KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

五箇山は豪華やまー その1

五箇山に着いた我々が一番最初に向かったのは「岩瀬家」。今ドラゴンズの抑えがピリッとしないので、お参りに行こうと・・・というのは嘘で、そこは合掌造りの民家で一番大きな家で、国の重要文化財に指定されているところです(;^_^A


中に入ると早速合掌造りならではの囲炉裏端に招かれました。そこで囲炉裏で湧かした茶釜から、柄杓(ひしゃく)で茶を掬い出し、薬草茶を振る舞われます。長旅で疲れていた我々はそこでホッと一息(^^)するとそこで案内役らしいおじさんが岩瀬家について説明を始めます。

「昔何千もあった合掌造りの民家は今で200余りに減少してしまいました。茅葺きの屋根は25年に一度葺き替える作業をします。私の家であるこの家も・・・」
そこまで聞いてわかったのですが、案内役のおじさんは、ずばりこの家の当主でした(××)ははぁ、当主御自らが案内されているわけですか(・・;)

天井の梁から自在鉤(鍋や茶釜を吊す鉤状のもの)が伸びて、茶釜を空中で支えます。囲炉裏にはきちんと薪がくべてあり、パチパチと音を立てています。8月の最後でしたが山の風は冷たく、囲炉裏の傍で暖かさを感じました。ただやはり煙が煙たい(××)しかしその煙で燻されて、合掌造りは防虫・防腐されているのですから、先人の知恵は大したものです。

おじさんの案内は数分で終わるのですが、丁度夏休みの最終土日ということもあって、次から次へと観光客がやってきます。我々への説明が終わった直後に、また一から次の人に同じ説明が始まりました。少し機械的な感じもしますが、その都度同じ説明をされる当主は大変だと思いました(;^_^A(つづく)

さて、都度同じ説明は不用な日経平均は本日反発。前日のNYダウは中国株の急落を受けて軟調推移。それを受けた日経平均でしたが、前日上海急落を受けて予め下落していた分もあって、比較的落ち着いたスタート。その後本日の上海総合指数が堅調推移を見せると買い安心感に繋がりプラス転換。しかし事前予想通り圧勝となった民主政権が今後どう出るかが不透明な中で、積極的な買い材料にも乏しく。それを映して出来高が16億株台と閑散相場の一日でした。

投資判断は「買い」。なんだかんだと売り買いの材料が交錯する中で、トレンドは上向きを維持していると見ています。前回「民主党が圧勝なら、メジャーSQまで買いが続く」と書きましたが、昨日の動きは想定外でした。ただ上海総合指数が7%近く下落した割には頑張った方なんじゃないかなーと見ています。

外国人は今後の政権安定に対して、素直に買いで応じているようです。民主党政権になると株安となる・・・という懸念は、少なくとも彼らには無いようです。その証拠が今回の為替の円高。月曜は安定政権期待による急激な日本買いによって円高を見せ、一時92円台を付けました。これは非常に良い円高だと言え、単に今までの円高トレンドの延長上の動きだろうと片づけてしまうのはあまりにも乱暴かと思います。であれば外国人の買いを背景に目先もう少しトレンドは持続しそうです。

ただ民主党が連立を画策し組閣をもたもたしていると、彼らを始めとして投資家に愛想を尽かされてしまう可能性は十分あります。組閣が16日以降になるという報道も伝わっており、この混迷の最中にそんなにのんびりしていて良いのかという懸念はどうしても感じます。これだけ国民の期待を背負って誕生した政権なんですから、参議院がどうなろうと単独で政権を取ったら良いのに、と個人的には思います。参院選は1年後ですから、その時までにきちんとした結果を残していれば、参院でも十分過半数を取れるのではないでしょうか?それともその自信が無いのでしょうか?実際に政権を取ったら怖じ気づいたという印象が拭いきれません。

一応選挙が終わったので政治的な話を解禁すると、私は民主党、特に小沢さん支持派の一人なのですが、民主党マニフェストにはツッコミどころがたくさんありますし、郵政民営化も実は賛成論者なのです。ですから何故民主党支持なのか自分でも不思議に思う程なのですが、それでも自民党がずっと政権を取っているのはやはり異常だと思います。一度自民党が作り上げた日本という国を客観的に見るためにも、政権交代は必要だと思っています。

民主党マニフェストの内、子供手当配偶者控除の撤廃は別にやっても良いと思っていますが、高速道路の無料化はどうかと思います。子供手当は実際に世帯に配布するのではなく、幼児の診療を無料にするとか、間接的に援助する形が良いと思います。でなければ、結局はあの悪名高い定額給付金と何ら変わらないからです。

配偶者控除は男女共働きが定着しつつある世の中で、特に必要無いと思います。年間103万円以下に仕事を抑えるとか、正直言ってナンセンスです。働きたい人には働ける環境を造るのが良い政策なのではないでしょうか。子供や家庭を持っている人ばかりが優遇されては、結婚したくてもできない人はあまりにも可哀想過ぎるでしょう。

高速道路の無料化は様々なところで弊害を生むと思います。結局道路維持には税金が使われて、特に車をあまり利用しない都市部の人達にとっては不公平感が漂うでしょう。環境だエコだと言っている割には、ガソリンは使うし排気ガスは出します。そして鉄道等の公共インフラが衰退して、益々高齢者にとっては動き辛い世の中になってしまいます。

一方で経済的には確かに良いでしょう。車がそれだけ使われ消耗するわけですから、日本の大部分の企業が関与する自動車産業にしてみれば大変有り難い話です。

私は逆に企業の車輌は高速道路無料で良いと思っています。というのも今の世の中物流網が欠かせないインフラになっているわけですが、その物流の障害になるようなものは排除すべきです。すると企業は今以上に都心から離れたところに工場を作りやすくなります。また地方に住んでいる人も、都心部に集中している良品を受け取り易くなります。それが結局は地域間格差を縮めるのです。

郵政民営化は皆そんなに反対しているのでしょうか?私は正直そうは感じていません。確かに一部簡易郵便局の閉鎖によって現実的に不便さを感じている人達はおられるでしょう。ただ皆公務員に対して、やれ「給料をカットしろ」「公務員の数は多過ぎる」と言っている割には、何故国営化によって半公務員的な人や組織を増やす事に関してそんなに熱心なのか、全く理解に苦しみます。

それは確かに国が管理して幅広く離島や山奥にまでサービスが行き渡れば言うことはありませんよ。それでも消費税増税に関してやむなしと考えている人々が多い中で、何故国の事業負担が多い郵政事業の切り離しは失敗だった、すべきではなかったと思うのでしょうか?私はその辺りのロジックがイマイチわかりません。まして正式に民営化して年月もそれ程経っていないのに、もう結論付けるのは早過ぎると思います。

郵貯銀行事業も資金の運用をどんどんアクティブに行って、リスクを採っていくべきだと思います。それは丁度サブプラ問題があった昨今では受け入れられ難いでしょうが、やはりスケールメリットをたてに民間の金融サービスの自由競争を阻害するような以前までの郵貯のやり方は卑怯な気がします。

そしてポジショントークになるかも知れませんけど、証券税制において軽減税率を撤廃するという民主党の方針には明確に反対です。「株式投資は金持ちのやるものだ。だから株式投資で儲けている奴からふんだくれば良いのだ」というのは、安直過ぎる論法です。そうすると投資マネーが海外に流出して、結局は日本の首を絞める事になります。むしろリスクを採っている投資家に敬意を表して税金0にしても良い位だと思っています。

現在市場に入り込んでいる国内資金の大部分は年金運用の資金であったりするわけです。であれば、全く自分で株式を持っていない人にも株価というのは大きく関係してくるものなのです。また報道される日経平均の数字によって、確かに国民の消費行動は変化します。ここ一年の流れを見れば、それが明確に読みとれるでしょう。その間接的な影響力を測らないで、単に利益から税金を取れば良いと考えるのは非常にナンセンスであると思います。

・・・というのが、一般素人の私の意見でした。

新興市場は「強気の買い」。本日は3指数共に上昇。特にマザーズ指数は朝方からほぼ一本調子の右肩上がりで、最近の弱い風潮から少し変化を感じる事ができました。日経JASDAQ平均も引き続き堅調推移が続いており、東証1部銘柄が手がけ辛い中で、幕間繋ぎ的な買いを期待できそうです。

ソフトクリエイト(3371は続伸で年初来高値更新。900円間近に迫っています。昨日は8月の自社株買い実績を発表。まだ残り5万株ほどの枠が残っているため、9月いっぱいも順当に買いが継続されるものと思われます。また本日は同社主力商品の最新作「ecbeing7」の発売が発表されました(Windows7に合わせた?)。民主党マニフェストに「ITの開発・普及へ支援」というのもありますが、その辺りもあやかりたいものです。

幼児活動研究会(2152)は無事昨日目標株価達成となったので、ポートフォリオから外れました。一応予定通り民主勝利後は材料出尽くし感からの下落となっています。ただこの辺りのテーマは、後日民主党の政策に具体性が見えてくると再度物色材料にされると思います。一旦調整した後には長期投資の観点からまだまだ注目できます。

丸山製作所(6316)は続落。うーん、先週末の上昇で、今年の祭りは終わってしまったのでしょうか?ここから先はあまり動きも期待できなそうなので、早々に明日の寄り付きで売却、ポートフォリオから外すことにします。

以下ポートフォリオの値動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→893円 目標6000円

ソネットエンタテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→185200円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→2100円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 585円→695円 目標1000円(200分割考慮)

ダイハツ(7262) 2008年3月25日より 1141円→952円 目標1500円

みずほFG(8411) 2008年4月15日より 433円→225円 目標700円 (1000株単元変更考慮)

SEH&I(9478) 2008年5月28日より 13000円→15110円 目標2万円

新日鐵(5401) 8月17日より 372円→361円 目標500円

東芝(6502) 8月18日より 455円→491円 目標700円

丸山製作所(6316) 8月22日より 205円→202円 目標240円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。