KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

今こそ立ち上がる時

今週のお題東北地方太平洋沖地震
★☆★☆【テクニカルで1銘柄】【銘柄診断】各サービス受付中!

テクニカル的な分析を元に「損をせず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガ【テクニカルで1銘柄】お申込受付中!
(注:ブログ本文にある【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)

5営業日以内で大幅高連発中!
以下直近一ヶ月で挙げた銘柄の一例です
(※それぞれの株価は提示値、提示投資期間終値等による実際の売買値です。)
★3/9  ジーンズメイト(7448)    303円→350円   上昇率15.5%
★3/3  日本ミクロコーティング(6624)172円→200円   上昇率16.3%
★2/28  アルファ(3434)       1030円→1105円  上昇率7.3%
★2/22  アイレックス(6944)     88円→109円    上昇率28.4%
★2/15  日本ケミコン(6997)     525円→564円   上昇率7.4%

▼下記URLからご確認後、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/man-dollar/performance.html

その他成果は随時ブログ上で報告致します。

1ヶ月当たり3,150円〜。
既存会員様の評判も上々で、更新される方のほとんどは初回よりも契約期間を長くして再更新していただいております。
あなたもお仲間に加わりませんか?
混乱続く株式投資に一筋の方向性を示します。

※なお多数のお申込をいただいているのは大変有り難いのですが、メールアドレス間違い、ご登録された携帯アドレスでPCメールが受信できない設定等の原因により、こちらからのご案内がお送りできないケース等が生じております。

基本お申込後24時間以内にはご連絡を差し上げますので、心当たりのある方は再度PCメールをご確認の上ご登録いただきますよう、宜しくお願い致します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

地震から一週間が経過し、事態が改善に向かっているのか、それとも一層深刻になっているのかはにわかに判別つきませんが、差し当たって人心は少しずつ落ち着きを取り戻しつつあるようです。言い方が悪いのかも知れませんが「慣れ」や「忘却」というのは人間の持つ精神上の自己防衛本能であって、決して悪い事でも無いでしょう。

ただこれが人々の心に植え付けた「衝撃の大きさ」は、前回も書きましたけれど、必ず人々の生活や行動に影響して、今後の行動原理や基本方針において、大なり小なり何らかの変化が出てくるものと思います。

時代の変化を読んでビジネスを仕掛ける、というのはいつの世でも大切な事です。それこそ龍馬伝で描かれていた岩崎弥太郎の立身出世は、その最たるものとなっています。

なので非常に言い方が陳腐で、また不謹慎かも知れませんが、今回の国難は大きなチャンスだとも思うのです。今までも幾多の国難が来る度に日本人は乗り越えて、逆に大きく発展してきました。その変化に乗れず没落する者がいる一方で、成功を掴む者が現れ、新陳代謝を繰り返してきました。今回の出来事がそれぞれの人にとって大きなターニングポイントになるのは間違いなさそうです。

破壊は次の創造に結びつきますし、強制的な既得権益の崩壊は新興勢力の台頭を呼びます。現状に不満を持っていた人、世の中の停滞感・閉塞感を感じていた人は、これに乗じるチャンスかも知れません。特に今回の件で東北地方では大学生の内定取り消しなどの動きも出ているようですが、こういう時こそ何かにチャレンジしてみようと思う若者に、実は無限のチャンスを提供しているとも思います。

当然それにはものすごく大きなエネルギーが必要ですが、震災なんかに負けるか!というような気持ちで、がむしゃらに頑張れば、道は開けるのではないかと思います。スタート地点がかなり厳しいところから始まる事になりますから、そう簡単に潰れない筋肉質な経営ができるとも思います。私自身も今の苦しい状況をバネに頑張っていきたいと思っています。

さて、筋肉質な日経平均は金曜大幅反発。前日のNYは中東情勢の緊迫化や日本の原発問題の行方が不透明な中で、下げ過ぎとの見方から大幅反発。

それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。特に9時の市場開始と同時に野田財務大臣が各国との為替協調介入を発表。断続的に介入が実施され、為替が一気に3円近く円安になると、一気に上げ幅を広げる展開に。その後、3連休を控えて後場は上値の抑えられる展開となったものの、自衛隊による2度目の地上からの放水も伝わると、最後は少し買い戻しの動きも出ました。

投資判断は「強気の買い」。とりあえず震災後の試練の一週間は通過しました。残念ながら被害は回復しきれず、週間では日経平均も1000円の下落。来週はボラティリティも少し落ち着き、また連休で原発の落ち着きが確認されれば、更に急速に値を戻す展開を期待できそうですが、一方で上値ではやれやれ売りも待ちかまえているであろう事から、あまり楽観はできません。

チャート的には完全に崩れてしまっていて見かけは悪いですが、今回の場合は「異常事態」ですからチャートはちょっと無視するのが正解だと思います。今週の怒濤の急落は、大幅な株主の入替を強制しました。事実出来高は今週で230億株をマークし、週間ベースでは史上最大となっています。明らかにセリングクライマックスが確認できている以上、何らかの事件が発生しない限り、大きな下落は有り得ないと断定できそうな感じです。

金曜のNYはリビアが即時停戦を受け入れると伝わった事や、日本の原発問題のひとまずの落ち着き、またストレステスト第二弾の結果を受けてJPモルガンなどの大手金融機関が増配を正式発表した事で金融株が上昇した事などを背景に上昇。ただ積極的にリスクを取りに行く動きも弱い印象。とりあえずせめてもの救いは外部環境が落ち着いてきているという事があるでしょう。

ところで普段為替介入の反対の私ですが、今回の為替介入は妥当でしょう。しかも海外のコンセンサスも得られています。特に今回の円高は時間帯を見ても明らかに「仕掛けられた」円高ですから、それに対して各国首脳の確固たる意志を実力行使する必要があります。

今回はこれで良いとして、個人的に少し気になっているのは為替の今後です。差し当たってはGW辺りまでの緩やかな円安→夏場にかけて少し円高→また円安・・・という流れになっていくと思うのですが、秋以降に急激な円安がマーケットの波乱要因になってくる可能性があります。それは日米の景況感の異なりによる日米金利差の拡大によるものかも知れません。

この辺りはまだまだ先の話であるため忘れていただいて結構ですが、今年の年後半辺りにそのような波瀾があるのかも知れません。今回のボラの高まりの「反射」が年内に起こりそうな気がします。

新興市場は「強気の買い」。本日は2指数共に上昇。シンボルストックであるサイバーエージェント(4751)は震災前の株価まで戻してきており、新興市場らしさが出てきている格好です。本日のところは為替の円安もあってネット関連株の一部は値動きの弱いものも目立ち、また来週は権利取りの動きが主流になる事を考えると、ちょっと妙味は東証1部の銘柄で利回りの高い銘柄の方にありそうな感じがします。


本日もどちらかというと全面高で、個別銘柄毎の値動きに固有要因は見出し辛いのですが、それでも少しずつ売り買い分かれる局面になってきました。来週の週明けもまだ固有要因ではないβの部分が大きいでしょうけれど、各銘柄毎には色々と起こっていますから、それぞれ書いていこうと思います。

ポートフォリオ銘柄】
ソフトクリエイト(3371)は続伸。権利付き最終日まであと一週間に迫ったところで、配当・優待利回りの高い同社には怒濤の買いが入り込んできている格好。結果的に売出による需給悪化を強制的に解消したような形になりました。個人的には外国人中心の買いと睨んでいますが、権利落ちで急落となったとしても、来月末には東証1部上場TOPIX算入需要が期待され、下支えが期待できます。

そもそもネット関連銘柄ということで、今回の震災から直接的に受けるダメージの少ない銘柄でもあります。他の銘柄は減配リスクがあるかも知れませんけれど、同社に関しては考え辛いです。また、今回の節電による外出手控えによって、今後一層EC(電子商取引)というものに脚光が集まってくるものと考えられます。四季報でも翌期引き続きの増益見込み。成長の手は緩みません。

ソネットエンタテインメント(3789)は反落。傘下にはエムスリー(2413)やDeNA(2432)という、こちらもネット主体銘柄が揃っており、特にエムスリーは震災の下落相場でそれ程大きな痛手を受けていない希有な銘柄です。こちらも無論来期は増益基調。割安感が強いです。

みずほFG(8411)は反発。先日から続くみずほ銀行のシステムトラブルによって、上値の重い展開が続いています。一部では義援金の振り込みがシステムトラブルの引き金にもなったという事ですが、金曜は給与の振込が

ただ同社も配当利回りの高い銘柄で、特に3末一括の配当ですから、それ狙いの買いも来週膨らみそうです。また前述のようにアメリカの金融機関にストレステスト第二弾の結果が出て、増配が可能と判断されたことでアメリカの金融株はひとまず買われる動きに。月曜も引き続き上昇の動きとなれば、日本の金融機関にもプラスに働きそうです。

トヨタ(7203)は反落。前述の協調介入で為替が円安に向いたものの、買われるような値動きには繋がらず。また11の工場で操業再開の報道も特段材料視されず。来期は増益基調にはなっているものの、被災による影響度合いや外需の動向が不透明である事から、もう少し落ち着きを見たいところではあります。

売りポートフォリオとしていた大東建託(1878)は、不幸中の幸いという表現は適切で無いかも知れませんけれど、今回の混乱の中で14日に目標株価5800円に昨日到達してきたので、利食い買い戻しとなりました。建築関連に当てはまって上昇するかなーとも思いましたけれど、全体相場と同じような流れをしてきましたね。売りポジションによるリスクヘッジの役割を結果として担ってくれました。

ロート製薬(4527)は続伸。大阪本社で工場に被災もなく、薬品株のディフェンシブさ、そして増配のニュースにもかかわらず、未だ震災前の株価は回復できていません。こういうところに現在の株価の不条理性が残っています。

アコム(8572)は反発。ただ値動きは弱く、反発力に力強さがありません。震災後その他金融株の下落率が高く、リスク回避の動きが大きく出ており、リバウンドもイマイチ。未だ震災前の水準の2割以下の株価となっています。個人的には今回の震災被害も直接的には受けないため、もっと戻っても良いと思っているのですが。

一方同じく銀行系ノンバンクでもプロミス(8574)の方は、震災前に本社ビル売却で特別利益を計上という報道もあって、同社よりはまだマシな値動きに。よりによってポートフォリオに入れた直後に震災があったので、ダメージもでかいです。

あさひ(3333)は小動き。こちらは昨日の寄り付きから買いポートフォリオに加わりました。復興後のテーマとしては自転車需要が増えそうな事から選定しましたけれど、今のところ目立った動きは出てないですね。ただチャートも崩れていませんし、本領発揮はここからだと思います。

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。