KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

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日経平均は本日反落。前日のNYは長期金利が4.13%と14年ぶりの高水準となってドル高に振れたことで3指数揃って軟調。ただ半導体製造装置大手ASMLが決算を受けて買われたことなどで半導体関連株指数のSOX指数は堅調。またホワイトハウスが戦略備蓄の追加売出を示唆したもののWTI原油先物は86ドルまで上昇。引け後に決算を発表したTeslaは売上が予想を下回り時間外で下落。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。朝方発表された貿易収支の赤字が市場予想よりも輸出の好調でマシだったものの、ドル円も150円に接近し、全般的に日本売りが進捗。時間外でアメリカの長期金利も上昇基調にあり、国内勢の債券売りが意識される展開になっています。アジア株もそれぞれ軟調スタートに。

売買代金は10時45分時点で1兆円弱と閑散。REIT指数は6営業日ぶりの反発へ。


投資判断は「買い」。先週木曜のCPI発表後の値動きは圧巻でした。その安値→高値の5%超となるダウの切り返し幅は90年以降で最大だったとか。CPI自体は予想を上回ったわけですから「好感された」と解説するのは無理があります。実際、翌日のミシガン大学消費者信頼感指数でまた元の水準まで戻されましたし。ただ一点「出尽くし感が出た」としか理解のしようがありません。

毎回「CPIが高止まりするのは織り込まれている」と言いながら、先月は少し上回っただけで大きなショックに繋がってしまいました。そういうわけで、足元でもVIX指数は30ポイントを超えている=オプションでボラティリティの高まりを狙っている人がいる、ということになっています。

11月の利上げは0.75%は確実で1.0%利上げを掲げる人も出てくる状況。FRBはCPIよりもPCEデフレーターの方で判断するはずですが、そういう理屈ではなく、結局6月にCPIショックというイベントが起きて以降、すっかり祭りとして定着してしまったことが挙げられます。

CPIの結果自体は市場予想から大きく乖離したわけでもなく「サプライズ!」というような意外感のあるものではないのですが、8月なんて前月比で下がっていたのにネガティブサプライズになりました。そもそも直近20回で、CPIが市場予想を下回ったのは8月発表の1回しかありません。一致が5回で14回は上回っています。

解説がどうであれ、急反騰は売り方にとっては強烈な痛撃になりました。投げる人は投げてしまい、売る人は売ってしまった。これで目先多少悪い材料(足元の逆金融相場から考えると、それは景気の良い数字)が出ようと、一様に売られるような需給状況ではないということを思い知らせました。チャート的には底値で強烈は包み陽線。教科書的には大底底入れのサインは出ています。

ただ金曜は結局その上げ分をほぼ帳消し。イメージとしては為替介入に似ているかも知れません。すなわち、売り方は安易には売れなくなったものの、状況自体が変わったわけではないので、実需的な売り注文はまだ出てくるという形です。

そもそもこれだけ下がったのに簡単に反発していく・・・と考える方に無理があります。VIX指数も高いので、上下どちらにも振れやすい状況にあります。

一応毎週チェックしているFRBのバランスシートに関して、直近の週間では前週比ほぼ横ばい。前週は確かに大きめな減少になりましたが、総合的に9月以降特にQTのペースは早まっていない模様です。現金化された資金は市場に滞留しており、きっかけ次第では株式市場に戻ってくる可能性が十分あります。
https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/bst_recenttrends.htm

イギリスの金融混乱に関しては政策決定の自由度があるようでいて、実はアメリカなどに釘を刺されてしまうので金融混乱を呼ぶような真似はできません。また、ウクライナ情勢も一段の緊迫化が警戒される一方で、実は中国なども距離を置き始め、プーチン大統領が以前より更に弱気になっているような感じもあります。ですから警戒すべきはあくまでアメリカのインフレ率のみ、という感じではあります。

そのイギリスでは予定通り金曜で長期国債買い入れを終了したものの、足元では4%割れまで落ち着きました。一方、イギリス年金基金の駆け込み売りが一つ話題になっており、先週末でアク抜けとなるかどうか。
https://jp.reuters.com/article/britain-pensions-regulator-idJPKBN2R70U0

アメリカの方は10年債、30年債入札が共に不調だったことから、4%程度の金利でも買い手に乏しい状況を示しています。その債券安を受けて、今度は金融不安が懸念される負の連鎖。理屈的には債券は持っていればその額で償還されますから、減損の必要はありません。

ただそうは言っても途中で現金での支払いが必要ならば換金しないといけませんし、得られる金利以上にインフレが進んで、実質的な価値が目減りする恐れがあります。個人的には先日のクレディスイスの破綻懸念同様に過剰に心配する必要は無いとは思うものの、売り方の材料にされるリスクは確かにあります。


新興市場も「買い」。本日の東証グロース市場指数は続落。アメリカで長期金利が上昇し、グロース株に売り圧力が出やすいことが重石になっています。来週以降はまたGAFAM系の決算が出て来ますが、今はギガテック企業の自社株買いが出るかどうか、個別の踏ん張りにグロース銘柄の命運がかかっている印象です。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は反落。昨日は約2ヶ月ブリにようやく25日線を越えてきたものの、上値抵抗力がまだ強い感じ。ただ12日に反発して以降陰線が無く、需給は良好。急落して下値支持線を割り込んだ8月末の高値から10月安値までの半値戻し水準が596円ですし、次のターゲットは600円超えですね。


ブロードメディア(4347)は反発。昨晩はアメリカ市場でNetflixが予想外の会員数増加で買われる展開に。同社もサブスクの放送事業を展開していること、更に足元でまたコロナ感染者数が増加していることで、withコロナ的な立ち位置も支援材料になりそうです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。