KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

FOMCを受けて大幅安

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日経平均は本日大幅続落。前日のNYは朝方高かったものの注目のFOMCにおいて「3月利上げ開始、全会合での利上げ可能性を否定しない」とタカ派姿勢が強かったことで、急速に値を消す展開に。ダウとS&Pはマイナス転換しましたが、半導体関連株やMicrosoftが決算を受けて買われたことなどでNASDAQはプラスを維持。一時長期金利は1.9%まで、WTI原油先物も88ドルに接近。

それらを受けた日経平均は朝方こそ買いが先行。為替が114円台後半まで円安に進んだことも支援材料になりました。ところが間も無く買い一巡となると、その後は断続的に売りが出る動き。前日安値を割り込むと、更に売りが加速しました。

前場TOPIX下落率がギリギリ2%に届かなかったことで日銀ETF買いが封じられると、後場は一段安。一旦戻す動きを見せるものの、13時以降は改めて戻りを売り込まれ更に下げ幅を拡げました。14時以降は逆張り買いの投げ売りが出ると、そこからやや値を戻す動き。売買代金は14時45分時点で3.1兆円台と活況。


投資判断は「やや買い」。NASDAQのハイテク株は確かにコロナでITしか買えない・・・という隠れ蓑で、実力以上に買われた部分は間違い無くあるでしょう。

キャシー・ウッド氏のアーク・インベストメントのETFや、日本の投資家も狂騒した「レバナス」こと倍のレバレッジをかけたNASDAQ連動型投信に「これしか買えない」資金が集まり、買われる時は勢い付くも、売られる時も勢い付く・・・というボラティリティの大きさを演出しました。アメリカの長期金利云々より、こういった商品が今のNASDAQ崩壊を演出する直接の需給要因と見られます。

特にアーク・インベストメントのETFは正に「ETFである」という点に難があります。すなわち、普通の投信の場合は人気がありすぎた場合は応募を締め切って身の丈に合った運用額で運用できるのに対して、ETFの場合は資金が入り過ぎて運用難になった時に制限する術がありません。資金が入ってきたら、ポートフォリオ割合に応じた銘柄をその分買い続けないといけません。

当然キャシー氏が割高だと思ったらポートフォリオを変えれば良いのでしょうけれど、他にも何本もETFを運用している他、アメリカンサイズですごい勢いで入ってくるお金の配分を素早く調整するのは至難の業でしょう。勿論優れた運用チームや、数理計算に長けたスペシャリスト、AIなどを駆使していたとは思いますが、そうはいっても最後はキャシー氏が責任者として決定しないといけません。

いくら凄腕とはいえ、彼女のキャパを超えてきたのではないでしょうか。入ってくる時はイケイケですが、出て行く時はアチコチに穴が開いた泥の船のよう。基準価格の下落が更なる解約を生んで、ドンドン負の連鎖に繋がっているのが今の状況です。行きは良い良い帰りは怖い・・・

アメリカ株は決算シーズン真っ只中ですが、特に今のところ出てきた銀行株や半導体Netflixなど個別企業の決算が反転のきっかけに繋がるどころか、むしろ売りを加速させている感じです。アメリカの場合は12月期決算がメインですから、つまりは今は本決算の時期。今期に対する評価が一変しやすいタイミングでもあります。特にGAFAM系の評価を一段と高めるにはメタバースという新語だけでは弱いように思います。

アメリカ株の場合は決算の数字だけでなく、その後自社株買いをどれだけ出せるかも株価に重要です。その資金は今までは主に社債の発行で行われてきました。足元で長期金利が上昇していることで、社債の利回りも高く設定せざるを得ない→社債発行額が減→自社株買い余力低下も、今の株安の一因になっている点はあるでしょう。

ビットコインに関しては中国に次いでロシアもマイニングや使用停止を求める法案提出と伝わり月曜一時33000ドル割れまで急落。こちらも200日線割れを実現し、様々な金融資産が直近1年の買い付け単価を下回る規模縮小の動きとなりました。活況なのはインフレが懸念される商品市況くらい。

今週のスケジュールは本日はアメリカの10-12月期GDP速報値。決算はマスターカードAppleなど。時価総額世界最大のAppleは今年に入ってからの下落率が△10.1%に止まっており、まだ他のGAFAM系に比べると最もマシに済んでいます。これが決算後に急落してくるとなると、いよいよNASDAQも危ない感じになります。

28日(金)は日本でも決算が本格化し200社が予定されています。引けではTOPIX浮動株比率変更のリバランス。今回は4-6月期決算銘柄を対象にしたやや大きめのリバランスになります。アメリカでミシガン大学消費者信頼感指数。決算はキャタピラーなど。あと30日(日)には中国の国家統計局のPMI、及び財新の製造業PMIがあるようです。春節が控えているので少し前倒ししている模様。

イメージとしては中期的にはNASDAQを始めとしてアメリカ株は下がり続け、日本株も当然半導体関連株など影響は大きく受け下落圧力は続きますが、アメリカ程でも無い下落に止まるというような感じです。まだ何とも言えませんが、アメリカが下落するターンになったのであれば、これまでの夜間高→日中安から夜間安→日中高へと流れが変わってくるのではないかと見ています。

理由は先にも示しましたが、先々週末のSQに空売り比率が50%を超えたこと、そして先週200日線と75日線のデッドクロスを示現したことなどから、とりあえず日経平均は目先の陰の極だと判断しました。

00年のITバブル崩壊時もNASDAQは高値から2年半で78%下落しましたが、その間日経平均は半値割れ、TOPIXは半値にならないくらいに止まりました(止まったと言えるレベルではありませんが・・・)。


新興市場も「やや買い」に。本日は両指数共に軟調。特にマザーズ指数は一時7%に迫る大幅安の場面もあって、また年初来安値更新。マザーズ先物は一時8%安に迫りサーキットブレイク手前まである悲惨な状況に。値上がり銘柄数が遂に26銘柄のみという悲惨な状況。

ストップ安銘柄が弁護士ドットコム(6027)のみという点はちょっと引っかかっていますが、こうなってくるとこれまで散々「下げがぬるい」と評してきたマザーズ市場は、ようやく底打ち感が見えてきたように思っています。そういう意味合いから投資判断を「やや買い」に引き上げました。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は小動き。昨日ようやく反騰らしい形になり、本日も地合に抗う形。本日はジェフリーズ証券が第一生命(8750)とT&DHD(8795)の目標株価を引き上げたことで保険セクターが買われ追い風になりました。アメリ長期金利上昇も運用益の拡大に繋がりますし、700円での底固めといきたいところです。


ブロードメディア(4347)は続落。ここまで比較的しっかりしていたのですが、足元で下放れの流れ。明日に決算を控えるのですが、利益水準自体は安定的だと思うので、復配でもしてくるのではないかと思っているのですが。巴川製紙(3878)と同じパターンになることを期待しています。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。