KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

アメリカCPI待ちで警戒感

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日経平均は本日反発。前日のNYはCPIの発表を前にポジション調整の買い戻しが入り3指数揃ってほぼ高値引け。ただVIX指数は25.0ポイントに急伸。弱い10年債入札の結果を受けて長期金利は3.61%に上昇。カナダからアメリカに原油を送るキーストーン・パイプラインの被害が想定以上に深刻と伝わりWTI原油先物は73ドル台回復。


それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ただいきなり28000円を回復して始まりましたが、ほぼ寄り天の形で戻り待ち売りに押される形。中国株がしっかりしたスタートになったところで下げ止まりましたが、27900円手前まで押し戻されました。

後場前場安値を意識して下げ渋り。ただTOPIX前場安値を下回って推移しています。売買代金は13時10分時点で1.5兆円と低調。REIT指数は反落。


投資判断は「やや買い」。FRBのバランスシートの減少ペースは相変わらずですが、1年前との比較では遂に下回ってきました。絶対額としては依然高水準ですが、ようやくQTが効き始めているという感じを受けます。
https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/bst_recenttrends.htm

それだけFRBが債券を吸収しない割には、ドンドン低下していく長期金利。ただ一方で2年金利は大きく下がっておらず、故に10年金利と2年金利の差(逆イールド)は益々広がっていくばかり。0.78%まで広がったのは00年以降で最大となっています。ただジャンク債の方も米国債の反発に合わせてそれなりに買われており、深刻なリセッションまでは警戒しているような節はありません。

ともあれ12月FOMCの0.5%利上げは相当程度に織り込まれ、万一0.75%になってくると相当の失望を生むような感じになりました。逆に0.5%でも、上昇反応は限定的でしょう。FOMC後の反応は難しそうですね。

日本株は10月、11月と2ヶ月連続高に。11月の上昇率は日経平均1.4%に対してTOPIX2.9%ですが、9月末からで見ると日経平均7.8%に対してTOPIXは8.1%。結局11月は帳尻合わせしただけという感じです。ただNT倍率は14倍の節目を割り込んだ11/28を起点に上昇。12月相場はやはり日経平均の方に優位性がある感じになりそうです。

私の個人的なトラウマとして、15年12月月初に日経平均が2万円を乗せた後3ヶ月間株価が下がり続けたことが頭に残っていて、どうも12月月初の天井感は不気味です。実は当時も9月末にボトムをつけ、スルスル戻して来た相場でした。

最近、株よりボラティリティが大きいのが為替。一転急速な円高が進みました。実はここ一ヶ月一時19円も円高が進みましたが、短期筋の円売りポジションに大きな変化がありません。それだけこれまで儲かっていたのか(=含み益が減っただけ)、急激な円高の反動に賭けているのか・・・。
https://imm.gradefour.net/

繰り返しになりますが、私は長期的には円安に回帰すると読んでいますが、目先(少なくとも1年)は150円が天井だと見ています。購買力平価なども考慮して、さすがに115円→150円まで約8ヶ月で進んだのはやり過ぎでした。そのやり過ぎの反動として1ヶ月で19円も円高に進むのは、それはそれでまたやり過ぎだとは思いますが・・・。

ともあれ、年末も近いので「今年の総決算」「最後のリバランス、巻き戻し」が起きているのが、今株や為替、債券それぞれに起きている現象だと思います。その起点が10月の逆CPIショックからであり、年始から9ヶ月強で稼いだ分を手仕舞いに動きつつ年末にかけて(アメリカのトレーダーは感謝祭までで終わっている?)総仕上げに向かっていると見られます。

ドル円円高に関しては、主因はやはりアメリ長期金利の下落ですが、先月から進んでいる原油価格下落も円高要因になっている節があります。それによって日本の貿易赤字も減りますから。

一方、足元で勢い付いているのが「金」です。長らく監視の対象外となっていましたが、11月以降グングン値を伸ばしてきました。銅も含め商品関連全般的に11月以降騰勢を強めていますが(小麦とコーンだけは別)、基本的にはドル安の影響が強いと見られます。

最後に雑感ですが今回のNISA拡充と同時に「金融教育に向けて、個人の資産形成を中立的に助言する専門資格を新設」と報じられました。いやー、ようやく私の仕事が国に認められたというか。この企業や証券会社(売買手数料)に拠ることがない中立的な顧客本位の立場で助言できるのが私のような投資助言業者の仕事であり、既に時代の先を行っているわけですね。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB270VG0X21C22A1000000/

ただ本当は今のこの投資助言業という仕事をもっと評価、活用してくれれば良いだけの話で、文中にあるように別にFPに業務を緩和しなくても良いのですが。FPもIFAも金融機関側に寄りがちですからね。純粋に今の投資助言業者や資格を持っていないのに営業している業者を厳しく監視すれば良いだけの話。

この業界は無法状態に放置されているので、浄化すれば良いだけなのですが、それを持ち出すと今の金融庁が仕事をしていないのがバレてしまうので、こういうやり方にするしかないんでしょうね・・・。愚痴でした。


新興市場も「やや買い」。本日の東証グロース市場指数も反発。ただグロースCore指数は12月に入って遂に1000ポイントを回復したのは良かったのですが、そこで達成感が出てしまったような形に。何とか1日高値を上回って懸念を払拭してくれれば良いのですが・・・。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は続落。200日線まで押し戻されてしまいましたが、何とか200日線で踏み止まる形。ただ200日線自体は下落基調で、更に下値を支える75日線も下落基調に。下値不安感が強まっています。明日から全国的に積雪が見込まれていますが、一般的に積雪があると動物病院の通院が減るので、損害率の改善には繋がります。


トヨタ(7203)は続伸。12月に入ってから為替が円安反転した感じにはなっているので、何とか切り返しの動きになっています。アメリカでTeslaが急落していることから、既存自動車メーカーにもリバランス。ただ上値は2000円の節目に意識が集まりそうで、このまますんなり上放れという訳にはいかないでしょう。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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※明日、明後日はブログをお休みさせていただきます。予めご了承ください。

株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。