KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

雇用統計を控え売り方が買い戻し

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日経平均は本日続伸。前日のNYはADP雇用統計が良かったことや、FRB高官によるタカ派発言が目立ったことなどで3指数揃って軟調長期金利が3.72%まで上昇したことや、成長鈍化を嫌気してGAFAM系が売られ、NASDAQの下落が大きめ。VIX指数は22.5ポイントに上昇。WTI原油先物は74ドル台に上昇し、エネルギー関連株は買われました。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。ただほぼ寄り付きを底に買い戻しの動き。昨日好調な月次を出したファーストリテイリング(9983)が買われ、指数を押し上げました。

後場も一段高で26000円回復。ただ後場寄り天の形で、戻り待ち売りに押される展開に。引け間際に「日銀はYCC(イールドカーブコントロール)の再修正を急がない」という関係筋のコメントが伝わるとドル円が134円後半まで円安が進み、なんだかんだで前引け水準に戻して終えました。TOPIXも同様。売買代金は2.5兆円台と前日より更に減りました。REIT指数は続落で今年勝ち無し。


投資判断は「やや買い」に。昨年の日経平均は9.4%、TOPIXは4.9%のそれぞれ下落。4年ぶりの年足陰線となりました。アメリカでS&Pが19.4%、NASDAQで33.1%下がっているのに比べるとマシのようにも見えますが、ドル建て日経平均は21.3%の下落でS&Pよりも下落が大きく。

逆に好調だったのは新興市場株で、インドが4.4%、ブラジルも4.7%の上昇です。まあ年間のパフォーマンスなんて始点の問題とも言えますが、投資家の年間の方向性を探る上では有効でもあるでしょう。

最も下落率の大きいNASDAQに影響したのは、言わずもがなアメリカの金融政策です。昨年の年初は「年2回、多くて3回の利上げ」というのが市場のコンセンサスでしたが、蓋を開けてみれば7回も利上げを実施。しかも過去最大となる0.75%利上げが3回も続き、政策金利は年初の0.25%→4.5%まで一気に跳ね上がりました。逆に言えば、これだけ予想を上回る大転換があったにも関わらず33%の下落で済んだ・・・と言えるのかも知れません。

足元の話としては、原油に関してはアメリカ政府の原油備蓄購入もあり、下値が堅くなっています。WTI原油先物で70ドル水準は堅いのでしょう。

日本株に関しては、ここまで十分下がってきたので、1月中旬の日銀金融政策決定会合前くらいまではしっかりした展開が続くのではないかと見ています。直前になるとまた警戒売りが出ると思うので、よりピンポイントで言えば1/13(金)のSQの日まではまあまあ戻る展開(最大27500円まで)を想定しています。

先般より今年は24000円辺りまで下がると書いていてそのシナリオに変化は無いですが、今のスピードのまま下落を維持するわけではなく、当然上げ下げがあり、その短期上げターンが目先ありそうです。逆に言うと、先々に下がるために一旦上がるようなイメージ。ここまで売られた銘柄の短期リバ局面に入ると考えればわかりやすいと思うのですが、ここの期間は取りに行っても良い(買いで入っても良い)と考えています。

何故そう思うかと言えば、どうも各Q毎3ヶ月スパンで区切って見てみると、昨年12月は9月の下落の形に似ています。昨年メジャーSQのある月は下値に振れやすかったのですが、安値を付けた後最低2週間くらいは戻りがありました。今回もそのパターンで行けるように思います。メジャーSQの月は各四半期の末月なので、機関投資家のポジションの切り替わりに反映しやすいのでしょう。

12月末に出たのが空売り比率51.4%の水準。パンチ力は弱い感じがしますけれど、それでも50%を超えたのは一つ良かったように思われます。やはりひとまず売り方休戦の買い戻しが出そうです。

12月第3週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を2418億円の売り越し。先物を7635億円の売り越しということで、日銀金融政策決定会合も受けてアベノミクス終了を嫌った計1兆円超の売りとなっているようです。

信託銀行も額が減ってきましたが、それでも6週連続の売り越し。年金のリバランスが終わらない感じです。対して個人の逆張りや、9月メジャーSQ週以来の大きさとなる自社株買いの事業法人の買いとなりました。なおグロース市場も外国人投資家は106億円の売り越し。
https://www.traders.co.jp/margin_derivatives/investor_trends

チャート的には様々な節が指摘されています。まず心理的節目の26000円もありますが、やはりメインは「アベノミクス開始後の下値支持線」にあります。具体的には開始時の12年11月を起点に、16年のBrexitショック、18年のブラッククリスマス、19年の安値をそれぞれ結んだ下値支持線をコロナショックで一旦大きく割り込みましたが、その後も延長線は今年の3月や10月の安値を支持していました。

今回そこにまた突っかかってきており、これを明確に割り込むと「アベノミクス終了」を決定付けるように思われます。私は結局「アベノミクス」=「日銀の異次元金融緩和」に集約されると考えており、そう考えると上述したように外国人投資家が売り越してきたことも含め、割り込んでくるのは時間の問題でしょう。

それが今年前半を想定する一段の株安に繋がっていくと思います。個人的に悩んでいるのは、皆「来年前半は安い」と言っているので「本当に安くなるのかな?」という気になってきているところですが、まあ皆「下値は25500円」とか「25000円」とか、その程度の浅い下げを想定しているので、じゃあ24000円とする私の予想は悪く無いのかなと思ったり。


新興市場も「中立」。本日の東証グロース市場指数は続伸。今年に入ってからもグロース株は弱い動きが続いていましたが、12月安値を割り込んだCore銘柄もひとまず週末のリバランスもあって買われる動きになりました。このまま来週も継続して買われるかどうかは微妙で、年末の損出し売りこそ一巡したものの、一旦投げ売りが出る可能性も考えておかないといけないでしょう。


ポートフォリオ銘柄】

トヨタ(7203)は続伸。大発会で直近安値を更新して以降、下値切り上げの展開にはなっています。足元で為替が円安方向に振れてきたことも材料に。昨日は中古車販売のネクステージ(3186)が上方修正を発表して買われる場面がありましたが、自動車の不足感は引き続き高水準の模様です。


Deere & Company(DE)は続落。今年に入ってからドル高に振れて穀物価格が下落し、同社にも売りが波及しました。一方、日本では同業のクボタ(6326)がトヨタ同様に大発会での下落以降買われており対極的。リバランスの動きもあるのでしょうか。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。