KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

CPI無事通過も円高が重石に

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日経平均は本日反落。前日のNYは注目のCPIが市場予想通りの着地となり、安心感から3指数揃って上昇。中小型株指数のラッセル2000は1.7%の上昇。TSMCが決算速報はイマイチだったものの買われたことで、半導体関連株指数のSOX指数は1.2%の上昇。VIX指数は18.8ポイントに低下。長期金利は3.44%に低下。WTI原油先物は78ドル台に上昇。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。ドル円円高に振れ128円台に突入したことや、ファーストリテイリング(9983)が減益決算を発表して大きく売られたことが響きました。1/11の上昇で空けた窓を埋めた水準で一旦下げ渋るも、10時以降は改めて売りが加速。10年金利が上限0.5%を上回り、昨晩先物が26000円割れまで売られたことから、それに沿う動きになりました。

TOPIXの方は金利上昇により銀行株が引き続き買われたことでプラス圏に切り返したものの、25日線を意識して上値が重く。後場は若干下げ渋りの動きが出たものの、13時半以降改めて売りが加速。前場安値圏まで売られ、そのまま安値圏での引けとなりました。売買代金は3.4兆円台とSQでもあったことから拡大。REIT指数は続落で終値ベースでは約2年ぶりの安値に。


投資判断は「やや買い」。前回からの繰り返しですが、私も基本的には今年前半の相場は安いと思っています。

本当に外国人投資家が「アベノミクス終了」を意識して売ってくるのであれば、開始の13年~22年までの外国人投資家は累計で9,005億円の買い越しとなっていますが、もう一息売って完全にチャラになる公算。しかし今改めて振り返ってみてみると、実は外国人投資家は先の民主党政権時代の方が買い越してるんですね。まあ変化を期待したのもあるかも知れませんが、当時は純粋に株価が安かったからなのでしょうけれど・・・。
https://www.traders.co.jp/margin_derivatives/investor_trends/year/2023

株価予想は「何らか突発的なイベントが起こらなければ」と前置きが必要かも知れませんが、今まで株式相場と向き合ってきてわかったことは「突発的なアクシデント云々は株価が本来向かいたがっている水準に近づけるきっかけや引き金に過ぎず、無くても時間の問題で株価は然るべき水準に収斂する」ということです。コロナ暴落の前から経済指標は既に悪化に向かっていましたし、逆にコロナで経済を止めても株価が最高値に戻ったこともそれを証明しているように思えます。

ですから予期せぬ悪材料が飛び出してさっさと調整を入れてしまった方が、むしろ株価にとっては良いのかも知れません。誤解の無いように言いますが、それはあくまで「株価にとって」の話であって、景気などにとってはまた別のお話。

チャート的には25日線が75日線や200日線とのデッドクロス。ただ実は75日線と200日線のデッドクロスは吉兆というアノマリーがあります。説得力が無いのは昨年1/19に示現して以降1ヶ月半下落したじゃないか、というところなのですが、それ以前ではまあまあ成立する神通力でもあります。

ところで大納会日経平均がわずか「83銭高」という非常に恣意的な終値になりましたが、10年以降で日経平均終値が1円未満だったのはこれで16回目になりますが、その後一ヶ月は高いというアノマリーもあります。これまで実に12勝4敗という結果に。ただこちらも直近で実現した21年6月24日以降は下がっているので、神通力は弱っているかも知れません・・・。

需給面でも売買代金こそ薄かったですが、一応12/29の空売り比率51.4%は昨年4番目の高さではあったので、売り方の買い戻しみたいな動きも期待できそうです。

昨年は三菱重工(7011)や三菱UFJFG(8306)といったバリュー系の上昇が目立ちました。実際業態別でも造船系が値上がり率首位でしたが、逆に精密機械、機械、輸送用機器、電気機器といった円安メリットの値下がりが大きくなりました。一応サプライチェーンの混乱による供給不足もあったのですが、原価高に繋がり株式市場的には確かに「悪い円安」だったのかも知れません。石油などの鉱業は2年連続で値上がり上位業種で、さすがに今年は弱いと思うのですが。

しかし年間騰落率は、案外最後の3ヶ月で決まる感じがしています。つまり年間を通じて上げ続ける、下げ続ける業種はあまり無いという感じではあります。

昨年も書いたのですが、1月は経験則的に選ばれやすいのは「低いもの」が主流になりやすいです。すなわち小型株、低位株、低PER、低PBR、株価の低いもの・・・が選ばれやすくあります。

もう一つ付け加えるなら「低知名度」ということでスタンダード市場に注目しています。今年は低PBR銘柄にメスを入れようとする市場の動きが本格化するならば、知名度が低い故のディフェンシブ性(外国人が持っていないから)、TOB期待感なども合わせてスタンダード市場にお宝銘柄が続出しそうです。

あとNISA枠の復活から高配当のものは選ばれやすそうです。岸田政権になって唯一良かったのはそのNISAの拡充です。生涯1800万円の枠があるものの、売却すれば翌年には枠が復活するということなので、証券界は喜んでいます。

ただ減税と増税はセットなので、その分増税が行われることが今年のマイナス部分。まあアメリカやイギリスなども含めて世界的にコロナの後始末的な増税トレンドはあります。そもそもNISA枠拡大も来年からの話ですから、それを期待して買うには早過ぎます。


新興市場は「中立」。本日の東証グロース市場指数は続落。アメリカでNASDAQラッセル2000が買われたことから、日本でもこれらに買い戻しの動きが出そう・・・と思いましたがダメでした。グロース市場も目先リバはあるとは思うものの、他市場に比べて特段パフォーマンスが良いわけでも無さそうです。プライム昇格期待感のある大型株、Core銘柄の一部にのみ優位性はありそうですが。


ポートフォリオ銘柄】

トヨタ(7203)は反落。足元でドル円円高方向に振れていることや、前日の不二越(6474)の決算でも上半期の生産調整を見込んでいることが明らかになってきたことなどで売られる展開に。アメリカでは中古車市場が落ち着き始め、新車価格もそれに続くのではないかという懸念が出て来ています。12月以降の下値抵抗線1800円水準での下げ止まりを確認したい段階。


Deere & Company(DE)は反発。CPIの発表を受けて一段とドル安が進み、その分穀物価格が上昇。農家の収入拡大期待から同社も買われる動きになっています。年初来高値まで2%程度のところに位置している好需給株ですから、突破後の上放れに期待です。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。