KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ウィッチングデーも商い薄く

★☆★☆ NY取材後最初のセミナーが高岡で開催!

テレビ東京ラジオNIKKEI日経CNBCなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で自主開催セミナーを開催!!

馬渕治好氏略歴
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html

内容 :「世界経済・市場展望」
(※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません)
日時 :12月3日(土) 13:30~
場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡
参加費:4000円

事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。
特に今回はコロナの影響で定員数は限定されていますのでお早めに!
セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。

詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。
https://www.kokuchpro.com/event/0b8865a6a6160d89e268b1000796a4db/
当然私も参加します(^_^)/

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日経平均は金曜続落。前日のNYは住宅関連の指標が予想を上回ったことや、FRB高官が相次いでタカ派発言をして市場の楽観ムードを冷やしにきたことから3指数揃って軟調。ただ引けにかけては下げ幅を縮めました。予想外の赤字決算を出したアリババ株は売り先行で始まったもののプラス引け。引け後に市場予想を上回る決算を出した半導体製造装置大手アプライドマテリアルズは時間外で上昇。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ただソフトバンクG(9984)に対して「孫正義会長兼社長の個人負債が、合計47億ドル」と報じられると、同社株の下げがきつくなり足を引っ張る形。28000円の上値が重くなりました。

後場はマイ転。週末要因もあって、引けにかけてジリジリと売りに押される動きになりました。一方、前日同様にTOPIXの方はプラスをキープ。売買代金は3兆円弱と連日の3兆円割れ。REIT指数も引けにかけてプラスに切り返しました。


投資判断は「買い」。金曜のNYはウィッチングデーでしたが商い薄く、前日終値を挟んで不安定な値動きとなる中、3指数揃って反発。米中での需要後退懸念や限月交代などからWTI原油先物は80ドル割れの場面もあり、エネルギー株が売られる形。VIX指数は23.1ポイントに低下。それらを受けた日経平均先物は27970円と、週明けの日本株はしっかりしたスタートが予想されます。

アメリカはとりあえず中間選挙というイベントを通過。アノマリーとしてはNYダウは中間選挙前日から年末にかけて過去19勝1敗なのだとか。何とか今年もアノマリー通りに好調に推移してもらいたいものですが。

下院は共和党過半数ということで議会のねじれを心配する人もいますが、まあそもそもトリプルブルーの状態でも法案がキレイに通っていたわけでもなく。トランプ政権時にも感じましたが、結局大統領の権限はさほど大きくありません。勿論最後は大統領の署名が必要になるので決定権はあるものの、その大統領の提案自体が議会を通過できないと結局無力です。

議会が大統領の意にそぐわない法案を出してきてもはね除けることはできますが、拒否ばかりしていると自分が通したい法案に協力してもらえない、また何もできないことで国民の支持率が低下するなどの弊害があります。ですからいっそ上院も共和党が多数派を占めれば、議会自体はスムーズになるだけまだマシになったのでは、という考え方もあります。

そもそも共和党もロクでもない法案を出すと支持率が下がりますから、お気楽野党から一歩慎重にコトを運ばないといけません。全てが共和党寄りになることなく、民主党からも一定の賛成を引き出して責任分散する必要があります。そうやって調和が取られるのが民主国家の政治です。

今回「赤い波」が起こらなかったのは、トランプ元大統領が先に「15日にも重大発表(=次期大統領選挙出馬表明)」と発言したことが大きかったのではないかと。個人的には大人しく中間選挙後に匂わせた方が反トランプ派を刺激しなくて良かったようにも思うのですが。まあ現地の空気感はわかりませんけれど。

今回、実は50州中36州の知事選挙も同時に行われました。結果は民主党の方が2州増。知事は所詮国政には関与しないのですけれど、州毎に法律がある「合衆国」なわけですから、そこそこ意味合いがあります。24年の大統領選挙の際に接戦となった場合、知事の属する政党側に有利に話が進みやすいということです。

一方、中間選挙の結果は、アメリカのみならず世界のパワーバランスにも影響を与えます。そのため、足元のウクライナ戦争や、今後の中台の問題、朝鮮半島情勢など、大きく地政学に関わってきます。それがプラスになるのかマイナスになるのかはまだわかりませんが、何らかの変化に繋がるのは確かでしょう。

ちなみにモルガン・スタンレーのレポートに因れば「共和党の全面勝利なら、財政支出が凍結され歴史的高水準にある財政赤字が縮小する可能性が大きく高まる。10年物米国債利回りは低下し、これが株式相場の上昇を支えるだろう」としていましたが、結局民主党が健闘しても国債利回りは下がっていますね。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-11-07/RKYYXWDWRGG001

NASDAQに関しては、GAFAM系のギガテック株は最近リストラが相次いでいて、これはやはり将来の成長の源泉を自ら切り捨てていること、またそういう企業に政府(中でも労働者サイドの民主党)が優しくする義理もないので、今後一段と風当たりが強くなりそうなことから、GAFAM系やキャシー・ウッド氏の投資するような会社は厳しいのかなと思っています。半導体中心に巻き返し、という辺りが一番妥当でしょうか。

日本株に関しては、チャート的には200日線を日経平均TOPIX共に越えています。こちらは200日前が1月月初を通過し、すなわち今年の高値が計算から抜けていくことで、本当に少しずつですが下降トレンドが緩和されていく日柄です。

またやはり空売り比率過去最大を見せた先月末以降の好需給は維持されそうで、下値は堅いと見ています。次の12月のSQ建玉は28000円水準が盛り上がっていること、また個人的な「アイランドリバーサルの窓は埋める」アノマリーで9/12、13で空けた窓を埋める28438円までの上昇は期待できるでしょう。


新興市場も「買い」。金曜の東証グロース市場指数は続落。金曜は特にCore指数が2%超の急反落となり足を引っ張りました。今週はグロース市場指数も遂に1000ポイントを回復する場面がありました。年末までこのまま突っ走って、最後の餅代稼ぎに繋げてもらいたいところです。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は続伸。決算以後は評価が一変。陽線が相次ぎ、強い動きになって3月以来の高値を更新となっています。安値からの戻りは20年の高値形成以後で最大となっており、売る人はもう売ってしまったというような環境が整っている模様。ここからの大反撃相場に注目です。


月曜寄り付きから買いポートフォリオ入れとなった北陸電力(9505)は続伸。地味に上昇相場に乗っています。足元では原油価格、天然ガス価格共に落ち着いてきています。(同社には恩恵が薄いですが)原発規制緩和期待感も電力株には追い風。もし本格的なリセッションがやってきたとしても強い公益株でもあります。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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