KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

パウエル議長の議会証言通過で不透明感やや払拭

★☆★☆【有料メルマガ】お申込受付中!!

「損を減らし、焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中!
(注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)

▼その他「じょうしょうダルマ」HPより有料メルマガの成績などご確認後、お申し込みください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

1ヶ月当たり3,300円~

相場が続く限りチャンスは無限大!
是非一度お試しください。

※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日経平均は本日反発。前日のNYはパウエル議長の下院での議会証言において、今月0.5%利上げの可能性は排除しないものの議長自身は0.25%を支持としたことで安心感から3指数揃って上昇。長期金利は一時1.9%まで上昇。半導体関連株指数のSOX指数は3.4%の上昇。VIX指数は30.7ポイントに低下。WTI原油先物は一時112.5ドルを付ける場面がありました。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。いきなり昨日の高値を上回って寄りつくと、その後は時間外でWTI原油先物が115ドルに接近していく中で戻り待ちの売りに押される展開に。ここまで好調に戻して来たマザーズ指数がマイナスに転じたことも重石になりました。

ただ11時以降底打ちすると、後場もそのまま値を戻す形。売買代金は13時時点で1.6兆円弱と最近の中では低調。


投資判断は「中立」。西側はG7で一致したロシア側の制裁を採択し、ロシアをSWIFTから排除することを決定しました。SWIFTはドル決済のための国際的なシステムであり、除外されればロシアはドルを使った貿易ができないことになります。

これに関しては先週末までは国内銀行を通じてロシア向け貸付の多いドイツ、イタリアなどの各国が反対していて、実現は難しいとされていました。ただ人権やグリーン政策を第一に掲げるヨーロッパ諸国が、ロシアを許せるはずもありません。こうなってくると今度はドイツやイタリアなどの金融機関が打撃を受けることで、金融システムに不安が生じる可能性も出て来ました。

S&Pの短期筋の買いポジションを確認すると、コロナ後最大に膨らんでいます。あまり真剣に懸念しているわけではないのですが、一応何かあった時に反対売買が急速に出てくる懸念は頭の片隅にでも置いておくべきだろうとは思います。
https://jp.investing.com/economic-calendar/cftc-s-p-500-speculative-positions-1619

S&PNASDAQのチャート的には200日前が5月初旬に当たり、当時株価が急落した水準よりは上回っているので3指数それぞれ現値水準よりも上で推移できれば、200日線が上向きやすい日柄に戻りました。1月安値に次いで2番底確認の気運が出ると同時にリバウンドも入りやすくなった遠因だろうと思います。

個人的に気にしているのは、それぞれ投資家のポジションの痛み具合です。一番大きいのはここまで下落が続いたFacebook。名前をメタにしたのが字画が悪かったのか、ずっと売られ続けています。ようやく下げ止まりましたが、株価は決算前から一時4割以上毀損。単なる一般的な銘柄ではなくて、GAFAMの一画を占めていた銘柄なわけですから、様々なポートフォリオを傷つけたはずです。

急変動という意味では、ロシアの指数も先週一日で半値になる程の急変動を見せました。正直、こちらの影響は限定的であるとは思います。ただ渦中のロシア株以外にも、アリババ株の最安値更新やビットコインの急落など、様々な金融商品の急変動がありました。

アルケゴスショック、中国恒大ショック・・・というのは、当時あれだけ騒がれたにも関わらず、今はもうすっかり忘れている人も多いように思われます。それらと同様に、今回はウクライナ問題という影に隠れてしまっていますが、色々な資産価値の急変動が起きています。その影響が全て無くて良かったね・・・というわけにはいかないでしょう。

今週のスケジュールとしては本日はアメリカでISM非製造業景況指数。この辺りは正直あまり株価に大きく影響しませんが、やはり良いに越したことはありません。

4日(金)は雇用統計。前月は無茶苦茶良い数字になりましたが、それで株価が結果的には下がって来ました。今回は利上げ開始が決定的と見られる3月FOMC前の最後の雇用統計なのですが、個人的には0.5%利上げはもう確定的なのではないかと思うので、あまり関係無いようにも思うのですが。

あとは北京パラリンピック開催。また5日からは全人代開幕と、次の懸念、すなわち次は台湾が狙われるのではないかという懸念が浮かんできます。実際がどうかは別として投資家が懸念すれば特に半導体関連株中心に打撃を受けかねません。

まだ引き続きウクライナ問題が尾を引きそうな感じはあります。もう開戦してしまったので、どのような動きがあろうと先週ほどのインパクトは無いと思うものの、ヘッドラインに一々反応するアルゴがあるので影響はされそうです。そして次は台湾かも・・・という懸念が次第に高まり、次のヘッドラインアルゴトレードに繋がっていく可能性もあります。

チャート的には日経平均は26000円を割り込んでしまうと24000円までは20年に11月に急騰した価格帯出来高の薄いゾーンでもありますから、下落が早いと見られます。ただその26000円水準を再度死守できれば、売り方の諦めにより一旦戻りが見られる流れになりそうです。






新興市場は「中立」。本日は両指数共に軟調マザーズ先物は2/25に底値で包み陽線の形。出来高も膨らんで昨年8月の大底で見せたような形になりました。ただ本当に3月からトレンドが転換するとすれば、NASDAQが下がった時にでもマザーズだけで強含めるかどうかを確認したいところです。

それでもマザーズを含めたグロース株に底堅さ、強さが見られます。エムスリー(2413)やラクス(3923)、チェンジ(3962)といったグロース株の親分格が先んじて底堅くなっていて、どうせ不透明感が強い中で何か買うとするならば、割り切ってグロース株を買った方が良いような感じはあります。

そもそも2月に入ってから、アメリカではラッセル2000が、日本でも中小型株指数の方が大型株よりも相対的にパフォーマンスが良くなっています。決算を通じて小型株にアク抜け感が出たことや、中小型には内国的な企業が多いことからウクライナ情勢などの影響を受け辛いという面があったものとみられます。


ポートフォリオ銘柄】

ブロードメディア(4347)は続落。本日は新興市場安が重石になっていますが、先日ウィザス(9696)が好決算を発表して買われました。要因は通信制高校の好調が背景。やはり通信制高校は人気が高いようです。本来ウクライナ情勢などの影響がありませんから、押し目は拾っておきたいところ。


BlueMeme(4069)も続落。こちらも新興市場安もさることながら、ここまで戻りが強かった分の反動も大きい印象。日本能率協会総合研究所のアプリケーション開発の内製化を支援と発表しましたが、大きな反応は見られませんでした。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

そして次回は2月の成績発表です。まあまあ良い結果になるのではないかと思うのですが、お楽しみに!

株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。