KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ワワワワー長崎ーは今日ーも雨で冷めだった〜♪その2

えー、風邪は相変わらず治らないままです。しかも多分これは結構重い風邪です。かれこれ一週間猛威を振るっています。ある意味ハリケーンです。ある意味トルネードです。そしてある意味エルニーニョの影響です。・・・わけのわからないことを言ってないでさっさと九州旅行記の続きに移りたいと思います(ちなみに現在の風邪度は90%位なので変な事をよく言います)。

長崎空港から用意してもらったホテルのある佐世保市までの交通手段は、バスの他に「ジャンボタクシー」なる乗り合いのタクシーがあるようです。ワゴン車に見知らぬ乗客同士が乗り合う、いわば「プチバス」とも言うべき存在なのですが「ジャンボ」は空港だから「ジャンボジェット」と「大きな」という意味で付けられたんでしょうね。どこの空港にもあるようですが、私は今回初めてその存在を知りました。

今回の結婚式の主役である新郎から「佐世保まではジャンボタクシーがお勧め」と言われていたので素直に予約しておきました。色々調べてみたんですが、バスだと途中ハウステンボスに寄り道していく関係上、どうしても佐世保に到着するのが遅れるんですね。バスで1時間40分かかるところをジャンボタクシーなら55分で着きます。加えて運賃が50円安い!これはジャンボタクシーに決まり!!←そんなに力入れんでも(-。−;)

ただ一つ懸念事項があったのです。それは何かというと「車内は気まずいやろーなー(-。−;)」ということです(・・;)車体が大きい乗り物ならともかく、ワゴン車ではギュウギュウでしょう。そして利用者は旅行者であり(地元の人ならマイカーでしょうから)多分ほとんどの人は夫婦ペアとかで来るのでしょう。すると2:2:2:2:1という構図が出来上がりそうです。そうなると「1」である私はかなり気まずいのではないか。そういう懸念があって「1時間も肩身が狭く気まずいのならやっぱバスにしよーかなー(-。−;)」とも思った程なのですが。

結果、その懸念事項はある意味正解、ある意味杞憂だったのです。その訳は「全員ほとんど何も口をきかず1時間黙々と雨の長崎を移動したから」です。私以外の乗客は案の定皆男女ペア(夫婦orカップル)でした。つまりペアであっても周りの人に気遣って互いに話す事もできず、むしろもっと気まずい感じになるのです。そういう意味では元々一人で、ワゴン車の助手席に追いやられた私は一番救われていたのかも知れません(;^_^A

そんなドナドナ感溢れるジャンボタクシーは雨の中高速を走ります(何となく重い車内に風邪度70%)。1時間景色を見ながら走るのも楽しかったのですが、如何せん雨でイマイチ景色も見えなかったため「このタクシー果たして儲かっているのだろうか?」とか考えて暇つぶししていました。

まず9人乗り(運転手を入れたら10人)なのですが、とりあえず私が乗った日は土曜でもあり、かき入れ時でしょう。なので大体きちんと満員にはなるようです。それでも平日は必ずしも客が満員で乗るとは限りません。一人もいなければ走らなければ良いのでしょうが最悪乗客一人という事も考えられるでしょう。

運賃は一人1300円。まず高速代だけで片道1810円かかっていました(助手席でETCの支払いを眺めていましたので)。ガソリン代は燃費がリッター10kmとして、長崎空港佐世保駅までがおよそ60kmだそうで、1リットル130円位としても130円×6=780円。当然運転手の人件費がかかり、どんなに安くて時給1000円位だとしても、一回の運行に一時間半位は拘束されるわけで、これだけの段階で三人は乗せないとペイできません。

他にも予約センターの受付の方の人件費や会社の運営費、ジャンボタクシーそのものの車検等を考えた減価償却・・・etcを考えると、事業をやっていくための条件としては「平均5人以上はキープしつつ運行しないといけない」という事になります。市とかから補助金も多少は出るでしょうが、先日も某家族ぐるみで運行していたバス会社が過労で事故を起こしていたように、交通機関も大変なようです。皆さん、マイカーも良いですけど、たまには交通機関を使ってみませんか?エコにもなりますし。

そんなことを考えている間に佐世保に着いたのが14時過ぎ。猛烈に腹が減って死にそうだった私は濡れるのも厭わず傘もささずにジャンボタクシーから降りたのですが・・・えっ!ココ本当に佐世保!?(疑惑な感じを残しつつ次回へ続く。この時弱りに弱って風邪度80%)

さて、えっ!本当に17000円!?の日経平均は本日続伸。昨晩のNY株式市場が落ち着きを取り戻した事から世界の株式市場は好循環。朝方から買いが先行し続けた一日となりました。

投資判断は「売り」。引き続き外資系証券の寄り前注文動向は売り越しが続いていますが、先日書いた「テクニカル的には直近上部に開いた窓(16940円〜17150円)は埋めない窓として認識されているようで」という部分はすっかり外れ、窓をきちんと埋めて上昇してきました。安易なリバウンド狙いも結果正解だったようです。MACDも好転し、市場の流れは円安ムードと共に上向きです。

最近のNY市場を賑わすサブプライムローン焦げ付き懸念問題は「アメリカ版住専問題」と誰かが言っていましたが、言いえて妙でもあるし、全然違うとも言えそうです。まずそもそもサブプライムローンとは「アメリカで担保のない人が住宅ローンを使おうとする時、その担保のない分を利率を高める事で補おうとするローン」の事です。それは住宅ローン全体のほんの1%強に過ぎないとのこと。私もこの辺はそこまで明るくはないので、あまり突っ込んだ事は書けませんが、これだけ騒がれていながらも実はほんのちょっとのお話なのです。

それなのにこれだけ懸念されている状況は、昨年5月の世界同時株安を思い出しませんか?つまりインド株式市場が下落したことによる世界の株安です。考えてもみてください。インド市場なんて市場規模はNY、東京、ロンドンといった世界三大金融マーケットの数十分の一の規模でのお話なのです。それが世界株安連鎖を誘った。非常に失礼な言い方をすれば「象がネズミに驚かされた」という感じです(この場合象がインドっぽいですが違います)。つまり世界経済はしっかりとした基盤の上にデーンと座っているのではなく、危なっかしい天秤の上で綱渡りをしているのです。

今回のサブプライムローン問題もその象徴です。ただ決定的に5月の株安と異なるところはサブプライムローン証券化した商品が様々な金融商品に組み込まれており、それが元本割れするかもという事で換金売りが増え、同じ金融商品に組み込まれている別の資産にまで影響を及ぼすこと、実際にサブプライムローンを扱っている会社の株価が急落し、直接的な被害が出ている点です。

つい最近まで世界同時株高とか言われていましたが、その足下は非常に弱い砂の城であると言えそうです。つまりサブプライムローンの問題が通り過ぎても、何か別の他愛もない問題が出てきた時にすぐに値を下げる危険をはらんでいると用心しておくにこしたことはないようです。

話を日本に戻すと、日本もそんな危うい砂の城を必死に守ろうとしているわけです。金利を上げると株価が下がるのは確かですが、ちょっと金利を上げただけでワーワー言われ「時期尚早だったのでは」とか「適切だったのか」とか言われ、日銀はなかなか自分たちの思うような金融政策を掲げられないようです。本当はもっともっと金利を上げていきたいのでしょうが、政治的な部分や市場の評価が気になって身動きがなかなか取れない状況のようです。現実的には今年あと1回は上げるとして、2回目はあるかどうかという感じでしょうね。

話が愚痴っぽく長くなりましたが何を言いたかったのかというと「今の相場基調は弱く、下がりたがっている相場である」と見て取れるということです。日本の株式市場の出来高も薄く、様子見ムードにしても20億株割れというは極端に低すぎると思います。チャートを見ても17300円の壁(一目均衡表の雲の上限)は破れなさそうです。

新興市場は「買い」。しかしまだまだ弱気の買い。マザーズ指数1000ポイント割れは徐々に恒常化していきそうな嫌な流れです。ただし繰り返しお伝えしているように、マザーズ指数1000ポイント割れは強い買いサインであると認識しておくべきと思います。本日はようやくダブルボトムを形勢するかのような動きでした。

ソネットエンタテイメント(3789)は大幅続伸。マザーズ銘柄の中でも何とか上昇トレンドを崩さずにキープできているところは天晴れ。ただ30万前半が余りにも居心地良すぎたため、シコリが随分と溜まってきています。何とか上に抜け出せれば良いのですが。MACDの好転が起爆剤となるか。

ソフトバンク(9984)は変わらず。最近勢いよく上昇してきた反動もあり、一服の調整の向きが強かったのですが、引けにかけて何とか戻しました。本日発表の信用倍率はやや悪化して0.94倍。しかしまだまだ需給は良好と言えそうです。

オプトロム(7824)は反発。昨日上場来安値に顔合わせの場面もありましたが、PBRはとっくに1倍を切っています。ここからの下押しはかなり限定的。チョコチョコ仕込んでおくことをお勧めします。

新日鐵(5401)は続落。相場の主役をすっかり三菱重工(7011)に奪われた感じですが、正直三菱重工では日本の相場を引っ張るには力不足かなという感じ。それが日経平均を押し下げて、鉄鋼株を押し下げて・・・というシナリオを想定しております。テクニカル的にも25日線割れがいよいよ見えてきたところ。外国人投資家の売り越し基調が続いているのも売り方にとっての支援材料。

残念ながらJT(2914)任天堂(7974)は仲良く損切りラインに到達してしまったので、昨日付で損切りとなっています。下げ相場の中、よりによってなかなか下がらない二銘柄を選んでしまったのは大失敗でしたが、被害が拡大する前に逃げられて良かったかなという部分もあります。今後は銀行株で何か「売り」銘柄にしようと画策中ですが、もう少し戻ったところを狙いたいと思います。

そして明日は祝日ですが、すごーく気が向いて体調がすごーく良かったら、昨日ヒラキ(3059)の会社説明会に参加してきましたので、それを元にミニレポートを書いてみようかなと。あと、明後日は仕事が忙しいのでブログはお休みです。予めご了承ください。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→2040円 目標10000円

ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→327000円 目標75万円

スルガコーポ(1880) 5月26日より 7240円→8070円 目標12000円

ソフトバンク(9984) 8月10日後場より 2300円→3080円 目標3500円 

オプトロム(7824) 1月12日より 92円→72円 目標120円

USEN(4842) 1月16日後場より 1251円→1077円 目標1500円

日本ビクター(6792) 2月20日より 629円→617円 目標未設定

売り銘柄

新日鐵(5401) 3月13日より 848円→829円 目標750円