KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

パーティは続く その4

やがて無事6時間耐久カラオケも終了!(^_^)/始発の時間も近づいてきました。しかしもう皆精魂尽き果ててぐったり(-。−;)フロントの方まで行ったのに「あれ?伝票とかマイクは?」とダレも返却用のアイテムを持ってきていない事に気付きます(;^_^A再度エレベーターに乗って部屋に戻ると、テーブルの上に見覚えのある封筒が(・・;)

記憶が無くなっていた彼は今回一連のイベントの幹事で、会社から「2次会で使って良いよ」と4万円近く与っていたそうなのですが、そのお金をそっくりテーブルの上に置いたまま帰ろうとしていたのでした( ̄Д ̄;;危ねぇ!そしてまた激しく動揺する彼。

気になる支払い金額は「15000円です(^^)」と結果、大人しくビジネスホテルに泊まった方が安くついた格好になりました。まあ大方予想は付いていたんですけどね(;^_^A

無事支払いを終えて外に出ると、太陽が昇って我々に眩しい光をぶつけてきます。朝です。希望の朝です(何のこっちゃ(-。−;))。私は久しぶりに6時間耐久カラオケを成し遂げて、自分が12年前の自分と同じ体力を持ち合わせている事に感激しました。まだまだワシも若いなー(^^)(もう少しつづく)

さて、感激したい日経平均は金曜大幅反落。前日のNYダウは中古住宅販売の想定外の減少や出口戦略が意識され始めてきた事を受けて続落。商品市況の軟調も逆風に。

それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。金融機関の資本増強要請を受けた格好で野村HD(8604)が3月に続いて5000億円規模の大型増資を発表。これがショックとなって、同じく懸念されている国内金融機関の売りを呼ぶ状況に。円高傾向も逆風。加えて前日権利取りの動きが出て予想外の堅調さを見せた事の反動も出た模様。9月中間権利確定日を受けて日経平均は50円程度の下落要因がありましたが、様々な悪材料の重なりの結果、前日の上昇分も合わせて打ち消して安値圏での引けとなりました。

投資判断は「売り」。引き続き方向性は軟調で、来週は日経平均1万円割れの場面もあると予想します。7月からほぼ一本調子で右肩上がりを続けてきたアメリカ株も1万ドルを目前に足踏みの展開。今まで好調だった経済指標も、少しずつ弱いものが目立ち始めてきました。実際に金曜のNYも耐久財受注や新築住宅販売の弱さを受けて続落し、潮目が変わったと見るべきでしょう。

選挙後に何とか日本株の下落のスピードを緩やかにできていたのも、海外市場の好調さに支えられていた部分があったからですが、その後ろ盾が無くなった後、黎明状態の政局に不安を感じながら日本株がどこまで買われるかは不透明です。

9月が間もなく終わろうとしていますが、個人的な感想としては「思ったよりは強かった」という印象です。来週はドレッシング買い期待もあって火曜までは落ち着いた相場展開になるでしょう。ただそれ以後は結局超えられない9月SQ値(10541.92円)等の上値重石要因を受けて、軟調推移となると見ています。残念ながら9月は遂に陰線で終わる事になるでしょう。

一方実はテクニカル的・日柄的にはそれ程悪くはありません。昨年の急落があった10月から間もなく1年となりますが、それは週足で見る52週線が上昇してくる銘柄が多くなってくる事を意味します。実際に間もなく日経平均の52週線も上昇に転じます。なので相場の方向性は悪くありません。指標的にも割安感・プラスの方向性を示すものの方が多いです。

ただ3月から一貫して右肩上がりとなってきた株価推移も、一旦トレンド転換となる可能性は十分考えられます。9月の陰線は相場の潮目の変化を象徴するものになるでしょう。市場を取り巻く環境・状況は決してよくありません。今まで懐疑の中で育ってきた市場も、いよいよ秋到来という感じになるかと思われます。

無事閉幕したG20では12年末までに金融機関の新たな自己資本規制を段階的に導入する事で一致。この辺りは市場で織り込み済みのため、むしろ来週以降は金融機関にとってアク抜け感が高まる展開になるかと思います。ただ亀井さんによる銀行いじめの決着を見ないと、金融株はなかなか買っていけないでしょう。

それに先手を打った野村に対しては「やってくれたな」という感じがします。証券会社が証券市場に大きな影響を与えるような動きをしてくるとは・・・と思いましたが、金曜の日本株の下落は野村ショックと呼ぶに相応しいものでした。これで今まで増資した企業に対する評価も「もう増資したから安心だ」とは言えなくなってきました。JAL(9205)の産業再生法といい、日本の大企業における資本不足懸念はまだまだ続きそうです。

ただ増資に対して資本は、世界の金余り症状を受けて順調に払い込みが行われるものと思われ、それによって一定の安心感は得られる状況になると見ています。ですから超悲観論による急激な下落は無いものの、当面需給バランスの不安定さによって、ゆるやかな下落が続く事になるでしょう。

為替は休日中に90円を割り込んできてしまいました。この辺り以前からこのブログでもお伝えしていた事ですが、藤井大臣の円高容認発言によって今年の年始前後につけた87円も超えてくる事になるかと思います。ターゲットとしては85円というところが挙げられるでしょうか。ですから為替感応度の高い銘柄は避け、内需関連銘柄物色が続く形になりそうです。今回のG20の結論としても、日本は内需拡大に向けるというのが一つの目標になっています。

鳩山さんの「排出ガス25%削減」に関しては産業界にとって確かな打撃ですが、実は私は世間が懸念する程に悪い話とは考えていません。短期的にはマイナス要因であることは否定できませんが、実はこれが長期的に日本ブランド復権に繋がる良いチャンスと考えています。

相場の今のテーマは言わずもがな「環境」になっていますが、日本の意志は確かに世界に伝わっています。各国から賞賛を受けたこの宣言ですが、各国首脳は手放しで歓迎しつつ、実のところ腹の中では「日本の国際競争力が弱まって、自滅してくれる良い話だ」と思っているのでしょう。

当面日本企業は厳しい戦いを強いられそうです。足に鎖を付けたまま海外の巨大企業と戦えと言われているようなものですから。それでもこの目標が達成された時、いや、極論を言えば達成されなくとも、環境=日本というイメージが海外に浸透すれば、今後の日本企業のビジネスは様々にやりやすくなるはずです。

イメージが定着すれば新しく建物や設備を整える時に「日本ブランド」の技術が求められます。生産のノウハウにも「日本ブランド」が採用されます。そしてそれが末端の海外の消費者にも受け入れられ、coolな日本の商品を買う事、採用する事が環境に対する貢献に繋がると思わせる事も可能なのです。例えば日本の鉄道技術等も海外の入札でより一層売り込み易くなるでしょう。

一旦ブランドが確立されれば他国に模倣されたとしても、それは二番煎じとしか受け止められません。道を拓いた先駆者にのみ、栄光は与えられるのです。来年にも中国にGDPでも抜かれると言われている「斜陽の日本」もこの逆境をくぐり抜け、見事勝ち残る事ができれば世界標準を作り出す、強い光を持った日本に復権する事も可能だと思われます。

新興市場は「強気の買い」。金曜は3指数共に軟調。今まで下落の続いていたヘラクレス指数は仕方ないとして、好調だったジャスダック・マザーズ市場も大型株市場に引きずられる形となってしまいました。この辺りは上記したように内需系・円高耐性の強い銘柄群を多く揃えている新興市場の方が相対的に買われてくる形になる、というのは以前から口酸っぱく述べているところです。

ソフトクリエイト(3371)は大幅続落。金曜に配当15円とクオカードの権利落ちを迎え、権利を取った投資家が満足感と共に実際にはそれ以上に損失を受けるという矛盾を抱えたまま売却した結果の動きとなりました。逆日歩が4円付いた前日の大量の空売りに関しては「空売りと現物買いのセットによる優待タダ取り」の動きが裏目に出ているところです。この辺りは半年に一度起こっている大変にバカバカしいイベントです。

テクニカル的には大きな窓を開けての急落のため、間もなく底を確認した後は再度窓埋めの上昇トレンドに転じてくれそうです。一方で今月いっぱいで自社株買いも終了となってしまうため、買いの手口は薄くなってしまう部分も否定できません。それでも長期トレンドは上向きですから、未達の1000円達成に向けてジワジワ動いていくものと思われます。

ソネットエンタテインメント(3789)は続伸。ようやく短期的には底を打ったような形に。テクニカル的にはMACDパラボリックが好転してトレンド転換を示唆。子会社DeNA(2432)がグリー(3632)にゲームの著作権侵害により提訴される等の悪材料が続いて軟調推移が続いていますが、一方で親会社ソニー(6758)の方は新型PS3を値下げした結果販売好調な事もあって、PS3とのシナジー効果を期待する同社にとっては若干追い風な環境も出来上がっています。不況に強いのはやはりゲーム業界か。同社の内需性・円高耐性にも期待。

ソフトバンク(9984)は続落。全体相場の売りムードに引っ張られた動き。テクニカル的には75日線が下支えしてくれた格好になっているものの、一目均衡表の雲に突入してしまって反発力には乏しい状況。目先は2000円を挟んだ動きに終始しそうなものの、こちらも内需・円高というテーマで相対的に買われる動きが出てくるものと思われます。

メディカルシステムネットワーク(4350)も続落。こちらは9月本決算銘柄で配当も15円出たところから、権利落ちの動きとしては致し方ないところ。ただそれによってテクニカル的には煮詰まり感から下放れの形となってしまっており、非常に見た目が悪くなってしまいました。ほとんどの指標が売りを示しています。内需系・医薬系・割安感等を背景に買われる要素は多分にあるのですが、株式の需給バランス的が崩れてしまっている以上、短期的に見ている方は一旦売却が賢明だと思います。

・・・と他にも書きたい個別コメントがたくさんあるのですが、文字数の関係で本日はここまで。残りは次回に回します。

以下ポートフォリオの値動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→879円 目標6000円

ソネットエンタテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→178700円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→1955円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 585円→668円 目標1000円(200分割考慮)

ダイハツ(7262) 2008年3月25日より 1141円→915円 目標1500円

みずほFG(8411) 2008年4月15日より 433円→176円 目標700円 (1000株単元変更考慮)

SEH&I(9478) 2008年5月28日より 13000円→12900円 目標2万円

東芝(6502) 8月18日より 455円→482円 目標700円

三井海洋開発(6269) 9月10日より 1933円→1928円 目標2500円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。