KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

格差別

昨日のブログに書いた「神宮球場に居た有名人」の正解はトータルテンボスとダイノジだったようです。お二人のブログに書いてありました。それにしても「聞いてもわからないやろーなー」と思いつつ昨日ブログに書いてみたのですが、教えてくださった方がおられ、ネット社会ってホンマに何でもわかるもんやなーと実感しました(;^_^A

さて先週は実家に帰っており、父の様子を見てきましたが、容態は相変わらず。リハビリは必要だけど治療は必要ないからという理由で、寝返りさえ自分でうてない状態で病院を追い出されてしまった父は、母一人で介護できないためリハビリの施設とは名ばかりの老人ホームに入れられています。

久しぶりに会った父はまたやつれた印象。夕方に行ったという事もあり、薄暗い部屋で天井をボーッと眺める父。「久しぶり。俺誰かわかる?」と聞くと、「うーん」としばらく考えた後、父の弟の名前を答えました。そして「俺あなたの何にあたる人?」と聞くとやっぱり「弟」と答える始末。「弟じゃないやろー」と言うと「孫」と答え、最後にようやく「息子」と出てきました。

「高次脳機能障害」これが父の診断結果です。ネットで調べると色々な症状があるようなのですが、父に特に顕著に表れているのが「実際に頭で認知している事と単語が結びつかない」「集中力がない」という事象です。なので父はボケているわけではないのです。頭で私の事は「息子」だとわかっているのに「息子」という単語が「弟」という単語と誤認しているだけなのです。父もどこかでおかしいとわかっているので、最後に「息子」と出てきた後に「あぁ、やっと出てきた」と付け加えました。

脳の方はこういった症状があるものの、まだ大丈夫だと思っています。問題は身体の機能の方なのです。2月からずっと寝たきりの父は筋肉が見事に細り、手と足は動きますが、それ以上の事はできません。寝過ぎで腰の辺りが床ずれし、小さな穴が空いてしまった程です。

それらはリハビリさえ続ければ克服できるはずなのですが、そこにもう一つの「集中力欠如」が影響してきます。リハビリをどんなにやっても本人がやる意思がないとリハビリの成果は上がりません。ちょっと動かしてはすぐよそ見する。これがネックなのです。

なので本当に寝たきりの状態から回復したいという気持ちがあれば、ベッドの上で自分で身体を動かして自主トレすれば良いのですが、そう自分で考えてもすぐ止めてしまいます。父の意志は勿論「早く歩けるようになりたい」とあるのですがどうしても長続きしません。

加えてリハビリの回数も極めて少ないのです。病院であれば平日毎日ありましたが、今の施設は週に2回しかやりません。しかも足のリハビリしかやらないので、今度は自由に動いていた手の指が固まってきて動かなくなってきました。母が毎日指を温めて動かすようにしているのですが、それでもなかなかうまくいきません。

このままではいつになっても父は回復しません。母も「お金を出しても良いからリハビリを毎日やって欲しい」と施設にお願いしたのですが、純粋にリハビリの医師が不足しているそうなのです。その医師もそこの施設専属ではないようで、付きっきりというわけにはいかないようなのです。

それならばせめて自分で身体を動かせるような環境であれば良いのですが、施設には大量に入居者がおり、一人の患者にいつまでも時間をかけているわけにはいきませんから、車イスに乗せたらすぐ食堂に連れて行き、父が食事にもたつくようであれば口にどんどん食べ物を持っていって、箸を持つ練習すらできない状態になっています。これはその施設が悪いわけでなく、やっぱり人手不足のせいです。

そんな中、昨日ヤフーニュースで「フィリピンの看護士受け入れ」のニュースが出ていました。

↓ヤフーニュースより
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061011-00000021-maip-int

私は看護士不足が解消するなら、外国人看護士は歓迎です。しかし記事を見ると「日本人看護士の人件費が更に削られる」「日本人看護士の育成ができなくなる」と否定的な見解ばかりです。

ただ現実的には日本の高齢化、少子化によって絶対的に看護士は不足してくる計算になります。また若者もできればきつい仕事は避けたいから、看護士を希望する人の絶対数も減ってくるでしょうし、そもそもニートを始めとした労働意欲の低下も問題視されている状態です。そうなると外国人看護士も致し方なしではないでしょうか。それにしても何だか日本人はタイ米の時もそうでしたが、需要があるから受け入れているのに、いざ来るとなると嫌がり非常に恩知らずな印象を受けます。

以前親戚一同が会した席で「あなた証券アナリスト持っているならどういう業界が伸びると思う?」と聞かれ「超長期的には介護産業が雇用の柱になる。何故なら他の事はロボットやコンピューター、安い外国人労働力で代替が効くが、介護事業だけは暖かい人間の手と安心できる日本人がやらないと、介護される側が嫌がるから」と答えて場の空気が固まってしまったことがあります。それはあまり明るくない未来である事と、親戚一同のほとんどが高齢者で人ごとではないからです。しかしそれが私の見解です。

ならば外国人看護士が入ってきても受け入れられないのではないかという懸念は確かにあります。ただ実際の現場では日本人看護士でも担当が身体の小さく線の細い女性はこんな状況下でも断られるという事態が起きているそうです。確かに「こんな細い人に自分の身体が支えられるのか?もしかしたら二人共に転倒して大けがしてしまうのではないか」という不安が患者側にどうしても残り、身を任せる事ができないからだそうです。

そうなってくるといよいよ自分の望むような看護士が付かない状態になってきます。なので今後病院の株式会社化等が進めば、高い金を払う人には個室で日本人看護士、お金のない人は大部屋の外国人看護士という状況が出てくるのではないでしょうか。私個人は致し方なしと思います。いざ看護が必要になった時少なくとも選択肢が残されていないと将来が不安で仕方ありません。

とりあえず私はこの国の国策の行く末より、まず目先の父の容態が心配です。色々リハビリの本を読んで私自身でできることをまずやろうと思いました。

さて、行く末が心配な日経平均は本日反発。昨日は新興市場安に引きずられる形で値を消していった大型株は新興市場株の戻りが見え始めた事もあり反発。上昇トレンドは崩れていない状況です。

投資判断は引き続き「買い」。少なくとも日経平均のチャートは無難な上昇トレンドを描いており、先高感が強い状況。明日のオプションSQはそれ程影響してこないと思いますが、今日の後場はそれを睨んで少し弱い展開になるかも知れないですね。

新興市場はマチマチ。昨日年初来安値を更新したマザーズ、ヘラクレス指数はようやく反発。何とかここで底打ち感を出せるかといったターニングポイントになっています。しかし7月19日のブログにも書いたように、マザーズ指数1000ポイント割れは有り得ないと考えています。もし実現するようなら数年に一度の買い場であると考えます。ただ当たり前ですが銘柄選別はしっかりと行わなければなりませんが。

スルガコーポ(1880)は続落。先週業績の上方修正を発表しましたが直近上昇を続けていたため反応薄。むしろ今まで上がってきた銘柄を狙い打ちするような売りにやられ、下落幅も大きくなる場面もありましたが、現在は値を戻しつつある状況。PER的にはまだまだ割安。今が押し目買いの好機であると思われます。

ソフトバンク(9984)は何とか小反発。昨日のブログで「信用倍率」と書いてしまいましたが正しくは日証金の方の「貸借倍率」でしたね。失礼しました。信用倍率は昨日の夜発表されていますから。結果的に「信用倍率」の方もあまり変わらず、むしろ少し改善されていたので買い安心感に繋がっています。

パルコ(8251)も反発。こちらも信用倍率改善が見てとれ、現在のような需給相場にもってこいの買い材料になっています。一昨日は上げ過ぎでしたが、昨日は下げ過ぎ。上昇トレンドは崩れていません。

以下、推奨銘柄の動きです(前引け時点)。

ソフトクリエイト(3371) 12月2日推奨 3470円→2535円 目標10000円

ソネットエンターテイメント(3789) 1月20日再推奨 390000円→227000円 目標75万円

カナレ電気(5819) 4月6日推奨 2155円→1860円 目標3000円

富士電機HD(6504) 5月3日推奨 685円→613円  目標800円

スルガコーポ(1880) 5月26日再推奨 7240円→8830円 目標10000円

バンナムHD(7832) 7月24日注目→8月9日推奨に格上げ 1640円→1868円 目標3000円

注目銘柄

ソフトバンク(9984) 8月10日後場注目 2300円→2405円 目標3000円

パルコ(8251) 9月21日注目 1394円→1513円 第一目標1700円 第二目標2000円

メディシノバ(4875) 9月27日注目 128円→119円 目標とりあえず140円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。