KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ETF分配金捻出売り重く

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日経平均は本日続落。前日のNYは注目のFOMC議事録において、まだ金融引き締めに踏み切る用意が出来ていない可能性が見られたことで買われ3指数揃って上昇。S&PNASDAQは最高値更新となりました。長期金利は一時1.3%割れの場面も。WTI原油先物UAEが「クリーンエネルギーに投資するために原油供給量を増やす」というロジックで増産を表明したことで71ドルに接近する場面も。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。またほぼ寄り天の形から次第安に。本日と明日にETF分配金捻出のための売りが出るとの見方が重石になりました。引き続きハイテクへの締め付けが嫌気され中国株が弱いスタートになりましたが、日本株への更なる売り圧力は限定的でした。

後場は一段安となり、昨日安値を下回る動きに。ただ間も無く売りが一巡すると、その後は買い戻しが入りました。売買代金は14時半時点で1.7兆円台と低調。


投資判断は「中立」。ETF分配金捻出売りが本日と明日に発生するということですが、ちなみに去年は7/8、7/10にそれぞれ計7,000億円程度の売り需要が発生し、日経平均を22600円→22300円程度にまで下げるインパクトになりました。

その前の19年には計6,300億円と試算され、7/10と7/12に発生したものの、週初に先んじて売られた分を逆に持ち直すような動きになりました。先のMSCIの29銘柄除外の時のように、実施日よりも前に先物売りなどで手当てしてしまっているパターンも十分あり得ます。

実際、日経平均は先週木曜まで4連敗と、S&Pの7連騰とは対比的な動きでした。中国株の弱さに引っ張られた面もあるとは思いますが、この特殊要因に対する売りも先んじて多少は入っていたとみられます。また週末にはSQを控えます。

チャート的には日経平均TOPIXも対照的な動きをしています。NT倍率は実質的にUNIQLO指数と連動的でもありますが、その影響度合いの強いファーストリテイリング(9983)は先週金曜に月次を発表。前年に緊急事態宣言解除後の特需があったこと、また4月から消費税を含む総額表示が義務づけられたことで実質9%値下げを敢行したこともあって、前年同月比19.2%減というインパクトの大きな数字になりました。

特にファーストリテイリングは例のウイグル綿使用問題から欧米での販売が難しくなっていることもあり、国内の動向が生命線。またそういった報道がなされることでのイメージダウンもあります。そういった影響で、より日経平均に対する重石になってくる可能性があります。

ちょっと話が逸れますが、先日は日本の技能実習生がアメリカで「実質的な奴隷制度だ」と問題視されました。この件に関しては確かにそうだとは思う反面、我々も現実的には恩恵を受けている身であり、正直善悪に対しては何とも言えない面があります。中国やベトナムなどの農村部の人間にしてみると、口減らし的に奉公させている面もあるでしょうし、現実的に技能実習生から母国に入って起業したという人も居ますし。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9890937f0673f003c5d532a6b500b21da0ad9aa5

過疎化の進む地方の、特に採用が一段と難しい工場や農家で、彼らの労働力により辛うじて経営が成り立っています。一方で、外国人が増える故の治安悪化、自治体のコスト増なども現実的にはあります。

この辺りは本当にそれぞれの立場で意見が異なり、善悪はここでは論じません。ただ禁止となれば、一層中小企業が苦境に立たされバタバタ倒れ、物価も上がり、人材の獲得が容易な大企業が残存者メリットやM&Aでドンドン大きくなっていくという二極化が進むのだろうと思います。

確かにアメリカは奴隷解放の歴史があり、その部分に強い誇りは持っているのでしょう。ただその解放後に放り出された奴隷が生活できないので(資金も技能も教育も無いので)、結局大部分は元の雇い主のところに戻っていったという歴史も知っているはず。なので本質的にはその後にサポートまで含めてやっていかないと(例えばウイグル族の移民を受け入れるなど)、無責任な自己満足で終わるということも知っているはずです。

またアメリカがウイグルも含めて海外の人権問題に口を出してくるのは、明らかにトランプ政権との差別化を狙っているだけで、本当に現地の人が可哀想だと思ってやっている行為なのかどうかは甚だ疑問です。政権が変わればどうせまた態度を変えるんでしょう?と。行き過ぎた右傾化の反動で今は左傾化が強く出ていると思われますけれど、その逆の反動がまた出てくる可能性も高そうです。

勿論人権意識は重要ですし、そういう企業と取引をしないというのは各企業の自由です。しかし国レベルで例えば輸入差し止めなどとするのは、ちょっと違うんじゃないかと個人的には思っています。また先にも書きましたが、ウイグルでの生産量が世界の4割を占めるソーラーパネル向けシリコン価格が急騰しています。今はそれで攻めきれるとしても、レアメタルなども含め極端な供給不足が生じた場合、今後どう落としどころを見つけるのか。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC21EG30R20C21A5000000/

ウイグル問題以外にもEVに使われる銅やコバルトの採掘に子供が使われているなど、非人道的な労働環境が問題視されています。一方でこれらは見て見ぬふりをするのか。そして経済とのバランスをどう取るつもりなのか。多分、そのうち日本のペット販売などにも口出ししてくるかも知れませんね(欧米ではショーケースに入れてペットを販売するような方法は禁じられている)。


新興市場は「やや買い」。本日は両指数共に軟調マザーズはメルカリ(4385)が3%超の上昇となり指数を押し上げているものの、それでも弱いという動きに。アメリカでもバイオ関連株が弱かったことから、マザーズでもやっぱり弱く。昨日海外公募を発表したそーせいG(4565)が売られ、アンジェス(4563)が年初来安値を更新するなど足を引っ張っています。


ポートフォリオ銘柄】

テスHD(5074)は続伸。足元でイーレックス(9517)やレノバ(9519)といった太陽光関連株が買われている動きにようやく連動し、戻り高値を抜いてきました。昨日読売新聞が「環境省が30年度の太陽光発電の導入目標に約2000万kw分を積み増す方針を決めた」と報じたことが刺激材料に。まだまだ相対的な割安感が強いと思います。


ブロードメディア(4347)は小動き。6/24に「元役員に対する架空取引被害に対する訴えにおいて和解が成立し、保険金3.5億円の受取による特別利益発生」と出ましたが、7/2にはその資金も活用してかシステム開発会社の買収を発表。ストック型ビジネスを主体に業容が着実に大きくなっていて、いつまでも100円以下の株価水準に甘んじていないと思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。