KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日経平均はまた33年ぶりの高値

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昨晩のアメリカ市場はお休み。動いてたEU圏は小幅安という戻りです。

投資判断は「やや売り」。アメリカでは長期金利の上昇にも関わらず、一緒に上がったのはSOX指数。先週は週間で10.7%上昇し、週間ベースでは今年最大でした。これが足元の日本株を強くした一因ともなっていますが、背景にはNVIDIAの好決算や大手半導体各社がその日本での投資拡大が発表されたことなどがあります。

昨年末からの騰落率を比較すると日経平均19.7%、TOPIX14.2%、グロース指数0.7%に対して、NYダウ▲0.2%、S&P9.5%、NASDAQ24.0%、ラッセル2000は0.7%となっています。NASDAQの突出ぶりが明らかである一方、日米共に中小型株の弱さがよくわかります。
https://jp.investing.com/indices/major-indices

結局どのスパンで切り取るかで強弱の見方が変わってはくるのですが、足元の外国人買いはこれまで落としすぎた日本株のウエイトを元に戻しているだけとも言えます。それでも十分強烈なんですけれど。

とりあえず債務上限問題が気になって債券は買えないから、じゃあ株の中でも安全なギガテック株に資金を移すか・・・という動きがあったとみられます。SOX指数の上昇に加え、GAFAM系に資金が集まることもあり、NASDAQもグイグイ上がっています。Meta(Facebook)やNetflixといった「外れたGAFAM系」にも資金が回帰してきたことで、一層大型株と小型株で二極化しているような感じ。

商品に関しては全般的に弱いのですが、実は穀物が足元で特に安く、大豆、小麦が21年以来の安値水準に。ウクライナ穀物輸出に関して、関係国との合意延長が材料視されている模様です。なお、原油に関してはベイカーヒューズが公表するシェール掘削のリグ数がドンドン減っていて、この辺りが原油価格の下支えになっている印象。
https://jp.investing.com/economic-calendar/baker-hughes-u.s.-rig-count-1652

ドル建て日経の方は33年ぶりの高値・・・とは程遠いのですが、一応1年ぶりの高値水準ではあります。最初にバブル後の3万円台を付けた21年2月にドル建て日経平均は288.8ドルまでありました。ところが、その後は一貫した右肩下がり。当時ドル円は105.5円でしたが、現在は140.5円。
https://nikkei225jp.com/data/dollar.php

この33円の円安分で33年ぶりの(円建て)日経平均の高値が作られたわけです。逆に言えば、ドル建て日経平均がこの288.8ドルまで戻ってくると、日経平均は何と4万円超という計算になります。

もう一つ、ファーストリテイリング(9983)の株価を21年2月当時と比べてみると、当時も分割考慮で34000円台。現在とほぼ似たような水準なので、このファーストリテイリングの株価で差が付いているわけではないようです。当時に比べソフトバンクG(9984)の株価は半値近くになりましたが、東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)などの半導体関連株が台頭してきたので、当時とは物色対象に違いはあります。

アノマリーという程のサンプル数でもないですが、5月後半はここ3年連続で株価が上昇しています。相場が実需の外国人買いに支えられているのであれば、一転急反落という展開もイメージしにくいです。

日経平均は2週間で2000円も上がり、6%も上昇。チャート的には日経平均は「三空」・・・というか、4月末頃から5つも窓を空けて上昇しています。それで「三空踏み上げは売り向かえ」という人も居ますが、個人的には経験則上あまり効果がありません。そもそも先物の方は窓が無いので(というより、祝日も20時間動く先物に窓が空く余地が小さいのですが)、指数の窓は昔よりアテにならなくなっているとは思っています。

指数主導で上がっていて中小型株が弱いため、騰落レシオの上昇も抑えられています。ただそうは言っても価格帯出来高が薄く、75日移動平均線乖離率が10%に、ボリンジャーバンド+2σに達していることなどを考えると、短期過熱感は事実です。
https://nikkei225jp.com/data/touraku.php


新興市場は「やや売り」。月曜の東証グロース市場指数は反発。外国人投資家がお休みの相場なので買われやすいとも思ったのですが、そんなに顕著に上がっているわけでもなく、売買代金も少なめ。先々週の投資主体別売買動向で外国人によるグロース市場の現物買越額166億円はここ一年では最大だったということですが、本日の動きを見るとまだ本格的に買い転換したわけでもないような印象です。


ポートフォリオ銘柄】

巴川製紙所(3878)は昨日反発。足元半導体関連株が活況ですが、隠れ半導体関連株としてもう少し盛り上がっても良いとは思います。また足元で円安が進んでいる点も、主力のトナーに追い風。小型株に資金が入って来ないところだけが悩みの種ですね。


Deere & Company(DE)は金曜反発。上述したように穀物系は足元で弱い動きになっていて、同社にも逆風となっています。ドル高もマイナス。ちょっとしばらく厳しそうですね。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。