私の実家の冷蔵庫は母一人暮らしのクセにいつもパンパンに食べ物が入っています。多分終戦後の貧しい時代に生まれた反動で、常に食べ物が身の回りに無いと不安なのでしょう。
それはまあ許すとしても、そうなるとやはり食べきれないで腐らせてしまう事が多々あります。なのでいつも賞味期限の切れた食品がオンパレードで陳列されていることになります。
私が冷蔵庫から持ってきたペットボトルのお茶は、かれこれ数ヶ月前からあったような気がします。それを私は思いっきりグイっと飲むと・・・ん?何かゼリー状のものが・・・ゼリーインの新製品お茶?
いやいや、違います。それは長い間お茶を放置していたことによって、お茶の中にカビ成分が形成されたものでした(××)それはまるでマリモのよう・・・
・・・ってそんな呑気な事を言っている場合ではありません!(××)おえっ、ペッペッ。すぐウガイをしましたが、既に一匹は体内にもぐりこんでしまった様子(-。−;)幸い現段階で体内に変調はありませんが、飽食社会の手痛いシッペ返しと言えるでしょう。これから梅雨入りしてカビの季節になってきますが、皆さんも食べ物には注意しましょう。
さて、梅雨入りしない日経平均は金曜続伸。前日のNYダウは長期金利上昇に一服感が見られたことにより堅調推移。商品価格の上昇も景気回復の証左として受け止められ、株価上昇の一因となりました。
それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。SQに絡んだ売買が指数を押し上げ、寄りの段階からあっさり1万円回復。それからしばらく高値圏でのもみ合いが続いていましたが、前引け後に発表された中国の小売売上高が予想を上回る好調さを見せてアジア株が堅調。それを受けて後場は一段高に。引けにかけて少し値を戻しましたが、それでも終値ベースで1万円超えと年初来高値更新となりました。
投資判断は「売り」。私的には残念ながらSQ通過後も強い相場展開となり、ピンポイントでのピーク予想は外れました。ちなみにSQ値は1万147円という事でかなり上方で付いてしまいましたが、それでも後場一時この水準を上回ってきた事は驚きでもありました。日経平均1万円回復の報道を見て、市場に戻ってきた個人投資家も多いようです。ただやはり引けにかけてはSQ値が意識されるような売りが出てきて、来週以降やはり相場の上値重石要因として働きそうです。
何と言っても頼みの綱の外部環境に際どさがあります。アメリカの国債10年ものの金利が4%まで上昇。これで何故株式市場が堅調でいられるのかは謎ですが、やがて抱える矛盾点に常識的な判断が流れ込んできて、相場は調整を強いられる事になりそうです。アメリカ売り・新興国買いの流れは続き、保守的な国である日本は当面アメリカと共に下落相場へ招かれる事になるでしょう。もっともその新興国買いも、何らかの拍子でガラガラ崩れる程の脆さはあります。
金曜のNYダウはディフェンシブセクターを中心に買いが集まりプラスで引けました。出遅れ感のある銘柄が狙い撃ちされた格好です。テクニカル的には堅調さが目立つのですが、9000ドルが接近してくるとやがて上値の重さが意識されてくる事になると思います。
実体経済は各国共に少しずつ回復に向かうでしょう。景況感が最悪期を脱したというのは間違い無いと思います。株価はそれに先行すると言いますが、ちょっと勢いを付け過ぎました。夏場にかけて軟調さが意識される相場展開が続くと思います。
ちなみに日本固有の問題では政局が挙げられますが、鳩ぽっぽこと鳩山総務大臣の辞任を受けても日本株が上がるところに「政冷株熱」の状態が見て取れると思います。最早政治なんて別次元の出来事で、民間の方は宜しくやっていくよという愛想尽かしの究極の形が出来上がっているようにも思われます。勿論そんなわけにはいかず、政治と株式市場は密接に連動せざるを得ないのですが・・・。とにかく自民党がダメだという事を既に株価は織り込んでおり、盟友中川・鳩山両大臣を切り捨てても必死に政権にしがみつく麻生総理が哀れにも見えます。
新興市場は「強気の買い」。金曜は3指数共に続伸。3指数共にこちらも年初来高値を更新し、勢いの強さを感じさせます。新興主力の楽天(4755)は楽天市場の一日辺りの売り上げがポイント10倍キャンペーンの奏功もあって平均売上の二倍に達したとの報道が材料視され上昇。新興市場を更に牽引する一因となりました。
日経JASDAQ平均はほぼ一本調子で上がってきていますし、3指数以外の東証2部指数も19連騰と中小型相場は短期的には過熱しています。ただ水準を言えばそれぞれプラスに業績変化率の高い見通しを出しており、各指数共に現在の水準の倍まで上がってもおかしくないと思っています。まだ買っていない人も乗り遅れたという事はなく、夏場に向けてこれからまだまだ上がっていける市場達だと思います。
メディカルシステムネットワーク(4350)は続伸。金曜の動きはわずかながらも今までの水準から上放れる動きを見せています。出来高も普段より多めで、ちょっと期待できる動きか。来週はいよいよ大幅高が見られそう。
ダイハツ(7262)は反発。前回お伝えしたように日足の一目均衡表の雲が下支えとして意識されている格好です。包み陽線が出て、短期的には反発局面入りへ。週足の一目均衡表も見ておくと、雲下限がやはり下支え要因に。ここからの大きな下押しは無いでしょう。
みずほFG(8411)は反落。一時直近高値を更新したものの、日興シティの目標株価引き下げが売り要因となっている模様。短期的には弱気な流れに傾いていますが、金融株は出遅れ感もあってこれ以上大きく売られる筋合いもなさそうです。
SEH&I(9478)は続落。短期的には調整モードに入っている感じです。テクニカル的にはパラボリックが暗転してしまい、現在は株価の回復よりも株価の維持に努める必要がある場面。来週は11000円台をキープし、次なる上昇場面を待ちたいところ。株価は決算発表後から明らかに上放れの動きが出ているので、ハッキリ言ってこんな中途半端なところで上昇が終わるような感じではありません。
以下ポートフォリオの動きです。
買い銘柄
ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→640円 目標6000円
ソネットエンターテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→195400円 目標75万円
ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→1931円 目標3000円
メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 117000円→123000円 目標20万円
ダイハツ(7262) 2008年3月25日より 1141円→897円 目標1500円
みずほFG(8411) 2008年4月15日より 433円→268円 目標700円 (1000株単元変更考慮)
SEH&I(9478) 2008年5月28日より 13000円→11650円 目標2万円
日本リテールファンド(8953) 8月31日より 450000円→413000円 目標55万円
ダイセル化学(4202) 5月19日より 520円→537円 目標600円
幼児活動研究会(2152) 5月24日より 1390円→1545円 目標2000円
豊田合成(7282) 6月2日より 2090円→2250円 目標2500円
※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。