KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

長期金利急騰でNASDAQは昨年2月以来の暴落

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日経平均は本日反落。前日のNYは3指数揃って反落。FOMC議事録が公表され3月利上げ確率が高まったことで長期金利が1.7%を超えたことで逆相関になりやすいグロース株が売られNASDAQが昨年2月以来の3%超の大幅安に。半導体株指数のSOXや中小型株指数のラッセル2000も3%超の下落。VIX指数は19.7ポイントに上昇。金も議事録公開後売られ小反落。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。29000円割れの場面で一旦戻りを試す動きも見られましたが、結局ほぼ寄り天の形で断続的な売りが続きました。中国株が堅調なスタートを見せたもののすぐに売られると、日本株も合わせて売られる動きに。沖縄の感染者数が1000人に迫るという報道も上値を抑えました。

後場は一段安。日銀ETF買いのルールも変わらない中で、後場に買い支えの動きも無く。今年の上昇分をはき出して25日線までの主要移動平均線を一気に下回る動きに。売買代金は14時時点で2.1兆円台と少なめ。


投資判断は「中立」。日本株に関しては案外強気に見ているアナリストが多いようです。日経ヴェリタスが市場関係者72人に行ったアンケートでは複数回答ながら「日本株が最も上昇する」と答えた人が70%とダントツで、2位のNYダウ44%、3位のNASDAQ41%を大きく引き離しています。水準的な割安感、バリュー感が主因のようですが、まあ国内勢が多いので、多少色が付いているだろうことを差し引いても想像以上に高い数字です。

私自身はそこまで強気にはなれません。何と言っても岸田首相の政策に期待感が持てないからです。何もしないのであればまだしも、むしろ株価を落とすような発言が多く、(現実的に民主党政権時代の株価に戻るわけはないにせよ)体感的には民主党政権に逆戻りしたような薄ら寒さを禁じ得ません。

ただトランプ政権を通じて思い知ったことは、必ずしもトップが持つリスクと株価の推移は一致しないということ。結局、トップがどう思ったとしても、他の閣僚などの執務を実行する側がそのように動かないと国は動かないからです。

つまり国の動向はトップ一人の資質や考えに単純に因るものではありません。しかし事前に株価が暴落すると考えられていたトランプ大統領の場合は、就任決定直後から株価が上がっていったので、結果的に市場の評価は一貫しているのですが・・・。

確かに日本はコロナ感染者数が相対的に少ないですが、いくら抑えられているといっても、結局経済再開が遅れているのですから、株式市場にとっては何の意味もありません。

むしろ「日本はコロナ感染者を一人減らすのに20億円の経済的な損失を許容している(含む機会損失。対してアメリカは1億円)」という試算が出てくるように、資金の用途が経済以外に重点を置かれており、またそれを国民の大多数が支持しているという状況から、特に外国人の資金流出が目立ちました。

一方で、私のように考える人も多く、少なくとも個人投資家の中で日本株が強気の人は皆無という状況。だからこそ外国株投信に8兆円超と個人資金のほとんどが流れているという結果になっています。そう考えると、これ以上悲観する人も残っていなければ、逆にきっかけ一つでドカンと上がるポテンシャルは大きいとも思います。岸田首相が本当に聞く耳を持ってくれれば良いのですが・・・。


新興市場も「中立」。本日は両指数共に軟調マザーズ指数は900ポイントを優に下回り大幅続落。昨年末からの個人投資家の弱り、外国株への資金逃避に加え、今年に市場区分変更があるので、小型株を外してしまおうという動きがあるのかも知れません。NASDAQ安もあり、東証1部でも高PER銘柄がトコトン売られましたが、その塊であるマザーズは悲惨な状況です。


ポートフォリオ銘柄】

ブロードメディア(4347)は続落。さすがに新興株安に押され800円の節目を割り込み昨年12月安値も下回ってしまいました。同社の主力は今や通信制高校ですが、足元でまたコロナ感染拡大で、各地で「まん防」適用が申請されています。その場合、接触の機会が少ない通信制高校が選択されやすい風潮は続きそうです。


【注目銘柄】

トヨタ(7203)は反落。ただ引き続き底堅い強さを見せています。こちらは有料メルマガの新年一発目で買いで取り上げ。12月のEV戦略発表直後にも取り上げましたが、年末年始色々と今年の作戦を練る上で、年間で日本株の核になるのは実力と共にこの株になるだろうと思いました。

本質的にはトヨタがEVに転舵したと「受け止められた」ことに意味があると思います。「さっきのメルマガでEVは今年の逆テーマと書いたじゃないか」と言われそうですが、ここはこれまでもEV関連として買われていませんから、もし本当にEVが逆テーマになったとしても売られる筋合いはありません。実際、Teslaとの株価の対極的な位置は変わっていません。

そのTeslaは少なくとも11月以降は下落トレンドになっています。イーロン・マスク氏が納税目的で株をバンバン売ったので下落しているのもありますが、そもそもMicrosoftAmazon、Meta(Facebook)、GoogleといったGAFAM系は11月以降天井を打っており、NASDAQ指数もそれに沿った動きになっていますから、マスク氏の動向云々よりも市場全体の流れがFRBの早期利上げ観測を背景にしたこれらハイテク株売りにあると言えます。

そして本当にEVが逆テーマになってくるならば、Teslaとの時価総額比から考えてもトヨタに買いが向かいやすいでしょう。エンジン車を止めるわけではないのですから。そもそもEVが本格的に普及するのかどうか。

私はここ最近の寒波で益々「EVって本当に普及できるの?」と思いました。日本ですらこんなに寒い中でエンジンで暖房を付けて暖める必要があるのに、ロシアなどの寒冷地ではまず無理。東京よりも緯度が高いニューヨークや北欧などで本当に広がるのでしょうか?

また、例えば砂漠の真ん中とか、新興の貧困国とか、EVスタンドを充実させるのはかなり時間がかかるでしょう。今原油が高くなっている理由は、化石燃料に投資をしなかったことがあります。同じようなことが車本体に起こるのではないでしょうか。すなわち、エンジン車を作り続けている日本車に、(一時的かもしれないけれど)ものすごい需要が集まるという。

あと足元の円安推移はやはりトヨタにとって一番恩恵です。ドル円が完全に節を抜け、118円まで円安が進むような期待感があります。まあ年始のドル買い需要一巡後にまた落ち着くかも知れませんが、とにかくトレンドはアメリカの利上げを背景にしたドル高円安基調にありそうです。

チャート的にも2000円~2100円水準でのもみ合いから上放れが期待できます。その爆発力は大きくなりそうです。

唯一引っかかるのは、アナリストなどの挙げる「今年の有望銘柄」にトヨタの名前がSONYG(6758)と並んでトップで挙がっていること。まあ毎年上位に顔を出している大型株ではあるのですが、今年は特に意味合いが異なるように思います。もう十分期待値が高い中で、更に上値を追っていけるのかどうか。ただやはり今年のトヨタ株はこれまでとはひと味違うのではないかと思いました。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。