たしていつ反映するのかは次のステップで考えないといけません。実際、19年12月にリーマンショック以来の最低水準を付けたにも関わらず、株価の反応は2~3ヶ月遅れたわけです。

先に出たISM製造業景況感指数は予想を大きく上回る60.7と2年4ヶ月ぶりの高水準となりました。というわけで目先大きなイベントが一巡しましたし、しばらく相場が反転するイベントがありません。それを受けてひとまず投資判断を一段階引き上げました。

上院議員の数も民主党共和党で仲良く50議席で拮抗。採決に際して票が同数に割れた場合、副大統領に一票権限があるので、結局民主党が優位となります。

なお下院では先日共和党の41歳の若手の次期議員がコロナ感染で死去。日本でも野党立憲民主党の羽田氏が死去するなど、国会議員の感染がいよいよ深刻化しました。日本の場合はぶっちゃけ与党が圧倒的なので大きなパワーバランスの変化は無いのですが、アメリカの場合は議会での議席数が拮抗しているため、結構重要かも知れません。特に上院は厄介です。

「トリプルブルー」になると、財政政策の拡大による金利上昇と、増税による財務体質の強化を反映してドル買い反転する可能性があり、その場合円安に振れることから、本来であれば日本株買いに繋がる面もあります。ところが足元は円高でも株高に繋がっており「有事のドル買い」の意識の方が市場に対してネガティブです。

ただ本質的なこと言えば、民主党も決して一枚岩ではありません。足元では民主党の中でもバイデン氏の中道派と、若者などの支持が厚い左派と溝はそこそこ深い模様。ですから「トリプルブルー」となったとしても、結局は「ねじれ」が残っているようなものです。共和党にも勿論反トランプ派が存在していましたが、トランプ大統領のように強権で押し通せるだけの腕力がバイデン氏にあるのかどうか。
https://www.newsweekjapan.jp/reizei/2020/12/post-1206.php

7日(木)はISM非製造業景況感指数の発表があります。ただ経験則上、発表数字の株価への影響度合いは限定的です。やはり非製造業の方は景気硬直性があるので、先行指標としての意味合いが弱いのだろうと思われます。

8日(金)はSQ。また雇用統計も重なる珍しい日になります。雇用統計はトランプ大統領の最後の実績になりそうですが、個人的には前月分の修正値も大きい数字ですし、信憑性には乏しい指標です。カリフォルニア州などで再ロックダウンも実施されている中で良くはならないでしょうね。

日経平均に関しては、今のところ翌2月限月のオプションのプットの建玉は27000円までがせいぜいとなっていますから、27000円以上のキープはやや難しいのかも知れません。まあこの辺りは一ヶ月間でどうにでも変わるのですが。


新興市場は「やや買い」。本日は高安マチマチ。本日は東証1部の大型株に資金が取られた上、アメリカでもNASDAQが下落するなどバリュー株優位の流れになったことでマザーズは軟化しました。ただ案外ハイテク株も買われているので、完全なゲームチェンジにはなっていません。東証1部と良い回転を見せながら強い動きが続きそうです。


ポートフォリオ銘柄】

サニックス(4651)は反発。アメリカのトリプルブルー完成による環境関連株買いの動きに多少乗った感じがあります。ただ引けにかけて売られ、上ひげを付けた形に。まあ元々仕手性の高い株ですから、本日のような大型株相場よりも、閑散薄商い相場の方が性に合っている銘柄でもあります。ここからの上放れに期待。


アニコムHD(8715)は続伸。アメリカの金利上昇により保険株が乱舞しましたが、同社も保険株の一つというところで買われています。また、足元では全国的に寒波到来で日本海側は大雪ですが、大雪になると受診が減る→収益性が高まるという季節性があります。75日線も上向いてきたことで、ここからの上値追いに期待です。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。