KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

FOMC待ちで戻りも鈍く

★☆★☆ 高岡で投資セミナー開催!

テレビ東京ラジオNIKKEI日経CNBCなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で自主開催セミナーを開催!!

馬渕治好氏略歴
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html

内容 :「世界経済・市場展望」
(※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません)
日時 :10月1日(土) 13:30~
場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡
参加費:4000円

事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。
特に今回はコロナの影響で定員数は限定されていますのでお早めに!
セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。

詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。
https://www.kokuchpro.com/event/4c84a4d916f514fa256cfd10115b005f/

当然私も参加します(^_^)/

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日経平均は本日反発。前日のNYは長期金利が一時節目の3.5%を突破し朝方こそ安く始まったものの、NAHB住宅指数が9カ月連続下落となり、コロナショック時を除いて14年以来の低水準となったことで利上げ圧力が緩和。引けにかけて買い戻しが優勢となり3指数揃って上昇しました。特に時価総額世界一のAppleが引けにかけて買い戻しが入り牽引しました。2年金利は4%に接近。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。連休前に警戒売りが出た分の買い戻しも出ました。ただ間も無く買いが一巡となるとその後は失速。グロース株がマイ転し、足を引っ張りました。それでも金曜高値まで売り込まれ、下方にアイランドリバーサルの窓が埋められると、その後は下げ渋り。中国株がしっかりしたスタートになったことも買い安心感に繋がりました。

後場はやや売りに押されて始まったものの、基本的には恒例のヨコヨコ。FOMCなどの重要イベントを控え、手控えムードが強まりました。結局前引け水準にまで戻して終了。また50円程度の値幅でした。売買代金は2.5兆円台とそこそこ。REIT指数は先週末高の反動もあって売られ反落。安値圏での引けとなりました。


投資判断は「買い」。先週のCPIショックは意外感がありました。先のジャクソンホールの時と同じように「織り込んでたじゃないんかい」と嘆いてみても、市場がこのように反応してしまったのは事実です。

これだけ市場全体が警戒しているので、暴落はもう当分起こらない(もう少し市場が油断してから起こる)と思っていたのですが・・・。BofAの調査によると、機関投資家のキャッシュ比率が6.1%と過去20年で最大になっているとのこと。一体どこにそんな売り玉が残っていたのやら。
https://jp.reuters.com/article/usa-markets-cpi-idJPKBN2QF02J?feedType=RSS&feedName=special20

ただ先にも書いたように、かなり違和感を感じています。今回の下げは直前一週間買い戻しが出た分の反動売りが一気に出た形で、例えば下記のBloombergの記事にあるように、直前で大きめの資金が入ってきていた模様。そんなことを今更言われても・・・という感じですが、まあ今回の下落の正体としてはこの短期筋の投げが一つあると思います。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-13/RI5KPJDWRGG201

もう一つ、売り方としてはFRBがブラックアウト期間に入っていて何も発言しないので邪魔はされない。またCPIの発表という口実があるので(数字が結果的にどうであったとしても)クアドルプル・ウィッチングデーの前に値を動かして、保有している玉を都合の良い水準で整理したい、そういう意図があったように思われます。つまり6月のCPIショックと日程的に同じ条件が揃っていたので、二番煎じで仕掛けてみた、と。

それに嵩を掛けるように「9月FOMCでは1.0%の利上げも」という声も出て来ました。パウエル議長は先のジャクソンホールで「9月利上げ幅はデータ次第」としていましたが、一方で「一ヶ月のデータ一つでは判断しない」ともしているわけで、これで1.0%利上げを織り込むというのも過剰な感じ。

日本株に関しては、覚悟していた程下がらず、日銀ETF買いの力を借りずとも済みました。しかしレートチェックが余計な感じ。145円手前で踏み止まり、先週9/7の高値とのダブルトップを意識する流れでしたが、これでドル円145円が一つの節目と宣伝したようなもの。今は一旦手を引っ込めていますが、円売り筋の目標意識を高めてしまったように思われます。

為替介入に関しては基本的にはあまり効果がありません。特に今回はアメリカ側が物価高で苦しんでいる中で、円高ドル安に賛成するはずもなく。実際には引き続き口先介入だけが関の山だと思いますし、そもそも黒田総裁は円安が日本経済にとってプラスだと考えている以上、本気で円安を止める気は無いでしょう。とは言いながらも、個人的には先に示したように、145円辺りが今回の大相場の終着地点ではないかと思ってはいるのですが。

そんなわけで日本株に関しては円安が緩衝材になると思っていましたし、アメリカ株の下落に比べればやはりマイルドな下落で済みました。これはやはり既に売る人(特に外国人投資家)が売ってしまっていることが背景にあるでしょう。


新興市場も「買い」。本日の東証グロース市場指数は反落。グロース市場時価総額2位のANYCOLOR(5032)は最高値を更新し一時トップに上り詰めたものの、引けにかけて急失速。

ただ少なくともアメリカでは金利上昇=グロース売りというイメージが薄まってきています。この先も金利が上昇すればグロース売りにはなると思いますけれど、本気で景気が悪くなるのであれば景気敏感株は買えません。しかし資金はまだジャブジャブに市中にある。もし待機資金を株に振り向けるのであれば、資金は既に十分売り込まれたグロース株に向かいやすいと思われます。

アメリカの金利上昇トレンド自体は止められないと思いますから、であればグロース株が金利上昇に反応しなくなるタイミングを見極めないといけないでしょう。まだその絶好のタイミングとまでは言い切れませんが、かなり良いところまできたとは思っています。


ポートフォリオ銘柄】

BlueMeme(4069)は続落。9月は次第に下値を切り下げる展開になってきています。ただ最近は同じくローコード技術を提供するサイボウズ(4776)の「kintone」など、CMでよく見かけるようになってきました。この辺りやはりブームなんですね。競争が激化する前にしっかりとシェアを確保してもらいたいところです。


トヨタ(7203)は反発。本日は久しぶりに反発らしい動きが出たものの、朝高後は売られ長めの上ひげを示現。戻り待ち需要の大きさを再認識するだけの感じになりました。今週は中銀ウィークであり、各国の金融政策が出てくる日柄。個人的には円安はこの辺りがピークだとは思っていますが果たして。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。