KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

相場見通しと注目銘柄

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足下の株価急落は投資のチャンス!
間もなく天与の買い場がやってきます。
今の内から情報を集めて、反転のタイミングに乗り遅れないようにしましょう。

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日経平均は反発。前日のNYは朝方こそマイナス圏に沈む場面があったものの、欧州首脳のギリシャ離脱否定による安心感から大幅高。ダウは400ドル幅の乱高下となりました。

それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。しかし為替がまた76円台に戻っていることや、外資の売りが止まずに上値も重い状況。終日8600円台をキープしましたが、海外での需要指標発表を控えて積極的に上値を追うような感じもなく、売買高は16億株・売買代金は1兆円ちょっと、値幅は上下60円と相変わらずの閑散相場でした。

ちなみに本日はリーマン破綻から丸三年、震災後につけた安値から丁度半年が経過した節目の日でもありました。

投資判断は「中立」。欧州の方は半歩ほど危機回避にむけて進展があった感じでホッと一息というところです。アメリカは何とかダウで11000ドル、S&Pで1150ポイントを下値に踏みとどまっていますから、極度な悲観論は後退したと見たいところです。

特にギリシャに関しては債権価格を見れば実質的にデフォルトを市場は受け止めていると思われ、落としどころさえ誤らなければ出尽くしの上昇に繋がる可能性すら出てきました。結局は欧州の金融機関に対する支援策さえしっかりすれば、多少の償還金の欠損は受け入れられる素地が出来上がっていると思います。

問題は目の前のデフォルト云々ではなく、今後の欧米の成長戦略、特に欧州は金融システムをどう再編するかにかかってきているのではないかと思います。具体的にはギリシャ以外は救いますよ、という期待を持たせられる何かで、既に議題にあがっている欧州共同債もその一つでしょう。

逆にいえば、その辺りがしっかりしない限り、危機回避で株価が上がったとしても、一時的なものに止まる可能性があります。もっとも欧州共同債はその場しのぎでしかなく、また数年後に火種になりそうな気もしますが。

新興市場は「強気の買い」。本日は2指数共に堅調。ただやはり東証1部銘柄に比べると勢いがありません。特にJASDAQの値上がり率上位はまた低位株の大乱舞となっています。マザーズですらジーエヌアイG(2160)などの低位株が入り込んできています。

本日は東証1部で特に外需の下げ過ぎ銘柄に対するリバウンドが強く入ったこともあり、新興市場は一段と蚊帳の外な感じでした。そして残念ながらこの傾向はもうしばらく続きそうです。


ポートフォリオ銘柄】
ロート製薬(4527)は大幅反発で年初来高値更新。この銘柄にしては珍しく5%以上の上げ幅となり、大証での値上がり率2位に。ようやく同社の業績にきちんと陽が当たってきた格好です。このまま目標株価1100円まで一気に行ってもらいたいところ。

売り銘柄のエヌ・ピー・シー(6255)は昨日暴落で、無事目標株価に達してきました。しかも800円割れ後は堤防が決壊したかのような急落となり、一気に730円割れまで。なかなか800円を割らなかったので心配しましたが杞憂でした。わずか4営業日で14.3%、最大下落率は22%の大成功銘柄に。

そのエヌ・ピー・シーの後を継ぐ形で昨日より売りポートフォリオ入れとなったウエストHD(1407)も大暴落。いきなり10%を超える下げとなり、本日も朝方こそリバウンドスタートになったものの、後場にはマイナス圏に転じ一時昨日の安値も割り込む水準に。太陽光関連銘柄はバブルが終わり、引き続き弱さが目立ちます。

そんな感じに需給の悪さが際だってきたので、目標株価を730円にまで引き下げます。ただし同社はJ-Stock Indexへの新規採用が決まっているため、10/3に買い需要が発生しますので注意は必要。それまでに達成できるとは思っていますが。


【注目銘柄】
本日は既に有料メルマガにて配信済みのものから、一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。それはプロミス(8574)です。

三井住友FG(8316)系消費者金融大手ですが、消費者金融株は度々このブログでも取り上げて買いポートフォリオ入れしています。同社やアコム(8572)、ジャックス(8584)などで既にそれぞれ目標株価を達成しました。

過払い返還請求も一巡し、今期は他の消費者金融同様黒字転換見込みです。業績懸念は大きく後退している一方で増資懸念は残るものの、親会社への割り当てならば、希薄化懸念よりも結びつきの強化から安心感の方が大きく株価に反映してきそうです。

今回は特に同業他社のアコムとの乖離に注目。同じ銀行系のアコムは足下株価の上昇傾向が顕著ですが、同社との違いは信用倍率などで見る需給が同社よりも良いこと、また今回の四季報で会社見込みを上回る業績予想が出たことです。

両社のチャートを重ね合わせてみると、8/9の急落以後の値動きから乖離が大きくなってきています。8/9からの値動きを指数化すると既に約40%の乖離があり、歴史的に連動性の高い両社の乖離がこのまま開き続けるとは考え辛く、今後機関投資家などの大口投資家の間でアコム売り、プロミス買いのペアトレードが次第に出てくるでしょう。

テクニカル的には8月下旬以降、500円でのボトムが確認されたような格好になっており、25日線の突破を目論む状況。外部環境次第ではあるものの、5日線に下支えられる格好での上昇が続きそうな雰囲気があります。MACDパラボリック、ストキャスなどは上昇トレンド入りを示唆。

一方週足ではMACDパラボリックなどの下落トレンド継続が見られますが、ストキャスの好転やボリンジャーバンド-2σの到達感、また一目均衡表の雲が薄い中で上放れの可能性などを勘案すると、やはり500円での底が固まってきたことから上伸に期待。

また昨年の9月下旬もアコム、プロミス共に株価が急騰する場面がありましたが、一説によると逼迫するレンディングマーケットで9月末権利落ちまでの返済に絡んで、買い戻しが入るからとのこと。今年もその動きに期待が持たれます。

需給面では信用倍率は5倍近くあり、特に8月以降の悪化が顕著な一方で、13日に大きめの陽線を出し、価格帯出来高の需給バランスは短期的に改善されている様子。PERは四季報ベースで3.9倍とアコムの5倍、PBRは0.4倍とアコムの1.0倍と比較してそれぞれ割安感が強くなっています。

ただし600円での上値の重さは見ておく必要がありそうです。8月中旬の戻り高値であり、75日線が重なってくるラインでもあり、ボリンジャーバンド+2σや雲下限など、抵抗線の目白押しだからです。しかしそれでも上述のペアトレードや相対的な割安感などのバリュエーションを背景に、やがて突破されれば上値余地は一気に拡がり、7月の高値水準辺りまでの回復は十分可能でしょう。

目標株価は700円に。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。