KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日経平均29000円回復!

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日経平均は本日続伸。金曜のNYはPCEデフレーターの数字が予想よりも若干良かったものの、個別企業の決算が好調だったことで3指数揃って上昇。NASDAQ終値ベースで今年の高値を更新。SOX指数は1.8%の上昇。VIX指数は15.8ポイントに低下。長期金利は3.43%に低下。WTI原油先物は76ドル台に上昇。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。いきなり29000円を超え上値を追いましたが、買い一巡後は寄値水準まで押し戻される動きに。売買代金は10時半時点で1.3兆円と活況。REIT指数は反落。


投資判断は「やや売り」。不思議なアノマリーとして、日経平均は200日線と75日線がゴールデンクロスしたら株が下がり、逆だと上がりやすい傾向があります。結局レンジ相場だからなのかも知れませんが、例えば今年年初はいきなりデッドクロスで底打ち、2月月初にゴールデンクロスして数日買われたところで頭打ち、3月月初でまたデッドクロスして急伸・・・となっています。となると週明けにもゴールデンクロスが見込まれる今回も凶兆な感じがします。

日経平均28500円強の壁を超え、売り方の買い戻しを巻き込んだ強い相場に発展できる可能性もあり、分水嶺にあると言えます。というわけで私自身は下落の方向で見ていますが「高い確率で下がるから売りポジションを高めた方が良い」とまで言い切る自信は正直ありません。

先述した新恐怖指数の話同様、自分の考えに固執して「信じたい情報だけを取捨選択」するのではなく、常に様々な情報を客観的に俯瞰できるようにしておきたいものです。やはりこれだけアメリカのリセッションが意識される中でも世界の株が大崩れしないのは、年前半安が多くのコンセンサスとなっている中、既にMMFなどに待機資金が大量にあるからでしょう。

QTが進んで余剰資金が吸収されていかないと、買い需要は強く残り、売り方も安心して攻めることができないのでしょう。

何より日本も3月期決算企業の本決算ラッシュがスタートしました。まだ大型株がメインだから良いとして、ゴールデンウィーク明けからは中小型株に関して非常に波乱の展開になりそうです。というのも、特に中小型株は東証の要求する「市場適合基準達成」「低PBR改革要請」に対する返答が出やすい決算シーズンであり、今本決算が「踏み絵」になりそうだからです。

大型株に属する企業は自社株買いなどの株主還元を行う余裕があり、元々流動性も高いので、東証に何か言われれば一定の対策余地があります。ところが中小型株の企業はなかなかそうはいきません。まず、流動性の改善が難しく、市場の求める流動性を確保し辛いです。

となると応えとしては「プライムから自主的にスタンダード市場に移る」か「MBOなどで上場廃止してしまう」ということになります。前者なら売り材料ですし、後者なら買い材料になります。親会社が強力な会社は後者を選べますが、バックボーンが弱ければMBOすらままなりません。返答結果によって二極化が進みそうなシーズンです。

また、低PBR対策も自己資金に余裕がなければ難しいです。株主還元の向上などで会社が応える場合は有り難いですが、現状は罰則規定もないので単なる努力目標に過ぎません。また配当性向を高めても、結局利益成長がなければ配当も増やしようがないので長続きしません。例えばリソー教育(4714)は配当性向100%→50%以上に方針変更。逆に高過ぎるところは今後低下リスクを負うことになります。

じゃあ安定的でしっかりしているところを買えば良いのか・・・となると、なかなか単純ではありません。例えば銀行株は低PBRのオンパレードですが、アメリカでもシティは0.5倍、バンカメが0.9倍と、そもそも低PBRな業態。なので敢えて改善を迫られる業態ではありません。というわけでPBRが低ければどこでも良いわけでもありません。

一方、同じ金融でも証券は有力です。やはり東証と仲良くしておきたいでしょうし、横並びな旧日本式な風土も強いです。元々還元性向の高い傾向があります。・・・というような感じで、色々推理していく必要がありそうです。

一方、このところ外需系企業の想定レートは120円辺りが各社目立っているので、今後各社が出してくるであろう想定レートは最高でも130円まででの設定になると見られます。4/3に出た日銀短観において、前期の想定レートは130.7円でしたから、全体的に円高での設定にならざるを得ない感じ。引き続きコスト高も続きますし、外需系企業で思うように値上げできないところは苦しそうですね。


新興市場は「やや売り」。本日の東証グロース市場指数は反落。低PBR是正の流れに無縁なグロース市場は、そういう意味ではお気楽ですね。ただ純粋に足元でアメリカで金利上昇圧力からグロース市場が伸びなければ、結局グロース株を買うのも難しい局面です。


ポートフォリオ銘柄】

北陸電力(9505)は反発で年初来高値更新。週末も色々と電力株の決算が出て来たことで業界全体的に買い安心感が強まり、業種別で電力株の値上がりが上位に。岸田政権の支持率が上昇していることも、原発政策転換への期待感が強まっている感じです。


そんな中、今回は一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。それは不二越(6474)です。

私が期待しているロボットがやはり好調。今後も世界的な人手不足、省力化投資の流れからロボットの需要は高止まりが続くでしょう。主力のベアリングは自動車メーカーの生産次第ですが、自動車の生産は回復基調にあるということなのでこちらは先行き改善期待感。また、建機向けの油圧機器は受注こそ前期比減となったようですが、中国のリオープンや鉱物掘削の需要増などで、やはり先行き期待感が高いです。

同社は自動車部品向けに強みがあるので、今後のEV化進展が逆風と見られてきた銘柄の一つです。ところがヨーロッパではドイツの反対により、完全EV化の流れがトーンダウン。エンジン車の全面禁止は避けられました。結局、EUは自分達に有利な流れを作ることに失敗し、エンジン車でもEVでもアジア勢の後塵を拝することに。ともあれ、エンジン車に必要な部品はまだまだ残れそうです。

為替も円安基調に振れており、値上げもしっかり受け入れられているようで、最終的には上ブレ着地が十分期待できるスタートだと思います。ただ、中小企業庁から下請けイジメ企業とお叱りを受けており、今後更なる原価上昇圧力も受けそうです。

一方、低PBRというところは、今の低PBRブームに乗れます。同社に関しては2月に自社株買いを実施しており、今後も自社株買いを通じた還元を続けていくことで改善していくのでしょう。おまけとしては韓国との徴用工問題も(表面上は)解決方向に向かっており、同社の憂い払拭にも繋がります。

目標株価は5000円。本日前引けからの買いポートフォリオ入れとします。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。