KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

本当は怖いサザエさん

この前の日曜のサザエさんは富山スペシャルでした。皆さんご覧になられましたか?富山・高岡・南砺辺りの観光スポットを紹介していましたが、アニメの世界ですからワープ機能を備えておりまして、現実的にはあんなに短時間でアチコチ行けないはずです。そんな事をされた日には十津川警部も商売あがったりです(;^_^A

丁度今の時期おわら風の盆の時期という事で、富山の宣伝の回だったようです。実はサザエさんのオープニングに富山が使われるように、3年程前に県の宣伝費として予算を840万使ったんですね。高視聴率番組で観光を誘致しようと。

今回は特に地元紙では報道されていないので実際のところはよくわからないですけれど、実は国民的アニメのサザエさんもやや政治色が濃いのです( ̄Д ̄;;

まあ今回の回は比較的好意的に受け止められているようで、ネットで見ても「富山に行きたくなった」という声が多いです。効果ありですね。まあ県外の方は一度来てやってください。

特に最近は富山市の発達が著しいのですよ。市長のリーダーシップの下、ライトレールを中心としたスモールタウン構想が図られていて、世帯自動車保有率全国2位というアンチエコな県からの脱却を目指しています。ライトレールは国内初の路面電車の環状線となっていて、利用者もどんどん増えている珍しい成功例なのでした。

これから高齢化社会に向けて、交通インフラの整備が重要です。特に今はこんな取り組みもしています。
http://x2tokyo.jp/connect/1/

と言うのは、そのライトレールの各駅に無人のレンタルサイクルシステムを確立しようとしているのです。ICカードでタッチして自転車を借り、ライトレールを降りた後の足を確保します。そしてその自転車は別の自転車置き場に返しても良いんですね。

日本でも初の試みで、パリで現在導入されているシステムなんだとか。富山とパリ。うーん、なんだこの違和感アリアリの組合せは(;^_^Aしかし、地元がこういうような取り組みをしているのは、すごく嬉しいというか、応援したくなります。疲弊していく地方経済から脱却できるよう、是非とも成功してもらいたいものです。

さて、是非成功して欲しい日経平均は本日反発。前日のNYダウは朝方こそ消費者信頼感指数の上昇が好感され買われたものの、FOMCの議事録が公表されると急落。ただその後は再度買い戻されて1万ドル回復と、やや上下の振幅が激しい値動きでした。

それを受けた日経平均は寄りこそ買いで始まったものの、間もなく下落に転じて年初来安値更新。昨日も世界の中でも圧倒的に一人負けの3%超の下落でしたが、むしろ海外は上がっているのに、一体何なんでしょうか?その後プラスに転じてきましたが、昨日の下落の割にはリバウンドが弱い状況です。

前場中頃には中国のPMIが4ヶ月ぶりに改善した事を受けて買い安心感が拡がる展開。後場には小沢氏による為替介入発言なども好感される形で円高が止まり、それに合わせて株価も反応した格好に。一応100円高となって、8900円台を回復して引けました。

投資判断は「強気の買い」。それでも年初来安値を更新しようが、プラスに転じてこようが、商いの薄い状況は変わらないようです。魅力の無い東京市場。それが如実に表れている格好です。

政治なんて元々常時混乱しっ放しの国ですし、いくら歴史的な円高水準といえども、一人負けを肯定するような企業内容でも無いと思いますが。しかし現実的には悲観が市場を取り巻いて、日本株から撤退していくファンドが多数あるのも事実です。

このまま座して日本株の死を待つしか無いのでしょうか?私はお金の臭いがある以上、必ず外国人は戻ってくると思っています。こんなに個人資産があり、金融知識の薄い国にはまだまだ旨味がたくさん残っており、その巻き戻しが今後とんでもない上昇相場を産むと考えています。今投資をしている我々が笑う日は必ず来るでしょう。

それは企業についても言えます。このところ毎日言っていますが、有効に余剰資金を使う企業は、先々報われて来ることになると思います。消極的な資金活用ながらも、寝かせて微々たる金利しか呼んでこないよりは100倍マシな自社株買いを実施した企業は、8月で実に96社に上ったと日経にて報じられていました。それでも実質的に配当や優待の支払いを減ずることができ、十分な利回りの投資と言えます。逆に自社株買いをしない企業は、自社の今の株価が買われ過ぎと考えているということで、それだけでも売りなのかも知れません。

新興市場は「強気の買い」。本日は高安マチマチ。相変わらずJASDAQの値上がり率上位を見ると低位株が並んでいます。一方マザーズではミクシィ(2121)、サイバーエージェント(4751)といった大型株が力強く上昇。この差が同じ新興市場でも温度差を感じます。特にこの2銘柄はチャート的にも75日線を上抜いて「これから」というチャート付き。これらが好需給からどんどん上値を取りに行く動きになると、新興市場は相当盛り上がると見ています。

ポートフォリオ銘柄】
ダイハツ(7262)は反発で年初来高値更新。昨日「まだまだダイハツ劇場の幕引きとはいかなそうな感じ」としましたが、正に強いの一言ですね。昨年来高値1123円も一気に抜いてきました。

となると次なる目標を定めないといけないのですが、昨年安値・高値の高低差は1123円−685円=438円でした。今年の安値は5月に付けた784円ですから、今年の振幅も同じ程度と考えると1222円まで上昇余地があるという事になります。これは何の根拠もなく大雑把な計算でしたが、いずれにしてもまだ過熱感という印象を受けないので、私はひとまず1200円までは5日線などを支持線として上昇してくれると見ています。

それにしても私はこの銘柄をポートフォリオに入れてからずーっと「円高は関係ない、アメリカの景気減速は直接影響無い、同じ自動車会社として捉えてはいけない」と書いてきたのに、今更それらが認知されてきています。結局今の株価上昇を説明するための後付の理由として使われているに過ぎません。足元の上昇は内情は圧倒的な売り長による踏み上げ相場が要因です。

今までもずーっと「円高は関係ない・・・」状態だったのですから、それが急に囃されるのはおかしいでしょう。まあお陰で上記の企業特性が宣伝されていて、次は実態を反映した株価の水準訂正に動きそうですけど。

トヨタ(7203)は続落で年初来安値更新。子会社ダイハツとは対照的な値動きで円高が嫌気される自動車株の典型的な動きをしています。1990年代と比較して、トヨタは圧倒的に国外での販売が増えた影響もあり、為替に対する感応度が高くなってしまいました。時価総額は07年に最高に達してから、足元まではリーマンショックとリコール、為替の円高などの悪材料が重なって下げ基調となり、約1/3の水準にまで下落してしまいました。同社が上がらない事には日本株も上がってきません。

吉野家HD(9861)は小動き。75日線を割り込むとすかさず買いが入ってくる感じにはなっているものの、トレンドはやや弱いと見ざるを得ません。一目均衡表の雲の中にもすっかり入り込んでしまいました。もし次回75日線を割ってくるようであれば損切りとします。

【注目銘柄】
東洋エンジニアリング(6330)は堅調。プラント関連銘柄である千代田化工(6366)や日揮(1963)と共に三菱UFJによる投資判断引き上げを受けて上昇となりました。

丁度この前の日曜、NHKで龍馬伝を見た後に灼熱アジアという番組を見ました。そこで千代田化工のカタールでのLNGプラント施設建設をやっていたのですが、当時は日本が一手に引き受けていた諸々の施設建設も、国際競争の波が押し寄せて、売り手市場から買い手市場になっているのだとか。それ自体は正しいことなのでしょうけれど、日本にとっては残念な話でもあります。

それはさておいて、北アフリカから中東にかけて広がる砂漠「サンベルト」に降り注ぐ太陽エネルギーにより発電を行うとすると、約6時間で世界全部の1年分の電気を賄うことができるという試算もあるそうです。かつては石化資源が枯渇したら何も残らないと考えられていた中東が、一転自らの利益の源泉を捨てて新しいエネルギー開発に着手する、その彼ら自身の行動力が示すエネルギーこそが、この先数十年の富を約束する事になるのかも知れません。

向こうは政治や宗教の仕組みも日本と違うため一概には比較できませんけれど、日本も国を挙げて大プロジェクトを実施するような、強い意志をもった産業改革を進めないと、この先数十年も無いかも知れないですね。一方で逆に考えれば、まだ日本もこういったウルトラC的な逆転の余地が残されているのかも知れません。

そう考えると「少子高齢化でお先真っ暗」とばかり言われている日本にも少しは希望が持てるのかも知れません。龍馬伝の時代の日本もギリギリのところからの改革でした。本当にピンチになった時には、自然と改革のエネルギーが湧いてくるものではないでしょうか。

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