KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

3月の成績発表

今週のお題この春始めたいこと
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以下最近一ヶ月程度で挙げた銘柄の一例です
(※それぞれの株価は提示値、提示投資期間終値等による実際の売買値です。)
★3/15  ブイ・テクノロジー(7717)  550000円→700000円 上昇率27.3%
★3/9  ジーンズメイト(7448)    303円→350円    上昇率15.5%
★3/3  日本ミクロコーティング(6624)172円→200円    上昇率16.3%
★2/28  アルファ(3434)       1030円→1105円   上昇率7.3%
★2/22  アイレックス(6944)     88円→109円     上昇率28.4%

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今日は3月の成績発表です。3月は思いがけない大災害により、株式市場も大混乱でした。足下の市場は何とか立ち直りつつありますが、我々の生活の復興にはまだまだ時間がかかりそうです。そんな中で私のポートフォリオ銘柄はどうなったのでしょうか。早速検証してみましょう。

買い銘柄
ソフトクリエイト(3371)
 
2005年12月2日後場より 3470円→1227円(先月)→1181円(19営業日保有 下落率3.7%)
事業的には震災の影響も少なく、急落後は期末優待・配当権利取りの動きが相場を下支え。加えて今回は権利落ち後も過剰な下落を見せず安定感のある足取り。上値では公募組の売り圧力が控える一方で、今月は月末にTOPIX算入による買い需要が見込まれるため、強弱感の対立する動きか。ただ震災後の巣ごもり消費拡大が予想されるため、プラスに見ていける数少ない業種。


ソネットエンタテインメント(3789)
2006年1月20日より 390000円→295900円(先月)→290800円(19営業日保有 下落率1.7%)
こちらも事業的には震災の影響が小さく、株価は震災前の値を取り戻してきました。テクニカル的には一目均衡表の雲に沿った形での上昇を見せて、遅行線も実線に沿った上昇。あと一息で上放れも。さて毎回恒例の同社持ち株で評価した1株辺りの価値は53.2万円。水準的にもまだまだ割安です。


みずほFG(8411)
2008年4月15日より (1000分割考慮)433円→169円(先月)→137円(19営業日保有 下落率18.9%)
震災前から少し調子を落としていましたが、基本的には順調な足取りでした。ところが震災後は大規模なシステム障害の発生や東電(9501)に対する支援拡大によるメガバンクの負担増加なども嫌気され値を戻せず。配当落ちが6円ということでそれだけでも4%以上の下落要因でしたが、それを差し引いたとしても回復力は弱い状況。アメリカの金融機関は好調を維持しているものの、邦銀に対する波及力は弱く。今は反発のための底固めが必要な時期。


トヨタ(7203)
2010年3月4日より 3390円→3785円(先月)→3350円(18営業日保有 下落率11.5%)
震災後の計画停電により工場再開が難しい自動車各社。足下では操業停止のマイナス寄与度も固まりつつあるものの、見通しに明るさは感じられないところ。為替が円安になっている事は追い風ですが、先行きに対する悲観から買値とほぼ同水準のラインで損切りとなりました。一応配当は2年分ありますから何とかプラスですけれど、本当はキャピタルゲインも大きく稼げるはずだったのですが残念。


日本オラクル(4716)
1月18日より 3925円→3850円(先月)→3450円(19営業日保有 下落率10.4%)
震災の影響は直接受け辛い業種ながらも、先日出した決算発表の席では震災により顧客企業のIT投資が細る見込みという発表もあって軟調に。アメリカの親会社は逆に好調な決算で堅調推移したのとは対照的な動き。ただ親会社が買収したサンマイクロ社の製品販売もこれからであり、業績回復はここから。株価も3500円で値を固めつつあり、反転の足がかりは形成中。


ロート製薬(4527)
2月19日より 986円→965円(先月)→878円(19営業日保有 下落率9.0%)
こちらも業種的には震災の影響が少なく、また工場等の地盤も西日本なので事業的な損害も無いのですが、何故か株価の戻りが弱く。震災後の増配発表も反応薄。全くもって不可解です。花粉症関連銘柄として、時期的なテーマ性もあるため、強気は継続。


アコム(8572)
3月10日より 1200円→1100円(15営業日保有 下落率8.3%)
よりによって震災直前にポートフォリオに入れてしまいました。その後の回復力の弱さには不可解でしたけれど、一応金曜はそれなりの水準まで戻してきました。震災後の消費不振や計画停電によるパチンコ需要の低迷などが消費者金融業界にとってはマイナスには違いありませんが、それにしても2月からの下落は過剰でしょう。証券会社のレポートに振り回されるクセがありますけれど、明らかな売られ過ぎ銘柄だと思います。


あさひ(3333)
3月16日より 1272円→1450円(11営業日保有 上昇率14.0%)
震災後のプラス業種に焦点を当ててエントリー。実に良いタイミングでエントリーできたと思います。買い銘柄では唯一の上昇銘柄となりました。計画停電による通勤需要のみならず、原油高も追い風に自転車人口は増加傾向にあると考えられます。かつての中国と日本が逆転する日が来るかも知れません(本気には考えていないですが)。


売り銘柄
大東建託(1878)

2月9日より 6270円→6840円(先月)→5800円(7営業日保有 下落率17.9%)
震災による下落でたまたま目標達成に。一つの建築関連銘柄としては上昇もあり得るかと思ったのですが、素直に下落してくれました。事前に十分株価が高かった事も押し下げ要因となった様子。今月の一番の稼ぎ頭となりました。


コロワイド(7616)
3月23日より 462円→433円(7営業日保有 下落率6.7%)
優待落ちによる下落もさることながら、震災後の花見等の宴会自粛ムード、また計画停電による電車本数削減により、居酒屋利用機会激減を見込んで売りポートフォリオ入れ。現在はまだ優待後の下落を見込んだ空売りの買い戻しが逆に相場を支えている格好で、あまり目立った下げは見られませんけれど、来週発表の3月月次売上から下落が本格化してくることでしょう。


以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると

結果-0.18(%/営業日)という結果が出ました。

計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計10で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。

ただし今回は大東建託コロワイド、あさひが短期間で利益が出て、値に上方バイアスがかかってきたので、それぞれ19営業日保有と見なして利益分を保守的に見積もりました。一方でアコムなど短期間で損失となった銘柄はそのまま評価したので、今回はかなり厳しく見てこの数字になったという事は記しておきます。ちなみにもし調整をしなかったら0.08%のプラスでした。

ちなみにその間
日経平均 3/4終値 10693円→9708円(19営業日 下落率9.2%) -0.50(%/営業日) 

TOPIX 3/4終値 955→862(19営業日 下落率9.7%) -0.54(%/営業日)

今月はベンチマークには圧勝。やはり空売りを入れておいたところが勝因となりました。また買い銘柄も、ほとんど震災の影響を直接受けるようなものが無かった事は偶然ですけれど幸いしました。

そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数350.0ポイント
となりました。前述のように本当はプラスでしたが、厳しめに見積もりましたから減少しました。今までも今回のようにプラスは厳しく、マイナスはそのままの計算で扱っていますから、実質的にはこの指数ももっと高いはずではあります。

さて、4月以降の見通しに関してですが、残念ながらやはり暗い見通しを出さざるを得ません。市場で懸念されている通り計画停電が経済に与える影響は大きく、これの解消の見込みが無い中では積極的に上値を追えるような展開にはならないでしょう。

歴史的に大暴落となった後は案外値を上げるものだ、という説もあり、確かにそれはその通りだと思いますけれど、大体今までの下落(ブラックマンデーやリーマンショック)を参考にしても、その後1年間で1.3倍程度のリバウンドがせいぜいです。

私は震災前は今年の最高値は日経平均15000円とまで目論んでいたのですが、大きく下方修正を余儀なくされて11000円程度とせざるを得なくなりました。良くて11500円、つまり昨年高値と同水準程度までと見るべきと思っています。3.11を境に見通しは一変。卯跳ねる年というのは幻に終わりそうです。

何より痛かったのが原発です。言い方は悪いですけれど、単に震災のみの被害であれば日本の経済は何とか立ち直りも早かったはずです。ところが原発停止、放射能漏れという事態は大きな足かせを日本の先行きに加えました。この辺り日々のブログでも口酸っぱく言っていますが、ここであらためてまとめます。

我が国の経済はご存じの通り外需で成り立っています。人口構造を始めとする我が国が抱える様々な問題によって、いかに外貨を獲得するかが我が国の命綱です。そのために一生懸命日本品質というブランドを作り上げて、安心・安全をキーワードに信頼を獲得してきました。

それが今回の放射能漏れで一気に崩されてしまったのです。これは食料輸出の問題のみならず、工業製品の輸出にも様々な影を落とします。計画停電による生産力の減少以上に「海外で売れなくなった日本製」というものの打撃が大きいと見ます。

かといって海外相場の好調に支えられる形で、簡単に下落するわけでも無いとも見ています。上値を大きく取りに行く未来は奪われてしまったものの、株価が下がっていくという認識ではないという点は付け加えておく必要がありそうです。本日出た政治的大連立の可能性も、もし実現するのであれば、少なくとも外国人投資家には喜ばれる事態になりそうですし、極端な悲観はすべきではないとも思っています。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。