KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

金融不安落ち着きでNASDAQは1ヶ月ぶりの高値!

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本日の日経平均は反発。前日のNYはイエレン財務相の講演で「預金の取り付け騒ぎが起きた場合は、当局が預金を全額保護する方針」と発言し、金融機関に対する警戒感が和らぎ3指数揃って上昇。SOX指数はほぼ横ばいもNASDAQの上昇率が1.6%と高く、1ヶ月ぶりの高値に。ラッセル2000も1.9%高。VIX指数は21.4ポイントに低下。WTI原油先物は69.5ドルに上昇。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。いきなり500円超の上昇となり、14日の寄値に肉迫。ただその後は今晩のFOMCを警戒する動きもあり、上値が重くなっています。売買代金は9時45分時点で9000億円台とそこそこ。


投資判断は「売り」。アメリカの4QはS&P500社でエネルギーセクターを除くと▲7.0%の減益だったとのこと。約2/3がアナリスト予想を上回ったようですが、これは結局過去平均並の数字(若干上回った程度)の模様。つまり「悪かったけど思った程では無い」という評です。

日本に関しては3Q決算を通過し、3Q単独では全体で経常利益が▲15.7%ということで散々でしたが、ソフトバンクG(9984)を除いて1Qからの累計だと+0.1%ということで、こちらもアメリカ同様に案外決算は思った程悪くないという評価の方が正しいようには思います。というわけで日米の決算シーズンは無事通過できたという感じ。

7月まではアメリカの政府閉鎖は起こらないということですが、債務上限問題の行方も気になります。「ノーランディング」という新語が登場したのはたった一ヶ月前ですが、今はそんな雰囲気は微塵もありません。0.5%利上げも・・・という声も霧散。

それにしても際立つのがウォーレン・バフェット氏が昨年末までにTSMC株や金融株を売却という話。さすがですね。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN150H20V10C23A2000000/

ただ今回のアメリカの決算を受けて目立ったのが「チャットGPTの隆盛がiPhoneビットコイン採掘以来の半導体需要を創出する」というもの。NVIDIAブロードコムなど「AI投資による需要増」が期待され、決算後に買われました。

大局的にデータを見ると、むしろ株価が下がる方に説得力があります。アメリカでは昨年12月にM2(市場全体の通貨供給量)が減少。月次ベースで減少したのは、50年以上前に統計を取り始めてから初めてのことだとか。FRBがバランスシートを縮小し始めてから1年近く経つのですが、実際にM2が減少するまで8ヶ月ほどかかりました。市場にお金がドンドン入り込む・・・という状況ではありません。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB14CA30U3A210C2000000/

日本株に関しては、3月相場は年度末ということで日本としては特徴的な月になるのですが、日経平均の上昇率は高い方の月ではあるものの、ここ10年は5勝5敗でマチマチ。うち一回はコロナショックの急落がありましたし、過去には震災があったりと、何かイベントが起きた際にメジャーSQが重なることもあって、下げが増幅されやすい特徴はあります。

ただそれらを織り込んでも平均騰落率はプラスなので、地力は強い月と言えそうです。例年3月は期末に向け、特に中旬から金融機関などを中心とした持ち合い解消売りが出やすい月とされています。

引き続き低PBR銘柄選好の地合が続きそうです。ここまでの低PBRブームに関して色々な人が「低PBR銘柄は理由があって低PBRのまま放置されてきたのだから、低PBRだという理由だけで買うのはおかしい」と言っているので、「もうはまだなり」パターンのように思います。確かに低PBR革命は現実的にはなかなか起こらなそうな雰囲気もありますが、投資家の買いを集める口実にはなるでしょう。

そういう意味で繰り返しですがスタンダード市場の強さは魅力的です。仕手株アースインフィニティ(7692)が牽引役・・・にも特になってはいないですが、高値更新波動が続いています。指数の単純比較でもプライム市場との差がドンドン開いています。

スタンダード市場に関しては上場基準を満たせないと26年には上場廃止になる恐れがあるので、やはり個々には尻に火が付いています。その案が出された1/25以降、相対的にプライム市場よりも上昇する動きになっています。

スタンダード市場は外国人投資家がいないので売りが少ない点も有利です。ただ如何せん流動性が小さいのが難点。その点、個人投資家であれば時間を味方に付け、割安感を背景に持ち続けることが可能ですから、TOBMBOでの退場を狙う作戦も使えます。

また「3Q(10-12月)はスタンダード上場企業の過半が損益改善」と報じられました。合計損益も5年ぶりの高水準になっており、牽引役は小売りやサービスで、非製造業の最終損益はここ10年で最大とのこと。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC164P80W3A210C2000000/

またグロース市場の売買代金もこのところ増えていますが、スタンダード市場もこれまで800億円程度だったものが1000億円レベルにまで増えているとのこと(本日も1051億円)。スタンダード市場の弱点は流動性でしたが、その流動性が高まっていること自体が株高要因になる順のスパイラルを産み出しています。


新興市場は「やや売り」。本日の東証グロース市場指数は反発。NASDAQラッセル2000の強さを受けて日本でもグロース株優位の展開となっています。特に月曜に急落した分の反動が出た形。ただ月曜特に弱かったCore指数の戻りは鈍く。個人的には継続性に疑念もあるので、戻りはやや警戒です。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は反発。月曜段階では終値ベースでも500円を割り込んで15年以来の安値水準となり、ここ7年半で買った人が全て損失に。本日の反発力も鈍いです。ただ足元の月次動向では継続率が88.3%に回復。懸念の契約流出は止まっている印象です。3月末までの解消売りを乗り越えれば、新年度からは反発できそうな感じがしますけれど・・・。


北陸電力(9505)は続落。昨晩のアメリカではリスクオンモードになったことで電力株などの公益株が売られる展開に。日本もその流れできています。ただ足元で原油などの資源価格が低下基調。この辺りは電力株にとって追い風になりそうです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。