KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

一生一緒にNVIDIA続く

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昨日のNYは3指数揃って堅調。ISM非製造業景況感指数が予想を上回ったものの、ADP雇用統計が予想を下回ったことで長期金利が4.29%に低下。NVIDIAは5%超の上昇となり最高値をまた更新し、時価総額Appleを抜いて世界2位に。半導体関連連株指数のSOX指数4.5%の上昇となり、NASDAQも2%の上昇で最高値を更新。S&Pも最高値更新となりました。WTI原油先物は74ドルを回復。


投資判断は「売り」。今週のスケジュールとして本日はオフィス空室率の発表。足元金利上昇に苦しむREITの支えになるか。そしてヨーロッパではECB理事会。利下げ開始が有力視されているものの、足元ではドイツのインフレが気にされており、慎重派の意見が強まってきました。ただ6月の利下げはありそうですが、7月の連続利下げは遠のいたかも知れません。ラガルド総裁のコメントに注目です。

7日(金)は中国の貿易統計。そしてアメリカでは雇用統計。毎月恒例の茶番だと個人的には思っていますが、市場ではFOMC前の最大のイベントとして注目されています。今回は前月よりもそれぞれ強い数字が出るとされています。

先週金曜の株式市場は後場凄まじく、売買代金は過去最高の7.7兆円となりました。実はそれまでの過去最高は丁度一年前、つまり23年5月31日の6.9兆円でした。どうもこの5月のMSCIのリバランスは特に大きいようですね(ちなみに22年は5.5兆円)。過去の推移を見ると、6月中頃まではこの好需給が継続して上がるようですが、その後7月下旬頃まで株価は低迷しています。今年はどうでしょうか。

そんなわけで金曜の上昇に関してはリバランスに絡んだ特殊要因と言えそうですが、それまでの下落自体が指数に絡んだ要因だったということで、差し引きで帳尻が合っているように思います。なので6月からまた仕切り直しという感じで中立的に進むのではないかと思います。

先週まで日本株長期金利の上昇スピードが嫌気されていましたが、1.1%まで上昇した後に1%割れまで下がりました。アメリカなど海外の長期金利が落ち着いたからですが「○○年ぶりの高値更新」・・・というくだりはひとまず一服となったので、株価を大きく掣肘するものにはならなそうです。

問題は荒れる3日新甫の6月になってからまた機関投資家の姿勢にどういう変化が出るかという点。日本株は結局5月は若干プラスというような動きでしたが、アメリカ株は大きく上昇した月でもありました。

一応6月のS&Pは戦後統計では12ヶ月中6番目の上昇率ということで、中庸な月ではあります(ただし直近20年に限ればマイナス)。ところが本来5月はワースト2位のマイナスの月だったのに上がったので、無理がたたっている可能性もあります。

その変化が特にSOX指数から出てくる場合(つまり冒頭色々書きましたが、結局先週水曜をピークに本当にトレンドが変わってしまった場合)、半導体影響の強い日本株は大きく影響を受けます。NVIDIA一強の流れに変化が生じ、NVIDIAが売られる展開になった場合にどうなるのやら。

今や日本株は結局韓国や台湾のように半導体指数化してしまっており、それだけ見るとアジアの一地域に埋没してしまったような印象。アジア最大の金融市場となった香港市場が沈没しても日本の独自性は再注目されていない印象があります。

足元の円安も本質的にはアジア通貨安の一環で、韓国ウォンや人民元も安くなっている点は理解しておくべきです。4日には日経半導体株指数連動型ETF(200A)が上場しましたが、わざわざそんなもの出さなくても日経平均で十分な感じがします。

ただ半導体の存在感が強いのは、あくまで指数寄与度での話。時価総額上位10位を見ると、明確な半導体関連株と言えるのは東京エレクトロン(8035)のみ。次点でソフトバンクG(9984)(今や10位ギリギリですが)くらいで、20位に引き延ばしても信越化学工業(4063)が入ってくる程度。

バブル期の時価総額ランキング上位は銀行株でしたが、今も長期金利の上昇を受けて結局三菱UFJ(8306)、三井住友FG(8316)がベスト10に鎮座しています。あとトヨタ(7203)、NTT(9432)がキープ。

つまり、これだけ日経平均が4万円まで上がってきても、日本株というものは世界の投資家から見れば単なるバリュー株でしかありません。このギャップが4月~5月の日経平均TOPIXの騰落率の差、すなわち△4.7%と+0.1%に現れているように見られます。結果、足元でNT倍率は先月末最低になりました。
https://nikkei225jp.com/data/nt.php


新興市場は「中立」。昨日のグロース指数は反落。アストロスケールHD(186A)の上場日を迎え、ほぼ寄り天安値引けの展開でした。売買代金は1742億円と活況ですが、アストロスケールHDだけで600億円、2位のカバー(5253)で300億円出来ました。そのお祭りを尻目に、例えばCYBERDYNE(7779)など前日好調だったところは一転マイナスとなりました。それ以外に波及しないのが残念ですね。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は続伸で年初来高値更新。5/24引けに自社株買いを発表して以降、どんな地合でも負け無しの上昇が続いています。一日平均1800万円弱の自社株買いが続くだけでこんなにしっかりするものですね。600円の節目を突破し、上放れの動きに。次は昨年に抵抗力を残した650円水準を突破できれば、上値は軽くなりそうですが。


売りポートフォリオファーストリテイリング(9983)は反発。前日に国内UNIQLO月次を発表。既存店売上高が8.4%増と、気温が高くなってきたことで順調だったことが好感されました。ただ他のアパレルに比べると鈍い感じも。陽線は続くものの、日柄的には75日線が遂に下落していく段階に入ったので、ここから上値は重くなりそうです。

・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。