KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

元毛玉

嫁の天敵。それは毛玉です。毛虫の方ではありません。あの繊維にまとわりつく毛玉です。

私に言わせればそれがどうしたというちっぽけな存在ですが、とにかく嫌だそうで。私が家に帰ったら寝間着として着ているトレーナーは、これで10年以上使っているでしょうが、年期が入っている分、毛玉が首の周りにびっしり付いています。だからいつも「うわっ、毛玉だ(-。−;)」と言われます。

東京に居た頃、嫁と秋葉原のヨドバシカメラに行ったのですが、昇りのエスカレーターで我々の前に立っていた男性のウェストポーチにびっしりと毛玉が。よもやこんな所にまで毛玉ができるとは珍しい限りですが、それを眼前に見た嫁は指さして小声で「毛玉、毛玉」と言ってきました(・・;)むしろ毛玉好きなんじゃないか?とにかくよく毛玉の存在に気付きます。

うちの敷布団に付けている敷パットは結婚して1年も使っていないのですが、遂に毛玉だらけになってきました。私にしてみれば「別に汚れたわけでもないし、まだ使えるじゃん(-。−;)」と思うのですが、「毛玉の中で寝るのは耐えきれない\(*`∧´)/」とのこと。「女性なら誰だってそう思うよ」と主張していますが、世の中の女性の皆さん、果たしてそうなんですか?

ともあれ嫁の主張に押されて新しい敷パットを購入し付け替える事に。「世の中の森羅万象のものの7割は水と毛玉でできているんだよ、だから受け入れて生活するしか無いんだよ」と無茶苦茶な論法で嫁を説得しようと試みましたが当然ダメでした(;^_^A

ただそれをニトリで買う時にまた一苦労。「これは毛玉にならない素材かな?」と判断基準が毛玉になるかならないか、ただそれだけ。「じゃあ毛玉取り機を買ったら良いじゃん(-。−;)」と言っているのですが、「それで完全に毛玉が取れるわけではないし、また毛玉ができるのも嫌」とのこと。

多分嫁にとっては豚インフルよりも毛玉が嫌でしょう。もし仮面ライダーの怪人でケダマールというのが出てきて「ハッハッハ、この世の中の全てのものに毛玉を付けてやるー!」ときた日には、気死してしまうのではないかと思います(・・;)

さて、豚インフルを嫌う日経平均は火曜反落。前日のNYダウは豚インフルによる人・物流に対する停滞感が不安視され軟調な展開。旅行に関連する銘柄が売られ、バイオ関連の銘柄が買われるという二極化となりました。

それを受けた日本株も同じような状況ながら、前場は比較的値を保っていました。しかし後場に入って「ストレステストの結果によりシティ・バンカメに増資が必要」との報道が流れると金融不安の再燃からGLOBEX安となって売りが集まる展開。またドル売りによる円高も加速し一時95円台に突入。加えて祝日前という日柄的な要因もあって、一気に売りが加速する状況に。結局4/2以来の8500円割れで引けました。

投資判断は「買い」。ここで一つ前回の記事に対して訂正ですが「閑散な相場になり、一時5000円台突入も覚悟せねばならない」と書きましたが、今週5000円なんてなるわけもありません。正しくは8500円と書くつもりでした。慌てて書いたものでロクにチェックしなかった結果です。すみません。しかし結局は8500円すら突き抜けてしまいました。

ここにきて豚インフルという厄介な突発事象が発生しました。ウィルス感染による恐怖は皆「対岸の火事と思っているが内心不安」と感じている潜在的恐怖で、北朝鮮のテポドンよりもある意味現実的で暴力的です。株式市場でも一過性と言われながらもテーマ性を帯びて、関連銘柄は売られたりストップ高を付けたりしています。

そういった個別銘柄はともかく、全体のトレンド的には75日線がイマイチ上昇していないので、下値サポートラインは随分下の方に位置しています。とりあえず祝日の間の海外市況が比較的好調な事により明日は大丈夫そうですが、明後日のGW前の様子見ムードの高まりにより、更なる下押しの覚悟は必要です。

万が一8000円を割り込んでしまうと、テクニカル的には非常に厳しい状況になってしまい、一目均衡表の雲がねじれている一番弱い部分に突入してしまいます。そうなるとトレンドの暗転が起こり、この先数ヶ月の株価推移に影響してくるため正念場とも言えます。

ただGWが終われば、出そろってきた企業業績と結果がある程度出た海外市況を元に、株価はグングン上昇できると思います。現在は将来の上昇のための良い調整であり、その頃には豚インフル騒ぎも一段落付いていることでしょう。

GWの間お休みとなっている日本市場を横目に、先日も書いたように、アメリカ株と日本株の乖離は少しずつ縮まっていくと見ています。最近アメリカ株が上昇しても、日本株は上値が重いという日が続いていますが、まさにその流れです。

クライスラーの破産法適用も予想通り避けられそうな展開になってきて、ソフトランディングは将来的にはともかく、目先の株価にとってはポジティブな材料となりそうです。そしてGW中に上がったアメリカ株の好調さを受けて、出遅れ感が見られてきた日本株がものすごく買われるというシナリオを描いています。丁度昨年の正月の現象の逆バージョンです。

新興市場は「強気の買い」。火曜は3指数共に軟調。マザーズ指数は急激に上昇した反動もあるかと思われます。それでも引き続き個別銘柄ではストップ高まで買われるものが多く、値動きの軽さが好感されています。今回の調整は一時的で、再度上を目指す動きが続いていくものと思われます。

ソフトバンク(9984)は続落。火曜引け後に子会社ヤフー(4689)が決算を発表。12期連続となる増収増益決算を出して、孝行息子なところを見せつけています。同社の決算も明日発表の予定。今月10日に出している予想に沿った形になりそうで、決算の数字そのものについてはサプライズも特段なさそうですが、ドコモ(9437)が出してきたデータ定額プランの下限引き下げへの対抗策と他にも何かしらの発表があるでしょう。孫マジックがまた出るか。

メディカルシステムネットワーク(4350)は続伸。豚インフル関連銘柄の一番端っこには位置しそうです。GW明け直後に決算発表、8日には説明会を予定していますが、景気の影響を受け辛いディフェンシブな業種であるため、安定した中身から相対的に買われる展開に繋がると思います。

ダイハツ(7262)は反落。月曜の場中に発表した決算は期待を裏切る大幅な減益決算に。販売台数は前期比を越える数字をたたき出しているものの、円高の影響もあって売上が減少。自動車という原価率の高い商品なだけに、売上の減少により固定費負担が相対的に重くのしかかって、利益率を圧迫したようです。

この辺り個人的にはやや想定外でした。来期は更なる減益見込みとなっており、苦しい展開が続きそうです。それでも逆もまた真なりということで、売上が戻ってきた時、また為替が円安に転じてきた時は利益が急拡大するという事にもなるわけで、小型化・低燃費化という直近のニーズにマッチした自動車作りのトップメーカーとしての地位はまだまだ安定的と言えると思われます。

みずほFG(8411)は反落。前述したアメリカ銀行大手の増資報道が日本のメガバンクにも重くのしかかっている印象です。ただ同社に対する増資報道も既に出尽くしている感じもあり、今更という気もします。テクニカル的には5・25・75日の3本の移動平均線に挟まれて、だいぶ煮詰まってきた感じ。GW明け後の動きに注目。

日本リテールファンド(8953)は大幅続落。前述したように後場からアメリカの金融不安が流れると、不動産関連銘柄も一斉に売られる展開に。REIT市場にも波及し、REIT指数は大幅安。先日書いた窓埋め後も下落は止まらず、テクニカル的には嫌な動き。何とかこの辺りで反発しないと、次なる節目は年初来安値の302000円になってしまいます。踏ん張り所。

コニカミノルタ(4902)も続落。長い上髭を残して嫌な形になっています。それでも信用倍率は再度1倍割れと需給は改善。テクニカル的には75日線と一目均衡表の雲の下限に来て際どいですが、ここから強く売り込む度胸のある投資家も少ないはずです。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→646円 目標6000円

ソネットエンターテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→220300円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→1499円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 117000円→97500円 目標20万円

ダイハツ(7262) 2008年3月25日より 1141円→864円 目標1500円

みずほFG(8411) 2008年4月15日より 433円→199円 目標700円 (1000株単元変更考慮)

SEH&I(9478) 5月28日より 13000円→8080円 目標2万円

日本リテールファンド(8953)  8月31日より 450000円→341000円 目標55万円

コニカミノルタHD(4902) 2月5日より 785円→765円 目標1000円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。