KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

前日の急反発は帳消しに

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日経平均は金曜反発。前日のNYは注目のCPIが予想の前年同月比+8.1%に対して+8.2%。コアは家賃の上昇が続いているので前月の+6.3%→+6.5%に上昇が見込まれていましたが、それを上回る+6.6%とそれぞれ上回る形に。それを受けて朝方こそ大幅安で始まりましたが、その後はアク抜けの買い戻しが入り3指数揃って大幅反発となりました。ドル円が147円半ばまであり32年ぶりの円安水準に。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。前日に好決算を発表したファーストリテイリング(9983)の買い気配もあり、SQ値が26666円に決まると、その後は一段と上昇。週初の急落で空けた窓を埋め27000円手前まで上昇したところで一旦上値が重くなりました。ただ中国のCPIは予想と一致で安心感が出て中国株が買われる動き。それに合わせて日経平均も27000円突破。

後場は一段高。ファーストリテイリングが更に買われて牽引しました。ただ上値追いの勢いが間も無く止まると、その後は戻り待ちの売りに押される展開に。イギリスの長期国債買い入れ期限が迫る中で、警戒感もありました。最後は後場の安値圏での引けとなり、先週末終値水準を割り込んで終了。売買代金は3.2兆円台と活況。一方、REIT指数は軟調で安値引け。


投資判断は「買い」。金曜のNYはイギリスの財務相解任や銀行株の好決算、またプーチン大統領が2週間以内に追加動員を終えると発言したことなどもあり、朝方こそ高く始まったものの、ミシガン大学消費者信頼感指数が上昇したことで3指数揃って前日の上昇分をほぼ打ち消す下落に。それらを受けた日経平均先物は26570円となっており、週明けの日本株軟調なスタートが予想されます。

まず先週末の雇用統計は概ね市場の予想通りでしたが、そこまで雇用環境が悪くなっておらず。特に失業率は予想外の低下でした。

私も市場もリセッションを警戒していますが、遅行的なものとはいえ、足元の経済状況はそこまで悪くなっていません。ISMの数字も好不調の分かれ目の50は上回っていますし。それでFRBが手を緩めたら「全然リセッションなんか起きていないだろう」「物価も2%目標から大きく乖離しているのに何故手綱を緩めるのか」と言われてしまい、反証が難しいです。

また、FRBも将来的なリセッションを予想しているのですから、逆説的に「将来のリセッションに備えるため、今のうちになるべく金利を上げて、将来的の利下げ余力を確保しておく必要がある」と考えている節もあると思います。

結果、長期金利がまた上昇し、NASDAQは今週半導体関連の売りが膨らんでまた安値更新となりました。キャシー・ウッド氏のアークイノベーションファンドはまた安値圏に来ていますが、Teslaはイーロン・マスク氏のTwitter買収話再燃で10月に入ってから一段と売られており、それを保有トップに掲げる同ファンドはまた崖っぷちな感じです。

ちなみに懲りずにTeslaを押し目狙いで買っているのだとか。下落局面でもキャシー・ウッド氏の人気は衰えず、資金は流入が続いている模様。私も日本株では配当落ちもありましたし、今買うとしたらグロース中心だろうと思うのですが。

足元のリスクオンはアメリ長期金利の落ち着きに因っている部分が大きいです。市場はこれまで勝手に期待して勝手に現実を突きつけられて急落・・・の繰り返しですが、雇用と物価の番人であるFRBが「来年の失業率4.4%まで覚悟している」ということですから、雇用動態調査の落ち込みを受けて利下げ期待が高まる・・・というのは違和感があります。

とはいえ、私個人はFRBの発言を信用していません。そもそも今回のインフレが一時的だと言い続けてきたのがパウエル議長でした。それが昨年11月末に「間違いだった」と撤回。確かに今年に入ってからのウクライナ情勢が加速させた面はあるものの、コロナ抑制によるサプライチェーンの混乱が一時的なものに終わると思う方がそもそもおかしかったと言えます。

なので「豹変」はFRBお家芸でもあります。実際、元々ハト派だったブレイナード副議長がタカ派姿勢を修正し始めていますし、他のFRB高官もさすがに足元の経済指標や急速な株安に日和ってきている感じがあるのは事実です。しかし市場は甘い顔を見せるとすぐにつけあがるので、表向きはタカ派姿勢を崩せない・・・というの建前が邪魔をします。

日本株の指数チャート的には上値には25日~200日線が集中しており、ここでの抵抗力は相当だと考えるのは自然です。一目均衡表の雲下限などもあり、様々なチャレンジラインがあります。ただここまで一気に急落してきたこともあり、価格帯出来高TOPIXで1950ポイント弱くらいのところまで戻り待ちの売りが少ないスカスカゾーン。まだ戻れるところだと思います。

原油に関してはOPECプラス会合で、200万バレルの減産で決定。繰り返しになりますけれど、8月は日量358万バレル未達でした。各国毎に濃淡があったり、色々な事情や季節的な要因があったのかも知れませんが、200万バレル減産したところでほぼ現状を追認するだけの話です。
https://jp.reuters.com/article/oil-opec-idJPKBN2QL1SE

勿論、しないよりはした方が価格にインパクトがありますが、元々原油市況なんて実需よりも投機マネーで左右されやすいところであることは、コロナ後のマイナス価格などで十分過ぎる程わかりました。


新興市場も「買い」。金曜の東証グロース市場指数は反発。さすがに地合が良くなって買われましたが、まずは大型株の買い戻し優勢で、個人投資家の慎重姿勢も解けず戻りは大型株に劣後。前日にTOPIX小型株指数が9月末安値を下回っていた需給の悪さも重石になりました。ただ上述したように、ここからはグロース株の時代になると思っています。


ポートフォリオ銘柄】

ヴィッツ(4440)は続落。前日に発表した本決算において、今期は増収も大幅減益見込みとなったことを嫌気。人件費などのコスト増が利益を圧迫する計画になっています。うーん、この市場の反発タイミングで決算を出したのも間が悪いですね・・・。決算説明会で何か前向きになれる話が出れば良いのですが。


トヨタ(7203)は反発。ただ為替が更に一段と円安に進みましたが、目立った買い材料にはならず。節目の2000円は突破してきましたが、まずはこの水準での足場固めといきたいところです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。