KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

株安政権邁進で一段安

★☆★☆【有料メルマガ】お申込受付中!!

「損を減らし、焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中!
(注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)

▼その他「じょうしょうダルマ」HPより有料メルマガの成績などご確認後、お申し込みください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

1ヶ月当たり3,300円~

相場が続く限りチャンスは無限大!
是非一度お試しください。

※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日経平均は本日反落。前日のNYはイギリスでオミクロン型で初めての死者が出たという報道からAfterコロナ株に売りが出て3指数揃って軟調OPEC原油需要見通しを引き上げたものの、原油も売られエネルギー株の下げが足を引っ張りました。一時最高値を更新したAppleやマスク氏がTIME紙の今年の顔に選ばれたTeslaが軟調NASDAQの下落が大きく。VIX指数は20.3ポイントに上昇。


それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。直後に一旦買い戻しが入りプラス圏に切り返しました。ただ次第に戻り待ちの売りに押される形。中国株が開始したところで急速に買い戻される場面もありましたが、中国株が軟化することで戻り売りに押されました。マザーズ指数が断続的に売られ1000ポイントを割り込んだことも嫌気。ただ前引け段階でTOPIXはプラスをキープ。

後場は一段安でTOPIXものスタートに。岸田首相が自社株買いを制限するガイドライン設定の可能性に言及したと伝わったことで、大型ソフトバンクG(9984)中心に急速に売られる展開に。一方、引け後にEV戦略発表を控えるトヨタ(7203)が買われて下支え。売り一巡後に買い戻しの流れにはなったものの、前引け水準に戻しきれず207円安で終えました。売買代金は2.3兆円台と閑散。


投資判断は「やや売り」。アメリカ市場はまた大復活の感じになってきました。VIX指数は20ポイントまで急低下し、S&Pは最高値まであとわずかなところに。

先週はファウチ氏が「オミクロン株は大したことない」と公式見解を示しただけでNYダウは今年最大の上昇率を記録。まあファウチ氏の言葉にはファイザー社長などとは違う重みはあります。すなわち、アメリカがロックダウンする確率が低くなるという意味では、これまで報じられたどのオミクロン株に対する材料よりも、経済面には重要な意味があります。

まあ急伸といっても上昇率は2%にも満たないのですが、それでもバイデン政権下で最大の上昇率ということでした。北京オリンピックの外交的ボイコットも「選手団を派遣するなら関係悪化の影響も限定的」と、やはり前向きに捉えれたような印象。

ただアメリカのパウエル議長に次いで、中国でまた「豹変」がありました。それは預金準備率の引き下げと不動産規制の修正を行うと伝わったこと。これまでマンションが年収の60倍になるなど庶民に買えないレベルになっていて、共同富裕を打ち出し国民の不満解消を図った習政権でしたが、その流れに逆行するものです。足元鈍化が続く景気回復をまず優先するものに豹変しました。

アメリカではパウエル議長のタカ派豹変がネガティブサプライズでしたが、中国の方はポジティブサプライズ。ここ最近は中国株に連動しやすい日本株にとっては後者の方が有り難い格好です。なお中国恒大は部分デフォルトとなりましたが、この辺りは元々私自身はあまり気にしていません。あくまで内国問題という感じ。恐らくHSBC銀行くらいには悪影響が出そうですが。

日経平均先物もチャート的には12月に入って徐々に煮詰まり感が強まって、先週は一旦戻りました。ただタイミング的に中途半端です。本当はもう少し下げてから反発した方がアク抜けも出やすく、わかりやすくもあったのですが。またFOMCなどのイベントを経てからの方がハッキリしたと思うのですが。

チャート的には200日線に上値を押さえられる格好。TOPIXも75日線に上値を押さえられ、共にチャートの呪縛を突破する程力強い買いがありません。

アメリカではとりあえずオミクロン株で下がった分は戻りました。日本株に関しても11月下旬以降の下げ原因を100とすると、MSCIのリバランスによるものが30、オミクロンが10、ソフトバンクG(9984)通じた中国ネット株急落の影響が10、個人投資家の損出し売りやSQに絡んだ仕掛け売り10、そしてパウエル議長の豹変(それに伴う円高も含む)が40くらいのイメージで持っています。

つまりMSCIの30は戻ってきませんが、オミクロン分の10と下げ止まりによる損出し売りなどの一服の10、合計20くらいは戻ってもバチが当たらない感じには見ています。それに中国から景気支援策が新しく出てきたので、もう少し上乗せしても良いくらいのイメージです。

なので、元々上値は「年内29000円辺りがせいぜい」ともしましたが、とりあえず今週の戻りは今回の半値戻し水準28750円辺り、つまり昨日高値辺りがせいぜいかとは思います。

先々週末時点の裁定残高は買い残3,568億円に対して売り残2,146億円で差し引き1,422億円の買い長。前週に比べて2,919億円減りました。このペースでいくと今週にも売り長に戻りそうですが、ともあれ先々週急落の一因はこの買い残の解消売りと売り残の積み上げも一因としてあった模様。

最後に単なる雑感ですが、ウォールストリートジャーナルを見ていて先日刺さった記事は「サウジの迎撃ミサイルが足りない」という記事。こういった事情もあるので、先のOPECプラスで有力者のサウジが増産を飲んだ(アメリカから武器の供給を受けなければならない)のかも知れません。色々なパワーバランスがあるわけですね。一方、サウジの石油施設が攻撃された場合、原油価格がまた高くなるリスクもあります。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a93a24fd4d97816ab9a47d774bf34c11b735276

新興市場も「やや売り」。本日は両指数共に軟調松井証券が出しているマザーズ銘柄買い方の信用評価損率は先週△28.9%と今年最悪に。ちなみに過去を振り返ると昨年のコロナショック時の3/19に△48.8%という記録があり、18年の12/25のブラッククリスマスでは△35.0%があります。これらは特殊として除いたとしても、過去の例では30%は超えないと陰の極感は出ないようですし、何よりこれらの時に比べてまだ指数の位置が高いです。

ドル建て日経平均に次いで、マザーズ指数も8月の安値水準を割り込んでしまいました。75日線は明確に下落していく日柄になります。やはり年末にかけて損出しの売りが出やすいとみられます。

こうなってくるとまずは日経平均が10月安値を更新し、次いでTOPIXが8月安値を割り込んで・・・と続いていくのが経験則上のあるあるパターン。小型株がやられて根腐れしている格好です。為替が円安に戻るか、個人投資家復権しない限りは買い手がいない日本株に底打ち感は出なさそうです。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は反発。最近は何故か保険株が業種的に連日買われているのですが、本日も東京海上HD(8766)が野村から強気格付けを受けたことでしっかり。同社も多少はおこぼれを受けて、この地合に抗しました。ただ年内は損出し売りが強そうですね。何とかこの水準をキープすることを期待します。


売りポートフォリオシマノ(7309)は反落。朝方は続伸する場面がありましたが、さすがに地合に巻き込まれて下落に転じました。本日はオミクロン型での死者が出たことでwithコロナ銘柄の復権も期待されたのですが、単にAfterコロナ株が売られて終わった感じ。ここも次第に上値が重くなるとみられます。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。