立山話の続きです
「布橋灌頂会」は「閻魔堂」から出発し「布橋」を渡り「うば堂」へと向かう儀式でした。その最後に「うば堂」の暗いお堂の中で女性たちは目隠しを外されます。そしてお堂の扉が開かれると眼前に光り輝く立山連邦が拡がります。それを見て、より信仰心を深めたとされています。目隠しによって五感のひとつが奪われることで、残された感覚が研ぎ澄まされ、より神々しく感じるのでしょうね
そんな「うば堂」跡に出来たのがこの「遙望館」。そこの暗いスクリーンホールで40分の上映が終わった最後に、ゴゴゴゴゴ・・・とスクリーンが持ち上がり、明るい光が差し込んで見える景色は・・・そう、立山連峰ですそんなにくい演出をして、この上映は終わるのでした
「遙望館」を出た我々は「まんだら遊苑」へと向かいます。子連れの多い時期ということもあり、正直「遙望館」方面に人は流れず、ほとんどの人が「まんだら遊苑」へと向かっていきます。というわけで「布橋」や「閻魔堂」で誰にもすれ違わなかった我々でしたが、「まんだら遊苑」では大勢の親子連れやカップルが居ました。
まんだら遊苑に行った人のブログ
「まんだら遊苑」は、地界、陽の道、天界、闇の道、の4つのエリアに分かれている構成で、最初は地界からスタート。薄暗い中を赤い照明で演出された施設は、色々な地獄のイメージで構成されています。
最初は我々と一緒に通り抜けた娘が「面白かったもう一度戻って入り口から入り直したい今度は一人で行きたい」と余裕綽々な感じ。その希望に応え、我々が出口で待っていたら、早足で泣きそうな顔をしながら戻ってきました(つづく)