KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

2月の成績発表

今週のお題「卒業」
★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です!

「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中!
(注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)


▼下記URLから有料メルマガの成績などご確認後、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

1ヶ月当たり3,150円〜。

足下の反発局面は投資のチャンス!
天与の買い場を逃さないようにしましょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今日は2月の成績発表です。2月はバレンタインの金融緩和から為替が反転すると同時に一気に盛り上がり、急騰した月でした。そんな中、私のポートフォリオはどうだったでしょうか。早速検証してみましょう。


買い銘柄

ソネットエンタテインメント(3789)
300500円→312500円(20営業日保有 上昇率4.0%)
全体地合に乗る形で底堅い動きが続きましたが、内需のネット関連株が相対的に弱く、親会社のソニー(6758)やDeNA(2432)などが堅調に推移した割には伸び悩みました。

同社と連動性の高いマザーズ指数が伸び悩んだのも背景にあると思いますが、今月は出遅れ感から買いが入る展開になると予想。着実に利益を伸ばしている内需優良銘柄です。


みずほFG(8411)
118円→136円(20営業日保有 上昇率15.3%)
今月は大きく上昇し、金融相場を象徴する動きとなりました。目先は価格帯出来高の薄いゾーンを一気に突破してきたので、ちょっと休憩の日柄調整を要する場面。ただ需給は大きく改善しているので、長期上昇トレンド転換は明確。今月も中旬以降再度上昇し、日本株を引っ張っていってくれると思います。


ロート製薬(4527)
948円→976円(17営業日保有 上昇率3.0%)
地合が良くなってきたので、ディフェンシブ銘柄は効率が悪いと思い外すことに。ただせめて1000円まで引っ張るべきでした。引き続き良い銘柄だとは思います。


GCAサヴィアンG(2174)
86400円→103500円(20営業日保有 上昇率19.8%)
今期見通しが予想以上に悪かったものの、底を打つと大幅高に。相変わらずよくわからない動きをしています。ただどうも大量保有報告書を見ると、外国人役員らによる持ち株4000株の処分があったようで、それに絡んだ株価持ち上げだったのかなという気もします。恐らく為替がドル高になって、有価証券評価額が下がる前に処分したかったのでしょう。

それは別として、確かに東証1部指定替えとなると「流通株式数が35%以上」必要ですが、現在経営陣持ち株57.4%と自社株18.4%の計75.8%が非流通ですから、あと10%以上は工面しないといけません。

やはり指定替えがあったらあったで、売出は避けて通れないのでしょうね。売出価格を高くしたいという思惑もあって、株高になっているのではないかと思います。一番良いのは指定替え「あるぞあるぞ」と臭わせておいて、当分しないパターンですね。


ソニー(6758)
1435円→1681円(11営業日保有 上昇率17.1%)
ユーロ安の流れが鮮明化したことで、恩恵銘柄として大きく買われました。ただ地合が調整すると見たので目標株価前に利確にしたのですが、結果的には1800円まで引っ張れました。まあ大きく利が乗ったので良いとしましょう。


SBIHD(8473)
6080円→7350円(13営業日保有 上昇率20.9%)
証券株としての切り口でも、総合金融株という切り口でも、この地合好転は同社にとって追い風に。出遅れ感も強かったことからスルスルと買われました。ただこちらも地合の調整を睨んで、目標とした8000円前に手放してしまうことに。結果、2日後にはあっという間に8000円まで行ったので、かなり勿体ないことをしました。残念。


オリエンタルランド(4661)
8140円→8390円(20営業日保有 上昇率3.1%)
地合が良くなったことで、逆に先行して上げていた内需好業績銘柄である同社などは相対的に売られてしまいました。ただ今月は優待狙いの買いが期待できる月なので、ラストスパートの動きに期待。足下は内需株回帰の動きも出ていますし、スカイツリー完成によってディズニーランドとセットの国内外ツアーも増えるでしょうね。権利落ち前には売却予定。


住友金属鉱山(5713)
2/4より 1129円→1200円(10営業日保有 上昇率6.3%)
金融緩和による金価格上昇を見込んでエントリー。ただ低めに設定した目標株価にあっさり到達して、短期卒業となりました。先日FRB議長発言でQE3は無さそうと見ると金価格は急落してきているので、結果的には良いところで売れたと思います。


帝人(3401)
2/9より 256円→270円(16営業日保有 上昇率5.5%)
出遅れ感からエントリー。ただちょっと2月は外需への資金シフトが起きたので、水準訂正の動きにはならず。まあチャートも戻りを示していますから、これからだと思います。


安川電機(6506)
2/16より 739円→783円(3営業日保有 上昇率6.0%)
外需銘柄をポートフォリオに入れたいとエントリー。ただいきなり大きく上がったので、こちらも目標株価800円前に売却。これも800円まで引っ張っても良かったのですが、投資効率という意味合いでは良いところで利食いできました。


シャープ(6753)
2/25より 575円→569円(5営業日保有 下落率1.0%)
ソニー売却後に総合電機出遅れ銘柄としてエントリー。為替が円安トレンドに入ったことで狙い目としましたが、足を25日線に絡み取られている格好。いずれにしても出遅れ感が特に強いですから、上抜けは時間の問題と思われます。


以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
0.55(%/営業日)という結果が出ました。

計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。

ただ今回は安川電機が3営業日で急騰しており、このままでは上方バイアスが強くかかってしまうので、MAXの20営業日保有したと仮定して保守的に見積もりました。一方でシャープの5営業日での下落は修正しておりません。修正無しの場合は0.70(%/営業日)でした。


ちなみにその間
日経平均 2/3終値 8831円→9777円(20営業日 上昇率10.7%) 0.51(%/営業日) 

TOPIX 2/3終値 760→837(20営業日 上昇率10.1%) 0.48(%/営業日)

今月はベンチマークに勝利!特に上述のように保守的に見積もった上での勝利ですから、完勝と言えましょう。下落した銘柄も途中から入れたシャープだけでした。

そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数375.2ポイント
となりました。修正が無ければ386.2ポイントで過去最高更新となっていました。今月もこの調子で一気に400ポイント越えを目指したいところです。


さて3月の相場見通しですが、目先は「売り」の姿勢を示しています。ただし売りと言っても、あくまでメジャーSQから3月15日(震災直後の安値から一年)にかけて再度「買い」に戻すつもりであり、日経平均の調整幅もせいぜい9300円程度までと深押しするとまでは考えていません。

一方、市場の方はなかなか調整するムードを見せません。逆に今は市場の皆が「調整」を望んでいる珍しい状態と言えるかも知れません。例えば三市場の信用倍率は1.65倍で、これは10年末以来の低水準となっています。

当時を振り返ると、やはり株価が高値もみ合いを続け、やがて売り方が堪えきれずに投げる形でその後一ヶ月半上昇し続けました。その後あの震災で大きく売られましたが、それがなければ上昇トレンドを継続していたかも知れません。

また別の切り口で見ると日経平均の週足が8陽連となっており、これは05年8月〜9月の小泉郵政解散以来の出来事です。その際は9週目に高値を一瞬抜けた後に大きめの陰線を付け、高値から約5%程2週間程度で調整した後に、上昇を更に加速。以後半年で35%も上昇する大相場となりました。

つまり、ここでの調整は必要なのです。買いたい人にきちんと買わせて、成功体験を次々と他の投資家に広めなければならない。私が上述のように「SQ過ぎ辺りまで9300円辺りの調整」と言っているのは、むしろ願望に近いものかも知れません。

金曜のNYは特段材料が無い中で、週末要因から様子見の動きが拡がり軟調。一方為替は円安に向かっていることから、日経先物は9800円を突破しており、とりあえず月曜はまた朝高が確定的です。

その後は週末のメジャーSQを睨んで、また先物大口投資家の殴り合いが始まるでしょう。週末に9500円を目指すような形で、総合的には軟調に推移していくものと見ています。

思えば丁度去年の3月メジャーSQが震災発生当日。あれから1年、株式市場は残念ながらまだ震災発生前の水準を回復できていません。是非とも早期に10300円を回復し、株式市場から日本の復興をアピールすべきでしょう。


また本日は一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。それはコンドーテック(7438)です。

この銘柄は先日まで有料メルマガで追い掛け、結果10%以上上昇する場面がありました。ただ目標株価到達前に投資期間が終了となってしまったので、今度はポートフォリオ銘柄として追い掛けたいと思います。

建設現場の足場など資材を手がける同社ですが、足下は復興特需が旺盛で、今期はもとより来期も増収増益が続き、V字回復の見通しが強くなっています。株価は昨年12月に株式分割が発表されると急騰し、その後も高値圏での推移に。

決算後も500円を上値としたところで煮詰まり感がありましたが、2月8日に株式新聞に取り上げられて突破すると、その後は500円を下支えとして上昇トレンドに入り込んでいます。

第三四半期は大きく業績を伸ばし、通期見通しに対する営業利益進捗率は既に91%。通期上方修正はほぼ確実なものと予想され、単なる特需「期待」だけではなく、実際の業績面でも数字があがっています。

テクニカル的には500円突破の流れが大きいと思います。まず500円の意味は単純に心理的な節目であると同時に05年、07年のもみ合い水準でもあります。

結果、500円は昨年6,7月の高値水準であり、今年に入ってからも越えられなかった高値の抵抗帯となっていました。日足で見ても、週足で昨年から眺めてみても、共に下値切り上げの支持線と、500円を上値にする抵抗線で形成される三角持ち合いを上放れる形になっており、短期長期二重の意味で新局面へ移ったことがわかります。

MACDパラボリックは好転継続。一目均衡表も三役好転の形。ボリンジャーバンドは+2σに沿った上昇となっています。

需給面でも12/9の大陽線で大きく好転した形。また上述のような三角持ち合い上放れは、煮詰まったエネルギーを解放する形になっていて良好です。

目標株価は最終的には05年の上場来高値水準800円で。月曜の寄り付きより買いポートフォリオ入れとします。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。