KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

雇用統計を受けて先物が暴落!

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足下の反発局面は投資のチャンス!
天与の買い場を逃さないようにしましょう。


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日経平均は金曜続落。前日のNYはスペインの財政不安高まりから軟調。それを受けた日経平均も朝方から軟化。下値では新年度入りによる機関投資家などの資金流入があったものの、雇用統計を控えた様子見ムードから値動きも重く。

金曜のNYがお休みということもあって商いも膨らまず、一日の値動きは80円程度。売買高は16億株台と低調でした。

投資判断は「売り」。金曜の夜に発表された雇用統計の数字が予想を大きく下回る伸びで、発表を受けて為替は一気に円高に、そして日経平均先物は一気に急落となりました。

個人的には雇用統計を受けて下げるだろうという見通しもあって前回「売り」としましたが、正直ビックリする程悪かったですね。4日に発表されたADP雇用統計の数字の6割ほどに止まりました。確かに以前からADP雇用統計の数字とアメリカ労働省の公式数字とは開きがありましたが、ここまで差が開くとはネガティブサプライズでした。

結果、私の想定以上に急ピッチの調整が続いています。やはり「2日新甫は荒れる」。丁度一週間前のブログで「荒れるべくして荒れる要素がある(イベントの)並び」とした通り、イベントの影響力が大きい形になってしまっています。

日経平均先物の数字は9560円と、現値から100円超下の水準に。月曜の日経平均もまずはその辺りでのスタートになるものと想定されます。

やはりまだこの辺りで手を出すのも時期尚早で、前回示したように「3/7の安値9500円が一つの目処」と思います。ただ思ったよりピッチが早く、大体私が想定する目処は勢い余って突破されることが多いので、実際には来週9400円前半くらいまでの下値はあると思っておきましょう。

チャート形状的には、もし大陰線をあと一回作れば、短期筋のふるい落としも終わって底打ちが見られると思います。しかしそれはあくまでチャート的な話であって、今株価に最も影響を与えるのは海外の動向です。現況は昨年秋口頃の「日本の内情はともかくとして、海外の事情に振り回される」という状況に逆戻りしています。

足下では海外の株価指数の頭打ち感が気になります。ここまで世界の株価を牽引してきたアメリカのチャートは、上昇ムードに一服感が出ています。リーマンショック前の水準にまで値を戻してきており、ひとまずの達成感が出ている点は否めません。

中でも一番大きく影響を与えるのが為替動向。円高が進むことで株も売られる流れとなっており、日本側の国内要因として期待されるのは来週頭の日銀金融政策決定会合の結論です。

個人的には株価でいくら催促しても日銀は動かないのではないかと思います。むしろ、日銀の政策によって株価の変動が大きくなることを日銀は望まないでしょう。ですから、過剰な期待を寄せると不発に終わる可能性が高いと思います。

であれば、来週も軟調に推移する可能性が強まってきます。それに対抗し得るのは、まず火曜のアルコアを皮切りに始まるアメリカ企業の決算本格スタート。アメリカ企業の決算数字が予想を上回り、指標に切り返しの動きが見られれば、国内外の嫌な流れを断ち切ることができるでしょう。

また逆に、一様に悪ければ悪いでQE3に対する期待感がまた性懲りもなく出てきて、株価を下支えする要因になると思います。ですから、引き続き「来週はまだ調整の流れが続きそうだが、長期的な上昇トレンドに変化は無い」との見通しは続けておきます。売りの投資判断は、その辺りの流れを確認しながら来週後半にも解除できるかと考えています。


新興市場は「強気の買い」。金曜は両指数共に堅調。4日にマザーズにIPOとなったエイチーム(3662)が初日からものすごい人気が続き、上場3日間で公開価格の4倍近い値に上昇しています。

それにも触発される形で、新興市場の値動きの軽い銘柄が人気化。東証1部が弱い中で引き続き「個人投資家が買っているので、円高耐性もある新興市場優位」と言ってきた通りの流れにはなっています。

アメリカではfacebookの上場先がNASDAQに決まり、Appleが引き続き高値を更新していることで、NASDAQは何とか堅調を維持しています。その流れが日本のネット関連株を刺激している、という面も確かに存在すると思います。やはりマザーズの出遅れ感に特に注目でしょう。


ポートフォリオ銘柄】
ソネットエンタテインメント(3789)は反発。マザーズ指数と連動性の強い同社は、地合の流れに抗って堅調推移となっています。IIJ(3774)など同業他社も堅調で、ある種のディフェンシブ性が意識される流れに。

チャート的には200日線が315000円辺りに位置しているので、そこから2月の戻り高値325000円程度までのラインが上値の重い部分。そこを何とか今の流れで突破できれば、長期上昇トレンドの継続が確認できると思います。


さて、今回は一銘柄買いポートフォリオに入れておきたい銘柄があります。それはNEC(6701)です。

まず始めに断っておきますが、多分月曜に買うのがベストタイミングでは無いと思います。ぶっちゃけポートフォリオ銘柄があまりにも数少なくなってきたので、そのご都合的なニュアンスが高い組み入れだと思ってください。以前それで成功したソニー(6758)やシャープ(6753)同様に「長めの投資期間で考えれば、どこかで上がるだろう」程度のものです。

ご存じの国内パソコン首位の会社でしたが、今ではパソコン事業も実質的に中国レノボに売却し、中身が随分と変わってしまっています。かつては携帯電話でも国内No.1でしたが、今ではその面影も無く、法人や自治体向けのサービスが中心となってきています。

業績はそれらのリストラを受けて、前期は最終利益段階で大幅な赤字見込み。今期はV字回復を狙いますが、世界的な景気減速感から企業の設備投資が大きく回復しないと見られていることで、同社の株価の戻りも鈍いものに止まっています。

かつて日本の優良企業と称された電機機器メーカーは軒並み弱い動きが続いていますが、足下では日立(6501)が頭一つ抜け出して、震災前の水準を回復しました。

他の電機機器メーカーはまだリストラなどの進捗に手間取っているため、株価の回復にはもう少し時間がかかりそうですが、同社は先日アメリカコンバージズ社の通信事業者向け事業支援システム事業を買収。新しい方向性での攻めの姿勢を示し、未だ方向性が見えてこないパナソニック(6752)やソニーなどの他社とは一線を画します。

テクニカル的には震災以後は大体150円を底値に180円までの範囲でボックス圏相場となっており、現状はその中間地点。下値からは1割程度の回復しか見せておらず、指数などと比べると出遅れ感が強いです。

週足では一目均衡表の厚い雲の中に入ってきました。13週線と26週線のゴールデンクロスも来週にも示現しそうな場面。

ただ一方で上値は昨年3月下旬、7月、そして今年の3月の戻り高値をそれぞれ結んだ抵抗線に抑えられる形で、週足のストキャスも暗転。遅行線も実線を下回り、ボリンジャーバンドも+2σに達していることから、一度小天井を打った場面となっています。為替の円高も重石に。

それでも下値は少しずつ切り上がってきていること、需給面では信用倍率が少しずつ改善してきており、差し引き2000万株の買い残は09年11月以来の低水準であること、PBRは0.6倍と東証の電気機器平均の1.0倍との比較では割安なことなど、いつ反発してもおかしくないレベルにはなってきています。

ですから「最大で150円程度までの下値余地は覚悟しながらも、持っていればいつか上がる」という程度のやや消極的な姿勢ながら、悪くないと思いました。丁度足下で地合が急速に悪くなっていることからも、陰の極期待もあります。

と言うわけで、なるべく引っ張って月曜の引け値で買いポートフォリオ入れとします。目標株価は震災前の水準である220円とします。


【注目銘柄】
夢真HD(2362)は続伸。こちらは先日来当欄で取り上げている銘柄ですが、地合に関係なく連日高値を更新しています。前回「チャートを見る限り300円を超えたら400円まで節が無い」としましたが、金曜に一時300円を上抜いてきました。

こうなってくると、来週の出だしにまず注目です。地合が今の地合のまま悪い状態が続けば、恐らく引き続き高値更新銘柄として短期資金を集める動きが続きそうです。一方で信用買いがドンドン積み上がっていますから、地合が変わった時の下落幅はその分大きくなりそう。売り転換した場合にサッと身を引く構えを取りつつ、割り切りで考えるべき銘柄です。


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大変有り難いことに、日々たくさんのお問い合わせをいただいております。この場を借りてお礼申し上げます。

他社さんの方が成績が良くてどうも地味ですが、当方は着実に利益を重ねていくことで無理なく、焦らない投資法を伝えるのが強みです。まだまだ長期上昇相場は続くものと思われますし、乗り遅れたということはありませんから、これを機に一度お試しいただければと思います。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。